乱歩地獄の作品情報・感想・評価

「乱歩地獄」に投稿された感想・評価

K

Kの感想・評価

2.1
監督が違うからか、
オムニバスの4作品 温度が違いすぎて
なかなかにハード。

ストーリーよりも 『江戸川乱歩ワールド』を表現していてなかなか…

知らない作品があったが、ぶっ飛びすぎで 意味が分からなかった(><)
すっごく、気持ち悪いくらいに、なんだか見とれる映画。

物事を考えて、考えて、考え尽くそうとすると、妄想になる。
全身、乱歩まみれになる…すなわち、地獄。

いやぁ。全力でおススメできない作品でした。
江戸川乱歩先生の中短編から珠玉の四本を映像化しているので、連続ドラマのように鑑賞できるのですが、どれもこれもが、エロでグロで気分が悪くなること間違いなし。

しかも、全て尖った映像ばかりですからね。
理屈と倫理観がグチャグチャにされることは必至。
一本鑑賞するごとにインターバルを置いて正解でした。

『火星の運河』 ★★★
竹内スグル監督作品。尺が短いので『乱歩地獄』の序章としてはベスト。不安を煽るような前衛的な映像は、この先に拡がる阿鼻叫喚の光景を予告しているようで…鬱になります。

『鏡地獄』 ★★★★
実相寺昭雄監督作品。相変わらず才気迸る御方ですね。物語としては“ひねりが無い”ミステリなのですが、それでも惹き込まれるのは監督のセンスならでは。不安と狂気を心の奥から引き出され、それを眼前に繰り広げられると…ただただ吐き気を催すだけです。

それでも、浅野忠信さん演じる“髪が長い明智小五郎”が、ちょっと笑えるのが救いでしょうか。それと市川実日子さんがチョイ役で出演していますが、見事な色気でした。サバサバした役が印象深い女優さんですが…いやぁ、そんな顔もするのですねえ。

『芋虫』 ★★
佐藤寿保監督作品。正直なところ、実相寺監督の作品の後に観ると、見比べてしまってツラいものがありますね。しかも、原作から大幅なアレンジが施されていますが…《明智小五郎》と《怪人二十面相》を出す意味が分かりません…。ある意味、本作の中では箸休め的な存在。

『蟲』 ★★★★★
カネコアツシ監督作品。問題作であり衝撃作。コミカルな部分(ブリーフ姿の浅野忠信さん)もありますが…ゴメンナサイ。この作品を笑い飛ばすのは無理です。監督さんの本業は漫画家…ということで、本作以降、映画に携わっていないのは残念な限り。

また、タイトルにもあるように本作は“蟲”の物語。ぞわぞわした映像が嫌いな人は絶対に観ない方が良いです。免疫があっても(僕も少ない方ですが)気分が悪くなるのは確実。

まあ、そんなわけで。
先にも書きましたが全力でおススメしません。また、どの作品も原作を大幅に改変しているので「あの怪作が映像化!」という気分にもなりません。しかし、心に大きな爪痕が残したいならば、本作は見事なまでにトラウマとなってくれるでしょう。うげぇ。
4つの物語をそれぞれ別の監督が撮っている。『火星の運河』竹内スグル、『鏡地獄』実相寺昭雄、『芋虫』佐藤寿保、『蟲』カネコアツシ。
全ての話に浅野忠信が出演。監督によってガラリと色が変わって面白い。大森南朋どこに出てたんだろうと思ったらアレか。
そこまでエログロは感じなかったけど、汚いエロさはよく出てた。
私は『蟲』が一番好き。
ぺん山

ぺん山の感想・評価

2.0
最後の話「蟲」がいちばんよかったです。
全体的に、思っていたよりグロテスクな描写が多く、SEもリアルでした。
見るのは1回でいいです。
家の近くのTSUTAYAに実相寺の作品全然ない…もっとおいて…
原作は完全無視。
四人の監督が別々の短編を撮るとの事なので、原作を忠実に再現する事よりも、乱歩の世界観を各々どう理解し、表現するかという点が主題なのだろう。

とは言え、例えば火星の運河なんてあれ原作読んだんだろうか?

本作の火星の運河に、原作が意味する所の火星の運河は出て来ない。

我輩は猫であるを映画化して、猫が登場しない事があり得るだろうか?
カフカの変身を実写化して、主人公が変身しない事があり得るだろうか?

ラストで猫が死ぬオチをハッピーエンドに変えるだとか、毒虫はグロ過ぎるのでなんか別の生き物に変えるとか、そんなレベルではない(それも暴挙だが)。
火星の運河に火星の運河が出なかったらそれはもう何なのかと。
タイトルなしかと。

鏡地獄、芋虫には、何故か明智や二十面相が登場するが、芋虫も鏡も出て来ます。
蟲なんかは、個人的には一番のお気に入りでした。

なんか、変に期待し過ぎた。
江戸川乱歩の短編の映画化で、ラインナップが火星の運河、鏡地獄、芋虫、蟲と聞いた時は心踊った訳です。

特に、火星の運河と鏡地獄。
小説に出て来たあんなシーンやこんなシーン、一体どう映像化するのかと心待ちにしていた訳ですよ。

全部映像化しろとも、忠実に再現しろとも言わないが、全くの無視はないだろう。
私のワクワク返せ!

過度に期待し過ぎるのも考えものですね。
tyapioka

tyapiokaの感想・評価

3.7
記録整理。中々に怪しく不気味でグロテスク。現代的な乱歩解釈といった雰囲気。どうしてこういう映画は白ブリーフ推しなのだろうか。
きよP

きよPの感想・評価

4.0
こういう空気は大好き。好みは分かれるのかも。
4つの作品はどれも怪しくて不気味だ。原作は読んでいるが、同じストーリーを期待して見るものではないように思った。だが原作を知っていた方が解釈しやすいかもしれない。
「鏡地獄」の雰囲気は大好きだ。鏡だらけの演出がとても美しかった。「蟲」は思っていたよりもソフトなエンディングだった。狂えば狂うほどコミカルになっていく様が見どころだと思う。色の使い方がとても綺麗だった。
ユ

ユの感想・評価

3.0
気持ち悪い、不気味、異常、狂気。忘れられない場面が何個もある、キャストは豪華、エログロの祭典、もう一回みたい。
>|