実家の子供部屋を片付けている女性。思い浮かぶのは両親の抱きしめる手、愛情たっぷりの記憶。しかし彼女に触れる手はそれだけではなく、蘇る最悪の事件……
色鉛筆や黒炭の淡いタッチの絵柄でほんわかノスタル…
このレビューはネタバレを含みます
第14回MyFrenchFilmFestival(MyFFF)にて。
記憶はやさしくない。
忘れてしまった情緒や価値の再確認として思い出すことはよいけれど、反面、トラウマを呼び起こすこと…
この場所を出てから数年
何も変わらない部屋や物
懐かしい記憶の奥に蘇るあの出来事
蓋をして蓋をして蓋をして
閉じ込めて封印して
あの日からぐちゃぐちゃになってしまった時間はもう元には戻らないけど
笑…
幼少期の思い出整理をするうちに過去に封印していた記憶の扉が開く女性のお話。アニメでマイルドな仕上がりにされてるも内容は辛辣。この手の作品をよく目にするけど それだけ闇に同じような事件があるのかと思…
MyFFF2024 短編①
近親相姦をテーマに描かれたお話。
子ども部屋を片付けている中で過去の記憶が呼び起こされる…というもの。
柔らかいタッチでほんわかしているのかと思いきや、内容はずっしり…
ただのノスタルジックなやつかと思ったら、結構グサグサ刺された。上書きしたり蓋をしたりしても消えない過去や傷がうまく表現されていた。ここまでアニメーションのスタイルが意味をもつ映画初めて観たかも。
前…
一部、鉛筆のようなもので書いて消して
また上書きされてという演出
鉛筆で書いた線って、消してもちょっと
消えなくて、上からまた色をのせると
下の線が浮き出るから、
表面には出てこなくなっても心の傷は…