神様とではなく悪魔との契約。
人が人と時間をかけて築き上げるはずの
信頼関係もすっ飛ばして
芸の道を真っ直ぐ進む喜久雄の人生は見てられないし、見たことがない。
自分は何か成し遂げるために他のことを置…
通常の映画よりも長めにも関わらず、
ずっと飽きることなくぐっと入り込んで観ることができた。
劇中の歌舞伎の演技はさることながら、人ひとりの人生と血脈の呪いをひしひしと感じる作品だった。
最初と最後の…
ワンシーン、ワンシーン絵になるような美しい映像、俳優陣の演技、とても良かった。
でもストーリーは人物の感情を追いきれず感情移入出来なかった。喜久雄の父の仇討ち、俊介が喜久雄を歌舞伎界に連れ戻す、俊介…
吉田修一の同名小説を映画化。
戦後から現代にかけての日本を舞台に、「任侠の子」から「人間国宝」へと至る歌舞伎役者の激動の人生を描く。
芸道ものとしての緊張感に加え、友情・嫉妬・愛憎といった人間関…
歌舞伎を知らない自分でも引き込まれました。元は皆、何もない状態から来てるはずなのに結局血筋には勝てないものなのかと。
一度逃げた俊介と、芸を捨てなかった喜久雄。紆余曲折な歌舞伎の道を生きる人生。
ラ…
吉沢亮も横浜流星も圧倒的に美しく、映像も華やかで満足!
「何を犠牲にしても芸を極め、人間国宝に上り詰めた成功物語」だったのかなと思います。
世襲の「血」に挑み続けた主人公は、俊介の死によって、最後…
子役双子かと思うくらい似てた。突然養子みたいなんできたのに、思った以上に息子が受け入れてて、本当に仲良かった感じがとっても良かった。
渡辺謙が普通に息子を選んでおけばなんの波瀾万丈なかったのに。全…
歌舞伎の美しさ、血筋が重視される世界における葛藤がよく描かれている。映画館で観るべき映画の一つ。常に緊張感があり静寂のシーンは皆が音を立てず見守った。歌舞伎のカメラワークやオーケストラBGMとの合わ…
>>続きを読む映像はもちろん、沈黙が綺麗な映画だった。
無音のシーンの空気感、あれは映画館で見ると観覧者の緊張感が伝わって凄く面白さを感じた。監督が日本の方ではないが、日本の伝統芸能をあれほど綺麗に美しく表現され…
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会