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ガザからの報告
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『ガザからの報告』に投稿された感想・評価

snatch
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私は学生時代にニュースで見たパレスチナの少年たちがライフルを持つイスラエル兵に石を投げつける姿が強烈で、この地の複雑な歴史を教えてくれる講義を受けたことがある。先生も私たちも、今ガザがこんな壊滅的状況になるとは勿論誰も思っていなかった

このドキュメンタリーを作った土井監督は、1993年からパレスチナに入ってガザ地区のジャバリア難民キャンプで暮らす大家族エルアクラ家をビデオカメラで撮影してきた

この家族を通して“封鎖”という状況下の生活がよく分かる。大家族のうち1人だけがイスラエルへ低賃金の仕事をしに行くが、毎日4時半起きであの長い厳しい検問の列に加わる

パレスチナで作られた食物や建築資材、被服は下請け生産品としてイスラエルに運ばれそれはイスラエル製品として、欧州やアメリカに輸出される。そしてテロや攻撃が起こればイスラエルへは通行禁止となり経済活動は止まりインフラは滞り食糧不足となる
若者を始め多くの人がずっと失業状態である

アラファト議長の自治政府にも失望した中、出現したハマス。市民目線の当時のハマスに対する共感と現在に至るハマス離れがわかる

そして2023年10月、誰も予期せぬイスラエルへのあの奇襲が行われる
どうしてあんな事をしたのか、コンサートにもいた千人以上の人々を殺して一体何を達成しようとしていたのかという気持ちでいると土井監督からパレスチナ市民の代弁があった
口に出して強権ハマスへの批判はできないが、それが市民の気持ちであると。

そして、パレスチナは街も家族も心も壊れた
どうしたらこの惨状が止まるのか、誰も答えを見つけられない
3.3
映画『ガザからの報告』

ガザとはどういう所なのか?何が起きているのか?ジャーナリストの土井監督が1993年から取材し続けてきた映像で知ることができるドキュメンタリー。
膨大な記録は2部構成205分。

第1部「ある家族の25年」は、ガザ最大の難民キャンプ「ジャバリア」で暮らす家族を、1993年9月「オスロ合意」直後から25年間追ったもの。

第2部「民衆とハマス」は、ハマス指導者や戦闘員、ガザ住民のインタビューが中心。ハマスと民衆の関係の今と昔がわかる。

パレスチナ自治政府が独裁となり腐敗していった過程。ハマスの事前活動から実効支配へと移り、イスラエル政府がパレスチナを封じ込めていった過程・・・現在の状況を理解するきっかけとなる興味深い内容。
貴重で重要な記録といえる作品。

以前、パレスチナに入った事がある。あの時日本からの旅人に親切にしてくれた人たちはどうしているのか気になる。
okimee
4.5
上映後、 トークショー あり
桃井和馬 さん(戦場カメラマン・写真家) 土井敏邦監督
205分の ドキュメンタリー

1993年10月、オスロ合意の後から、2024年5月までの30年。
ジャバリア難民キャンプで暮らすエルアクラ家に密着した30年を3時間半で、非常に分かりやすく見せてくれる。

正直なところオスロ合意が何なのかもわかっていないのだが、
長い占領と、守られない合意、自治開始後のパレスチナ政府の腐敗・拷問、それらは全て民衆へ押し付けられ、苦しめられる。
電気や水、輸出入もイスラエルにコントロールされ、パレスチナ下の工業は「エルサレムの下請け」のみ許可され、農業すらイスラエル産として出荷されるため、輸出入を止められ人の出入りも検問所で止められてしまえば、パレスチナ内でどうにかすることもできない。

第一部では難民キャンプに暮らす家族の生活が映される。不満を抱きながらもどうすることも出来ずついに故郷を諦める。普通の市井の人の生活がうつされている。
若きハマス代表もでてくる。
2023年10月以降、避難したエルアクラ家の行方はわかっていない。

第二部ではハマスについて。ハマス幹部のインタビューもある。
どうしてハマス支持に向かっていったのか、これも丁寧に取材されている。
当初はパレスチナ人の権利と尊厳の為の抵抗運動と、人道的な慈善活動。外国政府がいくら援助しても腐敗政府に吸収されてしまうためハマスに直接援助するようになった。ハマスの慈善活動の資金の流れもクリーンだった。
だが腐敗政府を倒したと思ったら、そのまま前政府の金と利権を手放せず入れ替わっただけ、もっと厳しい支配をするようになった。
ハマスにも穏健派もいるし、ハマスの中堅幹部は批判している人も多いと語る。だが声を上げることはできない、と。

----以下、トークより----
・戦争がどうして起こるのか。土地とお金・人間。宗教は5%ほどで全然ない。
・あの土地はネアンデルタール人の時代から重要なエリア。アフリカから出るには必ず通り、何でも手に入る。
・地下水脈が豊かで掘り当てたら、マイムマイムを踊っていた。「マイムマイム」はヘブライ語で「水が出た」という意味。イスラエルは農業大国となっているのでレバノンの水も絶対にほしい。
・「イスラエルが悪いのは当然だが、ハマスも悪いことをして来た。」というのもきちんと描かれていて良かった。
・ハマスがやったことは抵抗運動・占領解放だ、と言っている人もいるが、そんなことはない。パレスチナ解放とは逆の方向に来てしまって「建国」などと言えない様相にしてしまった。
・「第二のホロコースト」としてホロコーストを止めるためには何をしてもいい、となってしまった。ハマスと民衆を分けられなくなっている。ハマスを選んだ民衆、となっている。同じ人間とみていない。
・日本は援助が出来る立場だと思っている。空から投下するなり。1947年の国連の「パレスチナ分割決議」(パレスチナの地の57%をユダヤ人に与える)、当時国連に所属していなかったから賛成も反対も日本は投票していない。
・土井敏邦 Yahoo記事で調べれば、毎週やり取りしているMとの記事が上がってある。
・弁護士(ラジ・スラーニ)を福島に連れていったときのDVDもだしてる

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