シネマ歌舞伎 女殺油地獄の作品情報・感想・評価

上映館(58館)

「シネマ歌舞伎 女殺油地獄」に投稿された感想・評価

幸四郎、猿之助は素晴らしい。それだけに映画の余計な編集が煩い。特にクライマックスの、殺しの場面、スローモーションは
全く不要、音も強調しすぎ。感動を強要されているようで興醒めしてしまった。
sobayu

sobayuの感想・評価

3.0
歌舞伎はじめて見た。あらすじを知っていれば言葉の全部を聞き取れなくても分かるものですね。劇団新感線の引用元を知る的な面白さもあった。素人から見ますと27歳の人妻役が完全におじさんであることに最初は戸惑ったけど、最終的にはおっとり美しく優しいお吉さんにちゃんと見えるようになるからすごい。

松本幸四郎さんの舞台挨拶付きで見たんだけど、ナマでも映像の中でも、ま~端正なお顔ですこと。まつ毛長い。どこまでもダメな男を当代きっての千両役者が演じるのが面白いんだろうな。お話は今で言うところのエログロで、昔からこういうの好きだねみんな。面白かったです!
110

110の感想・評価

4.0
ダメ息子を家から追い出すと安易に人殺しを実行してしまう「無敵の人」になる。恐ろしいことだが、これは現在にも通じている。シネマ歌舞伎だからこその、幸四郎の目と猿之助の息遣い。
nilce

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4.1
幸四郎の表情が凄まじかった。アカデミー賞主演男優賞の価値あり。
歌舞伎界を引っ張る2人の共演。お互いを良く知っているので息もぴったり。猿之助さんの若奥さんぷりと幸四郎さんの若ボンぷりがはまります。あの殺しのシーンを客席からでは絶対見られないアングルで撮るなど工夫を凝らしています。音がとてもリアル。舞台を観た人もちょっと歌舞伎を観てみたい人もぜひ。
世話物
表情がよくわかるカメラワークがシネマ歌舞伎の良いところ。

音のでる方向が劇場に合わせてくれてるので、思わず後ろを振り向いてしまいそうになった。
クズ男の話。ストーリーはなんとなく知っていたので、早く殺しのシーンを!と思いながら観ていた私もクズだな。シネマ歌舞伎ならではの演出、堪能しました。
shortboots

shortbootsの感想・評価

3.2
久しぶりに古典作品を見た。
やはり美しい。
最後の場面は凄かった。
表情が!!目が!
幸四郎さん悪い!
あらすじしか知らなかったので
やはりなんとも文字にはできない感じというか、各登場人物の人間の奥深さが色々感じられて
さすがだな、と。

なかなか舞台を観に行けない私には
シネマ歌舞伎が貴重で
歌舞伎がかなり身近になった
ありがたい

どこをどう見れば良いのかわかりやすいし
役者さんの凄さも分かる

たまに舞台をワクワクして観に行くのだけど、逆に表情まで見えずちょっとモヤモヤしてしまう…
泣いた演技の後の目の充血まで見えて、やはり幸四郎さんは凄かった。
現幸四郎と猿之助による「女殺油地獄」を東劇にて鑑賞。
歌舞伎には放蕩息子が実ハ良い息子であったという話があるが(「義経千本桜のすし屋」など)、幸四郎演じる与兵衛はそんなことはない。骨の髄までろくでなしで、親への不孝、身内への暴力、金の無心など枚挙にいとまがない。
そんな彼が勘当され、行くあてもない中転がり込んだ油屋で、彼は猿之助演じる女夫人を、油まみれになりながら殺してしまうという話。なんとも美しい物語であった。

このシネマ歌舞伎のために、三幕の殺しの場面は観客のいない中での撮影をしたとのことだが、劇場では聞くことが叶わないような音が拾い上げられていたのが圧巻だった。
油が溢れる音、刀を振るう音、帯が解ける音、血を顔に塗る音、息遣い----そこに刀があったから、そこに彼女がいたから、彼があの両親のもとで育った彼だから、偶然の重なりから生まれた殺人。ああなんと奇妙で心が寒さで震える物語、演技、映像なのだろう!幸四郎の名演技素晴らしかった!!
Jokerが話題になっていたが、好きな人はきっとこの近松門左衛門の話も大いに気にいることだろう。
無限に見返せるPVがこちら→https://youtu.be/9WP1hOZjwTU

以下蛇足
そのほか心が震えた瞬間を備忘録に。
・元使用人で継父となったが故に、放蕩息子を叱りきれない父。後ろ姿が先代に似ていて彼を思い出すと吐露する場面、好きだった
・猿之助の両親に向ける顔、緊迫した空気の中で逃げる姿、セリフがない分その緊張を間をどう持たせるのか、全く心配してませんでしたが、幸四郎と合わせてあっぱれでした
・歌昇くん演じるお殿様、かっこよすぎてうっとり
・油ではなくフノリというものを使用しているらしい。とろとろ。
・幸四郎の演技力に舌を巻く。どうしようもない、けれどはっとする色男を前半で演じ、後半の特に殺しの場面では狂気を秘めた嬉々とした姿、我を取り戻した後のどうしようもなさ、本当に素晴らしかった。今年の8月の弥次喜多@歌舞伎座で、猿之助と二人、「女殺未遂とろろ地獄」をやっていた時と本当に同一人物?という感じ笑
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