待つことの反復。夢二は彦乃を、巴代は脇屋を、脇屋は夢二を。美しい女性たちと雅で贅沢な世界観のなかで美とエロティシズムに接触したとき、恐ろしく、激しい、グロテスクなものが浮かび上がる。牛の血・骨、死骸…
>>続きを読む「これを入れろ 戦争だ」
3部作ぜんぶみたけど、これがいちばんふつうの「映画」だったかもしれない、ちゃんと物語が(いちおう)あって、それに沿って進んでいく感じ。べつにそれはそれですきだしおもしろか…
〽︎待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬそうな
ラストまで観て、本作は竹久夢二の詩「宵待草」や代表作「立田姫」、そして数多くの美人画から着想を得たフィクションなのだろうと感じ…
沢田研二と出てくる女優さん達がみんな色気があって、大正時代のモダンな感じとマッチしてる。
アートのような空間と大胆な編集で、不思議な感覚はあるが、鈴木清順監督の映画の中では、ストーリーが分かりやすい…
沢田研二はかっこいい。
いわゆる「浪漫三部作」としては、前2作にくらべとっ散らかった印象……だったのだが、それは初見時に中盤かなり微睡んでしまったからで(どういうわけか「浪漫三部作」はどれも観てて気…