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私たちが光と想うすべての作品紹介

私たちが光と想うすべてのあらすじ

インドのムンバイで看護師をしているプラバと、年下の同僚のアヌ。二人はルームメイトとして一緒に暮らしているが、職場と自宅を往復するだけの真面目なプラバと、何事も楽しみたい陽気なアヌの間には少し心の距離があった。プラバは親が決めた相手と結婚したが、ドイツで仕事を見つけた夫から、もうずっと音沙汰がない。アヌには密かに付き合うイスラム教徒の恋人がいるが、お見合い結婚させようとする親に知られたら大反対されることはわかっていた。そんな中、病院の食堂に勤めるパルヴァティが、高層ビル建築のために立ち退きを迫られ、故郷の海辺の村へ帰ることになる。揺れる想いを抱えたプラバとアヌは、一人で生きていくというパルヴァティを村まで見送る旅に出る。神秘的な森や洞窟のある別世界のような村で、二人はそれぞれの人生を変えようと決意させる、ある出来事に遭遇する──。

私たちが光と想うすべての監督

パヤル・カパーリヤー

原題
All We Imagine as Light
公式サイト
https://www.watahika.com/
製作年
2024年
製作国
フランスインドオランダルクセンブルク
上映時間
118分
ジャンル
ドラマ
配給会社
セテラ・インターナショナル

『私たちが光と想うすべて』に投稿された感想・評価

ぶみ
3.5
運命から、解き放たれる。

パヤル・カパーリヤー監督、脚本、カニ・クスルティ、ディヴィヤ・プラバ主演によるフランス、インド、オランダ、ルクセンブルク製作のドラマ。
ムンバイの病院で働き、ルームメイトと一緒に住む主人公等が、自身だけではままならない状況に対峙する姿を描く。
看護師のプラバをクスルティ、プラバの同僚でルームメイトでもあるアヌをプラバ、病院の食堂で働くパルヴァティをチャヤ・カダムが演じているほか、リドゥ・ハールーン、アジーズ・ネドゥマンガード等が登場。
物語は、夜の帳が下りたムンバイの街並みが、人々の独白が流れつつ映し出されるオープニングとなっているのだが、ここで流れる劇伴がホラー作品のそれのように不協和音や金属音のようなノイズなものであり、何とも不穏な世界観となっている。
以降、夫が出稼ぎでドイツに行ったきり戻ってこない生真面目なプラバ、プラバとルームシェアして暮らす自由奔放なアヌの仕事風景を中心とした日常が丁寧に綴られていき、そこに途中から家の立ち退きを迫られているパルヴァティを加えた女性3人の群像劇の様相で展開。
そこには、お見合い結婚をしたプラバ、宗教の違いから人目を避けて男性と会うアヌ、そこに住んでいることすら証明できないパルヴァティといった、インド特有の要因が背景としてあり、その生きにくさはインドならではなのかもしれないが、それを自分自身や、住む国の問題と置き換えて考えることで、他人事ではなくなってくるものばかり。
後半は、結局パルヴァティは権力に抗えず、地元である村に帰ることとなり、それを手伝おうとプラバとアヌも一緒に向かうため、前半の都会の雑踏から一転、時間の流れがまるで違う海辺の街が舞台となり、その対比と、そこで起きる出来事はミステリアスかつインパクト十分だった次第。
インド映画を少なからず見てきた身としては、途中で突然始まるダンスや、ワイヤーアクション全開の格闘シーン、これでもかと言わんばかりのパワープレー、そして三時間に迫ろうかという尺の長さが思い浮かぶところなのだが、本作品は、ドキュメンタリーのようなリアリティ、ジメッとした湿度が伝わってくる空気、アクションはもちろんなく、約2時間という常識的な長さと、その全てを廃したような作風となっており、たまたまインドを舞台としているものの、ポリウッドらしさは皆無で、インドでもこのような作品があるのかと、良い意味で驚いたポイント。
何かが起きそうで起きない、いや日常では常に誰にでも何かが起きているのだが、それを切り取ったような作風は、派手なインドらしい作品を期待すると壮大な肩透かしを食らうことになるので、そこを覚悟して観る必要があるが、それを乗り越えれば、絶妙な感覚を見せる行間を一つ一つ汲み取っていく時間を与えられることとなり、派手に輝くムンバイのネオンが余計に孤独感を倍増させ、そんな主人公の心情が手に取るように伝わってくるとともに、それに呼応するかのように、ラストの海の家の灯りが優しく目に入ってきた一作。

幻想を信じないと、気が変になる。
3.9
等身大のインドを知る事ができる貴重な作品

30代の新鋭パヤル・カパーリヤー監督による初長編映画にして、昨年度のカンヌ国際映画祭グランプリをはじめ、世界で25の映画賞を獲得した秀作。

宗教や格差、女性の社会進出など、様々なインドの問題に触れつつも、主題を”女性の自立”に置き、”踊らないインド映画”として、現代インドの実情が等身大に描かれた、素晴らしい作品でした。

雨季のムンバイを舞台に、むせ返るような、それでいて、濡れた路面に都会のネオンの光が反射する美しい風景。そこに生きる女性3人による、友情と自立の物語。”光と想うすべて”が、そこにはありました。

本作は公開開始早々に見ていたのですが、色々考察できる映画であり、時間が経ってしまいましたが、是非見てほしい映画でもあるので、まだ上映期間が残っているうちに、拙いながらも考察含めて書いてみます。

以下、考察です。


■ いろんな意味が含まれた映画
あらすじとしては、インド第二の都市ムンバイで働く女性3人の物語で、一人が地方の故郷に帰ることになり、3人で見送る旅をする、という、それだけの話。

ただ、カンヌ受賞時の審査員が、『バービー』、『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグ、『誰も知らない』、『怪物』の是枝裕和というところからも、本作が一筋縄ではいかない作品であることが想像できます。

一見、単調で退屈に思えるストーリーの中に、様々な問題や”攻めた描写”が含まれており、いまだ、ガチガチの表現検閲があるインドで、よくこの映画が通ったなと思える内容でもありました。


■ タイトルに込められた想い
監督がインタビューで語るように、本作タイトルの光(light)とは、物理的な光としてではなく、未来への希望のメタファー。

3人の女性は、それぞれ異なる抑圧を抱えていました。
プラバ :男性優位の社会観念
アヌ:異なる宗教(ヒンドゥー教-ムスリム)間での異性関係
パルヴァティ:地方と都会の圧倒的な格差

看護師として働くプラバは、親が決めた相手と結婚、しかし、夫はドイツに渡って連絡がなくなり、女性からの離婚が一般的でない中では、ただ待つしか無い。

同じく、看護師として働くアヌの恋人はイスラム教徒であり、法律では認められていながらも、事実上許されることがない異宗教間の交際・結婚に悩んでいる。

病院の食堂で働くパルヴァティは、再開発によって、長年住んでいた家を一方的に追い出され、裁判を起こすことも出来ず、泣き寝入りするしかない。

そんな、解決策がない深い問題を抱えた3人が連帯し、光を見出していく様。それが、「私たちが光と想うすべて」、なのではないかと。


■ ”攻めた”表現
□ ラブ・ジハード:根深い宗教対立
1000年以上前から続く、ヒンドゥー教とイスラム教の対立。

共存していた時代もありながらも、結局ヒンドゥー教を多数とするインドと、イスラム教を多数とするパキスタン、バングラデシュに、国ごと分かれてしまい、インドとパキスタンは未だに紛争状態です。

インドには、”ラブ・ジハード”なる言葉があり、これは、イスラム教の男性がヒンドゥー教の女性と恋仲になり、ヒンドゥー教からイスラム教へ改宗させる行為を指すそう。

意図的なものなのか本当に愛し合ってのことなのか、色々なケースはありそうですが、そんな社会環境の中で、この両宗教間の恋人同士を描くのは、タブーに近い行為だったのではないでしょうか。


□ 女性が置かれた立場
都会を中心に自由が広がりつつも、”血は不浄のものである”という古い宗教観から、地方や高齢者を中心に「女性は家にいるもの」、という感覚が残るとも言われるインド。

女性同士のルームシェアでさえ眉をひそめる人もいるなか、避妊(パイプカット)、出産や月経、野外での排泄や性交など、現実はともかく、劇中での女性による自由の表現は、インドではまだ、攻めた表現だったはず。

考えてみると、本作は”インド映画”ではなく、フランス、インド、オランダ、ルクセンブルクによる合作映画。そしてカンヌへの出品と、意図的かどうかはわかりませんが、本作はインド映画というより、国際的な映画作品なんですよね。
(グレタ・ガーウィグも『フランシス・ハ』で、地下鉄のホームでおしっこしてましたから、パヤル・カバーリヤー監督とは意気投合しそう・・)

また、セリフでも、直接政府や宗教・格差批判はしておらず、血も映さない。つまり、直接表現ではなく、間(空白)や、一方的に話をしている電話の声、など、こうしたものでギリギリの間接表現をしているのも、巧みさを感じます。

本作はインドでも上映され(許可され)たものの、興収は振るわなかったようですが、そもそも監督は世界を見ていたのだとすると、恐ろしい新人監督なのかも。

それはともかく、結果的にこうして日本でも上映され、”ボリウッド”的なエンタメ・アクション映画ではない、インドの日常を描いた作品が見れたことは、とてもありがたいことです。


□ 優れたアート作品
こうした、行間に様々な情報を含みながらも、内容として説教臭くならず、とても美しいアート映画になっていたところも素晴らしいところです。

ムンバイの病院の薄暗い蛍光灯の人工的な緑の光から始まり、帰省先の陽光輝く海辺の光、そして、暗い宇宙に浮かぶ宇宙船のような輝く光へと続く”光”のイメージ。

意味を含めながらも、美しく完成させる。
映画とは力を持った表現手段なんだなと、あらためて思わせられた、素晴らしい映画でした。
ありがとうございました。
大都会ムンバイを舞台に、市井に生きる女性たちの有り様を繊細に描き出す。
ナイトシーンをメインとした、ムンバイの街の喧騒のスケッチがとても美しい。
伝統や仕事、格差、家族といった見えない糸に縛られながらも、そんな“しがらみ”を打ち破り、自分の手で人生を掴もうと一歩を踏み出していく女性たちの姿をそっと照らし出す。懸命に生きる3人の女性たちの静かな友情、連帯が心地良かった。

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