賞賛すべきは「映画」としての素晴らしさでもあり、「物語」としての面白さでもあるのだが、何よりも「小説の映画化」という難事業の到達点の一つとして、本作を記憶しておきたい。
原作は文庫で上下800ペ…
吉沢亮と横浜流星の舞踊の佇まい、しなやかさ、表現力は歌舞伎素人でも引き込まれるくらい圧巻だった。
本当に歌舞伎の主役の舞だと言われても信じてしまうくらい素晴らしい踊りをあんなに長尺撮っているのがすご…
映像も音楽も良かったし、男同士の友情を描ききった作品としても凄い面白かった
が、良かったのは代役をやりきった前半までで、それ以降の後半は真逆の評価とせざるをえないのが残念
後半は急に方針転換した…
歌舞伎の名門花井家に引き取られた喜久雄と花井家の跡継ぎ息子、俊介。
切磋琢磨する二人だったが、過酷な運命に引き裂かれることになる。
“お初として生きてへんから、お初として死ねないねん”
劇場での…
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会