幾年月藩政の裏に隠されし闇の深きに我知らずの巻
シリーズ七作目
子供の喧嘩を仲裁したことから8年前の事件に繋がっていくお話
いつものように探偵三屋清左衛門発動
安心安定の展開で背景を丁寧に描くのは…
三屋清左衛門残日録シリーズ第7作。
人情時代劇。いろいろあれど、最後は悪者の悪事はバレ、真っ当な人は幸せになる。気持ち良いくらいの勧善懲悪(笑)。しかし、北大路欣也も伊東四朗も80代なのに元気だなぁ…
子どもの喧嘩の仲裁から繋がる複雑な策謀の因果。そこから生じる家庭内不和、今の視点で見ればヤングケアラー問題。時代劇から現代へ通ずる問題を描くことが出来る。結局人間の性根ってのは昔も今も変わらぬものか…
>>続きを読む知らぬ間に権力闘争に巻き込まれ、護衛に失敗、降格され、妻とも別れた可哀そうな男がいた。
清左衛門が真相を探り始めたところ、犠牲者が出て不穏な空気に包まれる。
そんなに権力は大切なのか、手段が目的にな…
第7弾
護衛を失敗し、
嫁に裏切られて、
病を患う母親と、
道場仲間とうまくできない倅を持つ男
歯車が狂ったかのように、
何もかもうまく行かない、
そんな男の過去を探り、
過去の有耶無耶を…
相変わらずの安心感。ただ、たしかあの悪役さんは前回で蟄居閉門になったと記憶しているので、いきなり元気に悪役やっててあれれ?となる。多分時系列が戻ってるんでしょうけど、もう少しその辺わかりやすくして欲…
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