面白い。歴史トンデモフィクションでありながら、所々史実を利用しきっちり上手くまとめる。こういうの大好き。ベネチア脚本賞。
チリのパブロ・ラライン監督による、チリのあの独裁者ピノチェトが実は吸血鬼だ…
チリ産ヴァンパイア映画
1990年に終わりを迎えた軍事独裁政権だが、その後も保守派勢力による社会経済への影響力は絶えず、莫大なピノチェトの不正蓄財も闇に消えたまま。
今なお続くピノチェト政権の暗い…
人間世界に根付いた吸血鬼。
チリの映画だけど、政治的でどうやら歴史の勉強が必要なようだ。
白黒映画であるが、美しい。
皮肉が効いててシニカルで、感情の起伏がない。
悠々と空を飛び歩く会計士の…
撮り方はまあまあかっこいい。ルベツキ、イニャリトゥ、キュアロン、ベラターとかが好きそうな広角。ナレーションとシンメトリーがウエスアンダーソン感も出してる。宗教、金、専制君主、、、テーマは政治的なんだ…
>>続きを読む収賄を適切な報酬と正当化する独裁政権、財産だけで繋がれた家族、母性や女性に無意識で依存している男性が支配する社会、神を建前に欲を増幅する教会など、様々なものをバッサバッサと皮肉るシニカルな御伽話だっ…
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