絶賛に不思議の称賛あれど、傑作に不思議の絶賛なし。
ムンバイは、インド最大の商業都市であり、さまざまな宗教、言語、カーストの人々が共存している。そこで暮らす彼女たちは、インド社会の過渡期を写す鏡に…
とてもよい作品でした。
インドの都会、ムンバイに生きる女性たちの話。
ドイツに行った夫を待つ看護師の女性。
宗教が違う恋人を持つ女性、家を追い出されそうな女性。
都会は稼げるけど生きるには過酷。…
インドの女性監督パヤル・カパーリヤーのカンヌ グランプリ受賞作。
ムンバイでルームシェアして暮らしている同じ病院の看護師プラバ(先輩)とアヌ(後輩)の物語。
プラバは父親に決められた相手と結婚した…
ムンバイを舞台にした都会パートは「わかる」窮屈さと思いつつ、海辺の村に舞台をうつした後半が撮り方もあってとりわけ良かった。ここにきてこの長回しでこのタイトル(タイトル直訳なんだね、良すぎる)。あと、…
>>続きを読む都会の光、車窓の光、パレードの光、高層ビルの窓の光。大都市ムンバイの夜にあるもの。その中にはほのかな愛情や苦悩、友情の光も心に瞬いている。
ドイツの工場へ行ったきりの夫の帰りを待つ女性。言葉少なで…
すばらしい。じわじわくる。
良き妻、良き信徒であることを彼女らに強いる、大都市ながらいまだ封建的なムンバイ。その都市のはやさに足並みを揃えることは容易ではなく、ようやく彼女たちの歩調が整ったのは海辺…
インドが抱える宗教問題、性差別、移民と海外出稼ぎ、地方と都市、生活環境の過酷さなど様々織り交ぜてしまって少し盛り込み過ぎ。
フィルム撮影で技術的には未熟な点がドキュメンタリータッチとして海外で評価さ…
ムンバイの大病院。ベテラン看護師のアヌーはヨーロッパへ出稼ぎに出た夫の留守を守って忙しい日々を過ごしている。若い同僚でルームメイトのプラバは独身。二人は少し齢が離れているがなぜか気があう。アヌーはす…
>>続きを読む【第77回カンヌ映画祭 グランプリ】
『何も知らない夜』パヤル・カパディア監督の長編劇映画デビュー作。カンヌ映画祭コンペに出品され、見事グランプリを受賞した。英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞で…
地域性をタッチの差で表現しきるカパーリヤーの手腕。
炊飯器の一連の下りとか寄りすぎな濡れ場とかドゥニからの影響あんのかな。
あと特筆すべきはあまりにも仕事しすぎな劇伴
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