こういう作品にハマれなくても大丈夫、優しさが足りなかったなんて思わなくていい──喪失の物語はたいてい残された人視点で描かれるが、本作は行ってしまった人に視点のバトンが渡される。『スタンド・バイ・ミー…
>>続きを読むカナダのカルガリー郊外を舞台に、高校生たちに訪れたある夏の出来事を描いた本作品は、16ミリフィルムを生かした淡い映像美で、孤独と喪失、生と死の不安定さを大胆に観客へ浴びせる。本作の主要キャストであ…
>>続きを読む核のない10代の人たちしか出てこないので映画自体に核がなくても良いような気がするはするし、それなりに共鳴する部分もあったはあったが、いま一歩なにかあっても、あるいは削って欲しいという感覚が拭えなかっ…
>>続きを読む今日見た夢の続きみたいだった
焦ったくて危うくて、わかりやすい儚さがあるっていうより、いつもより数歩進んだらもう別世界 みたいな地続きの死が画面の隅にずっとあるみたいで、なんだか不思議な感覚だった。…
本作は16mmフィルムで撮影されていて、朧げな作風の仕上がりだった。列車の走るシーンはBGMも相まって幻想的だった。無限に広がるような自然の描写や、ゆったりと流れる時間が自分にはとても贅沢に思えた。…
>>続きを読む私は10代の時の痛みを抱えながら生きてしまっている人間なので、この映画によって当時の情景が蘇ってヒリヒリしたが、同時に救われたような気持ちにもなった。
逃げてどこかへ行ってしまいたくなっていた10代…
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