吉井良介(菅田将暉)は、町工場に勤めながら“ラーテル”というハンドルネームを使い転売で日銭を稼いでいた。医療機器、バッグにフィギュア……売れるものなら何でもいい。安く仕入れて、高く売る、ただそれだけのこと。転売の仕事を教わった高専の先輩・村岡(窪田正孝)からの“デカい”儲け話にも耳を傾けず、真面目にコツコツと悪事を働いていく。吉井にとって、増えていく預金残高だけが信じられる存在だった。そんな折、…
吉井良介(菅田将暉)は、町工場に勤めながら“ラーテル”というハンドルネームを使い転売で日銭を稼いでいた。医療機器、バッグにフィギュア……売れるものなら何でもいい。安く仕入れて、高く売る、ただそれだけのこと。転売の仕事を教わった高専の先輩・村岡(窪田正孝)からの“デカい”儲け話にも耳を傾けず、真面目にコツコツと悪事を働いていく。吉井にとって、増えていく預金残高だけが信じられる存在だった。そんな折、勤務先の社長・滝本(荒川良々)から管理職への昇進を打診された吉井は、「3 年も働いたんだ。もう十分だろう」と固辞し、と、その足で辞職。郊外の湖畔に事務所兼自宅を借り、恋人・秋子(古川琴音)との新しい生活をスタートする。地元の若者・佐野(奥平大兼)を雇い、転売業が軌道に乗ってきた矢先、吉井の周りで不審な出来事が重なり始める。徘徊する怪しげな車、割られた窓ガラス、付きまとう影、インターネット上の悪意——。負のスパイラルによって増長された憎悪はやがて実体を獲得し、狂気を宿した不特定多数の集団へと変貌。その標的となった吉井の「日常」は急速に破壊されていく……。
前半、空虚な主人公の嫌な私生活。中盤、そんな主人公が不特定多数に嫌われてるという現代日本社会のネットの闇を描く……と見せかけて後半、意外な援軍が現れラストバトルで全てを無に帰す。そして地獄へ…
やっ…
【黒沢清作品は苦手かも】
実際見ている作品は少ないんですが、「クリーピー 偽りの隣人」が無理だったんですよね。
過去レビュー見ると自分も含め最後まで見た人は偉い!って書いてた。監督はその最悪映画の…
人間の内側(不満や怒り)を反転させたキャラクター設定が興味深い。
吉井と佐野が一心同体に見えたり、ちぐはぐな恋人関係が描かれるが、全て吉井という一人の人間に回帰する。だから、吉井に向けられる他者の眼…
▶︎2025年:228本目
▶︎視聴:1回目
資本主義における利己心の追求の成れの果て...同情もくそも無ぇ...けど、誰が誰を助けてとか身分とか立場とかってその時の感情のコントロール次第で、あん…
銃撃戦においてけぼり感を持ちながらも、奥平くんの何者?って怪しさと古川さんのやっぱそーよね、ってのうまくてたまらん。
キャストが豪華で、ちゃんとゾクっとする場面がたくさん。
ここまでならんだろ。は置…
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