歌舞伎という魔性。美しい化物に魅了され、後に国宝となる男の人生を描いた作品。舞台上の光が強ければ強いほど、より影は濃く彼を蝕む。伝統芸能における血筋、世襲という文化。才能や努力だけでは決して埋まるこ…
>>続きを読む血筋の呪いと芸事の呪いの話。
自覚するしないに関わらず、人は何かしらの呪いを背負って生きているものだと思うので、これは"彼ら"の話であると同時にわたしたちの話であると思った。
また、愛というもの…
歌舞伎役者の一生を題材にした壮大なドラマに対し、演出や見せ方が追いついて無いと思った。歌舞伎映画としてはかなり気合が入った大作なんだろうけど、映画としては魅力的なシーンがほぼ無かった。ストーリー展開…
>>続きを読む途中の恋愛模様が意味わからず、何で?と思うことが多かった。
ただ、4.2の評価をつけているのは、私が理解できていないだけで細かい役者の表情などで色んなシーンの意味を表現していると思うから。
何度…
歌舞伎を今まで見たことがなかったが、見たことあるかの様な不思議な感覚になった。長い時間 映画製作の為に稽古を積み、磨きを上げた傑作なだけに 吉沢亮の例の事件は稽古の疲弊からだと言っても疑う者は居ない…
>>続きを読む©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会