猫を余すことなく堪能できる映画。
沈みゆく世界を舞台に、人の姿は一切登場しない。
ただ、黒猫を中心とした動物たちが漂い、流れ、寄り添いながら新たな地を目指す。
台詞はなく、語りもない。
映像と音…
自然の摂理に抗うことの出来ない無情さの中に動物達の生きようとする姿に共感してこっちまで必死な気持ちになる映画体験。それでいて動物たちのアニメーションがアニメーションらしく作られている。
荒廃した街…
動物たちの鳴き声一つ一つが素晴しい。表情や間と合わせると不思議とセリフに聞こえてくるのでビックリ。動物たちの特性もよく表現されていて思わずふきだしたり、「こんな人いるなー」と人間と重ねてしまったり。…
>>続きを読む良くこんな話思いつくなぁ。
何か意味を汲み取ろうとすれば、出来なくも無さそうだけど、あくまで今作の設定の中に動物を放り込んだら勝手にこんなふうに動いたって、ギリギリ言えなくもないリアリティライン。
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©Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five.
