当事者としてこの記録を残したことが本当にすごい。撮影時の姉にかけられる優しく諭すような声は、姉を本気で殺そうとまで考えた人の声とは思えなかった。なぜこの家族だったのか、なぜ姉だったのか、そんな問い…
告発の映画だと思って観始めたが、贖罪の映画だった。
ラスト付近、ことここに至ってもなお言い訳を続ける父親とのシーンで映り込む監督の頭は白髪だらけで、冒頭に提示された学生証の写真との乖離に言葉を失う。…
研究者の世界にある学問のヒエラルキー
偏見、分かり合えない現実
言い合っても何も解決しない虚しさ
過去の行いを責められ
訂正できないからこそ正当化し
それが正しいと思い込むようになる過程
映像公…
2度とみたくない、素晴らしい映画
結局、姉も母も、そして映像で残すしか救いのなかった弟も父の異常な事なかれ主義、見栄、統合失調症を恥とする間違った認識、の被害者なのではないかと思えた。
普通の会…
どうすればよかったか?
そんなこと、当事者でない我々が何かを言えるわけがない。…と思わざるを得ないような苦しい上映時間。
分かり合えないとは、これほど苦しいものなのか。ラストに弟が父に「どうすれば…
外から見ればどうすれば良かったかなんて一目瞭然で、結果論で語ることなんてなんぼでもできる。
そうじゃない家族だからこそのジレンマってきっとどこの家庭にも大小関わらずあって、それをビデオカメラで何十年…
映画の中の短い時間でさえも、
頭のいいご両親や、お姉さんの理解不能な言葉の数々を聞いているだけで、かなりキツかった。
自分が同じ立場だったら、向き合わずに逃げ出していただろうなと思う。
結局、他…
薬飲んでからはみるみる回復してて、数十年お姉さんが過ごせなかった日常生活の事考えると辛くなった。両親が目を背け続けてたのが一番の原因じゃないかとかどこかで医療に繋げられなかったのか色々考えたけどたら…
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