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ポンペイ、雲の下に生きる

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ポンペイ、雲の下に生きるの作品紹介

ポンペイ、雲の下に生きるのあらすじ

西暦79年、ベズビオ火山の噴火によって消えた古代都市ポンペイ。火山灰や火砕流によって埋もれてしまった街。埋没した遺跡は長く続く発掘や盗掘によって、元の姿を留めていない。麓にはナポリの街が広がり、垂れ込めた雲の下、人々の営みが今も続く。消防署に届く電話。子供たちの勉強をみるおじさん。船からウクライナ産の小麦をおろすシリア人青年。遺跡発掘にあたる東大チーム。博物館の暗闇には女神の彫像が浮かび上がる。

ポンペイ、雲の下に生きるの監督

ジャンフランコ・ロージ

原題
Sotto le nuvole/Below the Clouds
公式サイト
https://www.bitters.co.jp/pompei/
製作年
2025年
製作国・地域
イタリア
上映時間
119分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
ビターズ・エンド

『ポンペイ、雲の下に生きる』に投稿された感想・評価

4.0
過去を掘る街、現在を生きる人々

ポンペイ。
その名前を聞けば、まず思い浮かぶのは西暦79年のヴェスヴィオ火山の大噴火だと思う。
映画好きなのもあって、むしろそのイメージしかなかった。

現在の南イタリア、ナポリ湾の東側にそびえるヴェスヴィオ山。
その噴火によって、ポンペイ、エルコラーノ、スタビアなど周辺の都市は火山灰や噴石、火砕流に呑み込まれた。
多くの人命を奪った悲惨な災害である。

当時のポンペイには1万~2万人ほどが暮らしていたと推定され、これまでに1000人を超える犠牲者の遺骨が発見されている。
正確な死者数は分からないが、多くの住民は噴火の途中で街を脱出したとも考えられている。


一方で皮肉なことに、あまりにも急激に街が埋没したことで、建物や壁画、生活用品、食べ物、そしてそこに暮らしていた人々の痕跡までが、そのまま閉じ込められた。
町を滅ぼした火山灰が、同時に約2000年前の暮らしを保存したのである。

そう考えるとポンペイは、巨大なタイムカプセルみたいな場所でもあるのね。



今作は、そんな土地を舞台にしたジャンフランコ・ロージ監督のドキュメンタリー。

全編モノクロ。
考古学者、博物館の学芸員、盗掘を追う人々、消防司令センター、小麦を運ぶ船員、子どもたちに本を教える人……と、現在のナポリ周辺を生きる六つの視点が、ほとんど説明もなく交錯していく。

正直、観る前はもっと静かで硬質な、「ポンペイの遺跡をじっくり眺める映画」くらいを想像していた。

ところが、存外に面白かった。
遺跡の上には家が建ち、その間を電車が走る。
海では馬が調教され、地下では考古学者と墓泥棒が、それぞれ全く違う目的で穴を掘っている。
消防署には地震の問い合わせから夫婦喧嘩まで、ありとあらゆる電話がかかってくる。

2000年前の歴史を見ているはずなのに、映画が映し出すのは驚くほど騒がしく、雑多で、生々しい現在だった。
そして六つの話を行き来するうちに、過去と現在、破壊と保存、戦争と平和、死と生活が、いつの間にか同じ地層の中に重なって見えてくる。

ジャン・コクトーの言葉から始まるこの映画は、歴史についてのドキュメンタリーでありながら、歴史を「過ぎ去ったもの」としてほとんど扱わない。

モノクロだからこそ、過去と現在の境界が曖昧になっていく。

確かに派手なことは何も起こらないので人を選ぶのかもしれないけれど、私にとっては、とても豊かな映画でした( *´艸`)


ところで、
モノクロ映画を観ると、情報を捉えるのに色に頼れないので、集中力より使う気がすると、初めて言ってみたけど、私だけかな?(/ω\)


内容あーだこーだnote
https://note.com/chinaco_cinema/n/ndaf7b3f33e83
月
3.6
ジャンフランコ・ロージ監督・脚本・撮影(「海は燃えている イタリア最南端の小さな島」「旅するローマ教皇」など)
音楽:ダニエル・ブルンバーグ(「ブルータリスト」)
第82回(2025年)ベネチア国際映画祭コンペティション部門にて審査員特別賞を受賞

世界遺産ポンペイとナポリを舞台に、火山のふもとに広がる壮大な歴史と人々の営みをモノクロで描いたドキュメンタリー
(2026年公開 イタリア 119分)

ごめんなさいっ!

ビックリするぐらい寝ちゃいました!💦
4割?
いや6割くらい寝てたと思います!
劇場鑑賞で、ここまで寝たのは初めてです!
はぁ、自分で自分にビックリした〜っ!笑
あっ、…ごめんなさい!💦

感想は…え〜っと…
心地よかったです 笑!

今作では
西暦79年のベスビオ山の噴火によって一昼夜にして火山灰の下に埋もれ消えた、古代ローマの都市ポンペイの遺跡研究の様子を紹介しながら
古代ローマの都市ポンペイと
火山のふもとに広がるナポリの街とを対比するかのように描写されていたような気がします 笑💦

埋没したポンペイ遺跡は長く続いた発掘や盗掘により元の姿をとどめておらず…

一方、ナポリの街では、
考古学博物館で30年にわたって熱心に働く女性マリア、
ベスビオ山近郊で遺跡発掘にあたり、歴史のロマンに魅せられている東京大学チーム、
子どもたちの勉強をあたたかい瞳でみる男性ティッティなどの
日々の営みが映し出されていました

火山の街の2000年にわたる歴史と現在、そして未来へ想いを馳せる今作は、
淡々と心地よく、静かに眠りを誘い…
あ、間違えたっ!
ちゃんと観てれば、あたたかい余韻に浸れる作品だったのではないか、
と思います 笑


26-484-225
Omizu
5.0
【第82回ヴェネツィア映画祭 審査員特別賞】
『海は燃えている』ジャンフランコ・ロージ監督の新作。ヴェネツィア映画祭コンペに出品され審査員特別賞を受賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭コンペにも出品された。

大傑作!これはもう他の山形コンペ作品とはレベルが違う。ヴェネツィアの受賞も納得だし、ロージならではのこの上なく美しい映像が堪能できる。

ナポリの地下遺跡や地下通路といった過去の記憶、そして頻発する地震といった現在の問題を多層的に描いている。過去と現在が交錯し、ダイナミズムが大きなうねりとなって迫ってくる。

白黒の画面が美しく、静かながらも雄弁な語り口が流石としか言いようがない。ロージは特別好きというわけではなかったが、本作は一番好きかも。イタリアの記憶をめぐる傑作ドキュメンタリー!

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