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DREAMS
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DREAMSの作品紹介

DREAMSのあらすじ

女性教師のヨハンナに初めての恋をした17歳のヨハンネは、この恋焦がれる想いや高揚を忘れないようにと自らの体験を手記にする。そしてこの気持ちを誰かに共有するため詩人の祖母に手記を見せたことから、物語は思いもよらない展開へと進み始める。ヨハンネが経験するのは、誰もが一度は経験したことのある相手の一挙手一投足に対する期待や不安、過度な妄想、理不尽な嫉妬などあまりにも無垢な初恋。そしてその気持ちを秘密にしておきたい、でも誰かに共有したいという矛盾した思いが、祖母や母を巻き込み、ヨハンネの手から離れた手記の行方が、モノローグで綴られる。娘の手記を見て、詩人の祖母は自らの女性としての戦いの歴史を思い出し、母は”同性愛の目覚めを記したフェミニズム小説”と称し、現代的な価値観にあてはめようとする。3世代で異なる価値観を持つ3人が初恋手記を通して辿る運命はー。今年のベルリン国際映画祭でノルウェー映画初の金熊賞を受賞した珠玉の1作。

原題
Drømmer/Dreams (Sex Love)
公式サイト
https://www.bitters.co.jp/oslo3/
製作年
2024年
製作国
ノルウェー
上映時間
110分
ジャンル
ドラマ
配給会社
ビターズ・エンド

『DREAMS』に投稿された感想・評価

3.8
2025年第75回ベルリン国際映画祭にてノルウェー映画として初めての最高賞の金熊賞を受賞した。ノルウェーのダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督による「SEX・LOVE・DREAMS 」3部作の中の1作品。他の2作品は未鑑賞。

女性教師に恋をした少女の赤裸々な手記をめぐり、異なる価値観を持つ3世代の女性たちの物語を描いたドラマ。17歳のヨハンネを演じたエラ・オーヴァービーが自然体で瑞々しい高校生を好演。誰もが一度は経験する生まれて初めての恋。相手の一挙手一投足に期待や不安が募り、過度な妄想、理不尽な嫉妬で心が溢れかえる。その無垢な恋心が堪らなく愛しい。エリック・ロメールに多大な影響を受けたというハウゲルード監督が優しい眼差しで描いた本作。北欧映画界の知られざる名手の日本初上陸となった。

女性教師のヨハンナに初めて恋をした17歳のヨハンネは、恋焦がれる想いや高揚を忘れないようにと自らの体験を手記にする。ヨハンナに想いが通じ、ダンスのレッスンをズル休みしてヨハンナのアパートに通う。編み物が上手なヨハンナに教えて貰いながら、楽しく幸福な時間を過ごしていたが呆気なく振られてしまう。自分のためにだけ書いていた手記だったが、自分の気持ちを誰かと共有したいという思いにかられ、詩人の祖母に見せる。事態はそこから思わぬ方向へ展開していく。祖母は自らの女性としての戦いの歴史を思い起こし、母は同性愛の目覚めを記したフェミニズム小説として現代的な価値観に当てはめようとする。 

まだ子供だと思っていた17歳の娘の赤裸々な手記に祖母や母は普通は心配になるだろうし狼狽えるだろうし、怒るかもしれない。しかしこの祖母や母親は娘の気持ちを尊重し常識的に振る舞い、娘を大切に思う優しさに溢れていた。素敵な家族の姿を見る。教師は未成年の教え子を相手に訴えられても学校に告げ口されても仕方ない状況。日本だったら大騒ぎになるはず。相手の女性教師に母親が会いに行けば、訴えられるのかと警戒される始末。あんなにヨハンネが恋焦がれた女教師だったが、母親と対峙した時の彼女はちっとも魅力的ではなくてがっかり。日本と比較してかなりオープンな国民性やお国柄。大体自分の娘のそんな手記を読まされたら私なら卒倒しそうだ。愛にもセックスにも至って寛容な北欧のリアルながらも優しくほのぼのとした作品。その後ヨハンネにはボーイフレンドが出来るが、どうも大人っぽく魅力的な女性の方が好きみたい。そんな終わり方にヨハンネのこれからの恋も観てみたいと思った。
4.3
 主人公はオスロで暮らす17歳の高校生ヨハンネ(エラ・ウーヴェルビェ)。退屈でとりとめない日々を送っていた彼女は、新任のフランス語教師ヨハンナ(セロメ・エムネトゥ)に出会い、抑えがたい憧憬と初恋の熱に飲み込まれていく。ヨハンネはその感情の奔流を忘れないために克明な文章として試作を始める。冒頭から眩いほどの主人公の独白に字幕を読む目がクラクラするが、実はその夥しいテキストは中盤以降への助走ともなり得る。やがてそのテキストは独白ナレーションとして映画の流れに混ざり、観客は彼女の記憶、妄想、願望の混線をテキストでなぞるように文学的に体験する。ある種の文学と映像との乖離については何度も議題に挙げているが、映像世界にここまで文学的な詩情を落とし込んだ作品は殆ど見たことがない。前半は思春期の少女の溢れるエモーションがテキストとして読み込まれ、映像はその付属物として紡がれて行く。そこに賛否あろうが、中盤以降の真に唖然とするような展開に今日的な何かが確かに宿る。

 21世紀になり、相手側の意思を押し図らねば何事も進まない社会においては、イエスかノーかの確認の作業が常に頭をもたげる。それでもあなたは同性愛者ですか?それともアセクシュアルですかとは簡単に聞けるわけないし、それを察するための状況証拠の積み重ねがなく、こちらが思い込みで全振りした時の相手の反応が心底怖い。要は簡単に誰かを口説きにくい社会になったわけで、年上が年下にあなたが勝手に夢中になり、妄想の中で恋心を膨らませただけとは片方からは言えても、もう一方はそんなはずはないと反発する。色恋はたとえLGBTQ+になろうが、同姓同士の関係だからこそ根深く、追う側の理屈はエスカレートして行く。今作において肝心の関係は終始曖昧に保たれる。ヨハンネは放課後もしばしばヨハンナと時間を過ごすが、そこで何がどこまで起きたのかは断定されない。祖母カリン(アンネ・マリット・ヤコブセン)や母クリスティン(アーネ・ダール・トルプ)をもってしても、ヨハンネの内面に拡がった空想世界には一切手がつけられない。中盤、森の中を歩いていたらいつの間にか夜になる魔窟の場面があるが、混沌とした性自認に揺れる思春期の心は真っ暗闇の森の只中を歩いているのである。フロイトだって動物は救えないというヒロインの自重気味な言葉に胸が詰まる。愛を失ったが本を得たという錯綜した問いも言い得て妙で、極めて今日的な不条理劇である。
4.0
【Fan’s Voice独占最速試写会で鑑賞】
テーマが気になってエントリー、大正解✌

📚️全体の感想
自分の恋する気持ちに気付いてからのキラキラした世界やモヤモヤした気持ちが全部ぎゅっと詰まってて最高に良かった。あのときの気持ちの瑞々しさって一生ものだよね。そして他者から見たときの温度差もまた分かりみが深い。観て良かった。

📚️ナレーション
恋に落ちてからの主人公の心の機微がナレーションでも語られて、それがまた繊細な心の描写で、贅沢なオーディオブックを聞いてる気持ちになった。でもだんだん、この映画はこのナレーションパターンで最後まで駆け抜けるのか…!?さすがにそれはキツイぞと思い始めた頃に別のアプローチに入り、そこでようやくナレーションで語っていた演出上の狙いが分かって、なるほどね…!となった。焦らしの演出がうまい。

📚️映像の美しさ
色味、映像、構図が綺麗で、ずっと見てられる。多くが俯瞰したショットなんだけど、スクリーンに映るものがどれもお洒落。そして主人公が恋してるときと、そうではないときの映像ではほんの少しの光の加減に差が出ていて、これもまた恋愛を通して見える世界を演出しているんだなと思った。演出の一つ一つがとても緻密に練られているように感じた。作り手の包み込むような温かい眼差しが心地よい。

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⚠️この先、ネタバレがあります⚠️
(※公開後に追記しました)
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📚️印象に残った台詞
『あの人を好きになるのは"同性愛者"になるの…?』

📚️恋愛の描き方
主人公が自分の恋心に気付いたときに『どうしよう同性に惹かれちゃった。先生は女性も恋愛対象なんだろうか💦』とか、そんなことに悩んだりしない。普通に日常生活の延長にあって、同性愛をなんら特別視していないのが良い。性別とか関係なく惹かれた、ごく自然の成り行き。だから次に好きになる人だって女性に限ったことじゃないんだよね。とてもニュートラルな視点がとても良かった。

📚️法的にNG
クラスメイトの自己紹介で『自分の性的指向は69カ国で禁止されている』とあって、なにそれめちゃ気になる。それって特殊性癖のこと?それとも同性愛?と思い、調べたら同性愛を刑罰の対象としてるのは69カ国あったから同性愛のことと思って良さそう。この自己紹介をされてるときに、まさに同性に一目惚れしている瞬間の主人公っていう構図が見事。さらに調べたら本作の製作国/ノルウェーは性の多様性を積極的に推進していて、同性愛者に対する差別を禁止し、2009年に同性婚が導入され、異性婚と同様の権利を保障しているとのこと。なんか色々繫がったきたぞ🧑‍🤝‍🧑

📚️世代を超えて
瑞々しい感性に当てられて、周りの心も動かしていく。特におばあちゃんの心を動かしたのが凄い。主人公の文筆スキルとおばあちゃんの若い感性。世代を超えて双方向に作用してる。そして、おばあちゃんならきっと理解してくれると思える関係性もとても良いし、その一方で祖母⇔孫の間で秘密を共有して母親に内緒事をするのはしたくないっていう祖母の気持ちも"祖母からみて母親も大事な娘"というのが伝わってきて良かった。一見ガサツに見えるのに、こういう繊細さを持つおばあちゃん好き。

📚️第三者からの視点
あんなにキラキラして見えた美術教師なのに、母親と対峙するときはちょっと嫌なやつで、これが恋フィルターを外した第三者から見える彼女の姿なのかなって思った。恋は盲目を映像で表しているのが好き。あと自分にとっては一大事で人生ベスト3に入るくらいのエピソードなのに、他の人からみたら『恋をして失恋した』っていう当たり障りのないものに成り下がってしまう温度差も新鮮だった。あれだけ内面を掘り下げたあとに急に突き放してくる演出の緩急よ。

📚️その他、いろいろ
・最初のモノローグ←これがのちに本になるという演出が好き。普通にこの本あったら買いたい。
・片思いの状態に我慢できなくなる心の爆発も好き。そうだよね、好きと苦しいは隣り合わせなんだよね。
・母親がリモート打ち合わせしてるときに、話しかけちゃう娘ちゃん。
・祖母と母親の顔がそっくり😳
・フラッシュダンスとばっちりだわ😂
・若さもあるかもしれないけど、主人公がちゃんと自己肯定感が高いのが良い。ヨハンネの『きっとこうだろう』が、ヨハンナとすれ違ってるのも、ぜんぶ恋がいけない。恋が思い込みと妄想を加速させる。
・ダブルブッキングして『もう帰って』的な雰囲気出されるのしんどい…なんでや…😇
・主人公の母親に呼び出されたときも同じ手を使って切り上げてたから、都合の悪い場面のときに使うこいつの常套手段なんだと思う。
・親密さとは…?
・手記を出版するにあたって、ちゃんと相手に同意とらなきゃってしてるのしっかり者だわ
・USBを取りに行かないのは、吹っ切れた気持ちもあるのかな。もういいやって思えてよかったね
・あの人も、ヨハンナに捨てられちゃったのかな。だいぶ印象違うもんね。
・セラピストの男性と主人公の相性が悪すぎた
・セラピーは自分を知るためのものだよって説明されたことに対して『自分は常に変容していくよね?』と、時間をかけて理解しても常に変容して理解することはできないんじゃないか?という主人公の問いかけは、確かに…!と思ったんだけど、もっと内面に潜り込むと変容しないコアな部分があって、セラピストはそこまでの内観を伝えたかったんだと思った。でもこのセラピストと主人公じゃ相性が悪くてお互い『なんでここにいるん…?』て思ってそうで笑える。
・みんなが人生のなかで一度は通るような出来事で、でも一人ひとり違っていて、心にずっと残るもの。恋ってすごいね。
・キッチンお洒落。内装もぜんぶ可愛い。

📚️アフタートークレポート
試写会のアフタートークでお聞きした制作エピソードのなかから印象に残ったものをご紹介🙌
・本作の監督は現在60代で、ベストセラー作家や図書館司書という経歴の持ち主。
・三部作の『DREAMS』『LOVE』『SEX』は、それぞれ3つの方向から同じテーマを描いている。
・三部作の共通点は3つともよく喋る映画。
・本作が他の2作と違うのは、世代間でのグラデーションがあるところ。
・三部作を通して、直接的な性描写はなし。

【余談】
10代の主人公の瑞々しい感情をあんなに繊細に言語化するのもすごいし、テーマも今時の価値観を取り入れてるし、てっきり若手女性監督が監督/脚本をされてるのかと思ったらそうではなくて度肝抜かれた。他の作品も面白そうなので観に行く予定です🙌

【余談】
綺麗な夜景のなかに見えた某ビルの企業ロゴが思いっきり現職で関わってる企業で、ヒェって一瞬現実に引き戻され、気が引き締まったぞ😂

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配給:

  • セテラ・インターナショナル
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