シネマ歌舞伎 女殺油地獄の作品情報・感想・評価

「シネマ歌舞伎 女殺油地獄」に投稿された感想・評価

舞台も大阪まで観に行ったけれど、映画ならではのアングルで観ることができて気がつかなかった心情や表情に気付かされた。美しく、しかし凄惨な展開に悲しみが深く重く心にのしかかる。
2020jp

2020jpの感想・評価

3.0
文楽作品をどのような演出で歌舞伎化、映画化するのだろうと楽しみな作品でした。
歌舞伎なので役者押しですが比較的文楽に忠実な演出。そして映画でもあるのでカメラワークが派手。
舞台をほぼ定点カメラ撮影してるものと勝手に思っていたので衝撃でした。
伝統芸能を気軽に映画で見ることができる貴重な企画作品でした。
内臓を絞られるような気持ちで観ていた
猿之助がとても良かった
marika

marikaの感想・評価

3.6
子を想う親と、ありがたくお金を貰っても借金はきえぬ不肖の息子。暗い舞台での殺しの場面。やるせないなあ。
なつめ

なつめの感想・評価

3.9
ふつうにしゃべっていたかと思うと見得を切ったりするの、伝統と2019年がまぜこぜなのが驚きだった。後半重要なシーケンスをまるごと寝落ちるという不覚を取り、え、なんでそれくらいで殺すまでいっちゃうの?ときょとんとしてしまった自分が残念。もっとあらすじを頭に入れてから観にいくべきだったな。

歌舞伎は筋書きより推しの役者さんで観るものなのかなーという感じ。幸四郎の顔の造りが苦手なので今回は入り込みづらかったけど、慣れればもっと楽しめそう。
mako

makoの感想・評価

3.5
与兵衛の目が狂気に変わる瞬間にゾッとした。シネマ歌舞伎の醍醐味ですな〜
本当、救われない人だなあと。
どん底の気持ちで終わる後味悪い作品なんだけど、なんせ色男だからなぜか不気味に美しい。
joker

jokerの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「素晴らしい」の一言。

近年様々なスタイルが試されているなか、やはりオーソドックスな歌舞伎にはパワーがある。

序盤は変哲もない町の雰囲気から、
後半一転して一気にサスペンスフルに。

ラストの殺害のシーンは、
言葉がないのに集中力が途切れない。

欲を言えば、
カーテンコールまで観たかった。
Lovina

Lovinaの感想・評価

4.7
松本幸四郎✖️市川猿之助と言うこれ以上無い程豪華なタッグは、歌舞伎入門にも良かろう、と鑑賞。
想像を超える狂気に満ち満ち、凄まじい映像が畳み掛ける様に続く。

上映終了後は、狂気と言う点に於いて最も記憶に新しい『JOKER』と比較する自分が居た。
しかし息を呑むと言う点に於いて、本作はアカデミー賞最有力候補と呼び声の高いそれをいとも容易く超えてしまう。
特に幸四郎さんの「眼の色が変わる」シーンは呼吸すら忘れ、吸い込まれてしまう様な感覚を覚えた。

『JOKER』の狂気を、暴発する銃に例えるとする。
すると反して『女殺油地獄』は、我が国が誇る怪談と同様、骨の髄から迫り上がる様な恐ろしさを孕んでいるのだ。

油がどくどくと流れ出し桶がひっくり返される中で、滑り、転びながら刀を振り回すシーンの格好良さは圧巻であった。
欲を言えば、与兵衛がお吉の腰を抱く(お吉が海老反りになる)シーンは、もう少し引きで拝見したかったが…。
そして、筋に於ける三味線・鳴り物の貢献も強く実感。
特にお吉を殺めた直後、与兵衛の気が動転する余り刀を鞘に収める事が出来ないシーンは
手の震えに合わせて甲高く鳴る三味線、
鞘に嵌った瞬間、効果音の役割すら担う三味線が
鑑賞者の鼓動を早め手に汗を握らせる。
幸四郎さんのお芝居は古典と現代の均衡が素晴らしく、解説が無くとも心境が非常に汲み取り易い。
お顔立ちを一見すると女形は彼の様にも見受けられるが、着物を艶っぽく着付けられた猿之助さんの立ち働きも、実に楚々としていた。
正しく頭の天辺から指の先まで、女より女なのだった。
油まみれ殺人現場。

シネマでなくてもあの油の照りが分かるのかな?(本物の油ではないと思う。あんなにどろどろでは片付けが大変!)
スクリーンでは松本幸四郎さんの心の動きが目の動きで表現されているのがよくわかる。不審な挙動。と犯行後の動揺。
観客席からは見えない角度からの映像を見ることができるのがシネマ歌舞伎の良いところ。
わし

わしの感想・評価

3.0
幸四郎〜〜〜〜〜〜〜!!!可愛い〜〜〜!!!!!!
与兵衛、ドドドドクズなのに仕草や表情がつい抱きしめてしまいたくなる可愛らしさ(こんな言い方は失礼かもしれないけど)がある...わんこ男子.....
そして顔が良い...男前さと色気と可愛らしさが同居している、最高
鬼気迫るラストシーンはこっちまで身体に力が入ってしまうほど臨場感があった...
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