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第五の騎士は恐怖
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第五の騎士は恐怖の作品紹介

第五の騎士は恐怖のあらすじ

ナチス占領下、負傷したレジスタンスたちを非合法に治療するため、モルヒネを求めてプラハ中をさまようブラウン医師。個性的な登場人物たちとの邂逅や街の様子をとおして、戦争に蝕まれ崩壊しつつある社会を幻覚的な映像で描き出す。

第五の騎士は恐怖の監督

ズビニェク・ブリニフ

原題
A pátý jezdec je Starch/The Fifth Horseman Is Fear
製作年
1965年
製作国・地域
チェコスロバキア
上映時間
98分
ジャンル
ドラマ戦争
配給会社
コピアポア・フィルム

『第五の騎士は恐怖』に投稿された感想・評価

【けっこう攻めてる】

1965年。チェコスロバキアで生まれた映画。

ナチス占領下のチェコスロバキア。医師のブラウンは負傷したレジスタンスを手当てすることに。しかし、それはバレたらまずい命がけの行為であって…。というストーリー。

隣人同士が監視し合う密告社会の残酷さ・むなしさを描いたものだが、この作品けっこう攻めてるよね…。
というのも、ナチスの「みんなで密告しようね」的なポスターが冒頭とラストに映されるのだが、その前にプラハの町並みが映し出される。その町並みがどう考えても、作品が撮られた当時の60年代なのだ。ストーリーの舞台は40年代のはず。いったいなぜ、このカットだけ60年代なのか。

当時、チェコスロバキアは共産国だった。
自由な方ではあったが、そこはやはり共産国。
ちょっと「重苦しい空気」があったのかもしれない。
もし、その空気感に反発するために60年代のカットが入れられていたとしたら…。完全に私の妄想だが、もしかしたらあるのかも…。

正直言って、ストーリーは少し退屈。
だが、スタイリッシュな撮影方法で、なんだか魅力的な不思議な作品。
チェコ映画傑作展にて、「火葬人」と同日鑑賞しました
1965年チェコスロバキア映画、モノクロです
タイトルは、ヨハネの黙示録に書かれている黙示録の四騎士の物語に由来してるそうです

チェコスロバキアがドイツ占領下にあったプラハ
「隣人を密告せよ!!」のポスター
主人公のアルミン・ブラウン医師(ミロスラフ・マハチェクさん)はユダヤ人であるため、医師免許を剥奪され、今は役所でユダヤ人から没収した財産を管理し、整理する仕事をしていました

アパートに帰ると、隣人で肉屋のシドラクに、密かに匿っているレジスタンス、パネクの銃創の手当してほしいと頼まれます
初めは断るブラウン医師でしたが、弾丸を取り出すことに同意します
問題は、彼が苦しさのあまり絶叫すること
それを聞いた誰かが密告しないとも限りません
ブラウン医師は仕方なくモルヒネを求めてプラハの街を彷徨います

冒頭の壁一面に広がる掛け時計、部屋いっぱいのグランドピアノ、バイオリン、金管楽器などが印象的
あれ、後から全部ユダヤ人から没収したものなのが分かってびっくり

度々出てくるアパートの螺旋階段、光と影の演出がドイツ表現主義の影響を受けています
ピアノの不協和音の劇伴が不安を掻き立てます
住民がそれぞれ個性豊かで、独創的です

ブラウン医師は、ドイツ兵のために地元の女性が働いている売春宿や、かっての同僚を訪ねて場違いな酒場とダンスホールを訪れ、さらに精神病院を彷徨います
このあたりになってくると現実なのか幻想なのか分からなくなってきます

傑作選なので傑作なんだろうけど、私にはそこまで良さが伝わりませんでした、残念
配信来たらもう一回見たいです
minavo
3.0
「チェコ映画傑作選」にて。ナチス占領下で監視社会のチェコの闇医者が政治犯的な怪我をした逃亡者を匿う話。1965年のモノクロ作品。

冒頭の何でもない街の様子にスリリングな劇伴をカットごとに切り替えながら、誰も信じることができない様を描くところはカッコいいが、基本、闇医者が痛み止めのモルヒネを探し回るだけっちゃだけなんで、ちと辛かった。同じマンションの住人同士が監視してる中に、浮気してる弁護士の話をぶっ込んでるのはそこだけコントみたくて笑っちゃいましたけど。

むしろ、序盤にちょこっと描かれる、主人公が働いてる、没収施設の壁一面の時計とか、大量のグランドピアノなど、あんまり他の映画で観たことない描写が観れたのはよかった。

タイトルの「第五の騎士」は『ヨハネの黙示録』第6章第8節に記される、第四の封印が解かれた時に現れる四騎士(支配の悪魔、戦争の悪魔、飢餓の悪魔、死の悪魔)の次に現れる騎士のことだそうで、実際の『ヨハネの黙示録』には存在しないそう。

人々が監視社会の「恐怖」にかられて人間性を喪失していくことを描いてると思うけど、本作だけでそれを感じさせるまでは行ってないかな。

この「四騎士」自体は、日本のIPでもめちゃくちゃこすられてます。 wikiみたら「女神転生」「ガンダム」「仮面ライダー」だって。「ペイルライダー」、「レッドライダー」、「ホワイトライダー」、「ブラックライダー」とかそういう名前のキャラがそうらしい。英語では「フォー・ホースメン」。「グランド・イリュージョン」やん!(5/8新作公開、楽しみです)

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