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あかるい光の中で
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目次

あかるい光の中での作品紹介

あかるい光の中でのあらすじ

この喜びあふれる愛の物語では、互いを失う可能性に直面した高名な詩人のアンドレア・ギブスンとメガン・ファリーに密着。2人は一緒にいられる恐らく最後の年に、自分たちの強さ、そして図らずとも笑いを見出す。

あかるい光の中での監督

ライアン・ホワイト

あかるい光の中での出演者

メガン・ファリー

アンドレア・ギブスン

原題
Come See Me in the Good Light
製作年
2025年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
104分
ジャンル
ドキュメンタリー恋愛伝記

『あかるい光の中で』に投稿された感想・評価

3.9
世界がやっと見つけた光✨

アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート作品。
長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされたと聞くと、どうしても社会問題や政治的テーマを前面に押し出した作品を想像してしまう。
その先入観のまま観始めた本作は、いい意味で、そして少し戸惑うほどに、とても王道の「闘病ドキュメンタリー」だった。

クィアであること、詩人であること、有名人であること。
そうした属性は確かにあるが
画面に映し出されるのは、まず何よりも
「愛し合う二人が、限られた時間をどう生きるか」
という、極めて個人的で、普遍的な問いだった。


桂冠詩人 アンドレア・ギブソン。
末期がんと診断された彼女が恋人であるメーガンとともに、治療と創作をしながら、生活を続けていく姿をカメラは静かに追い続ける。

おそらく最後になるかもな一年。
奇跡も、劇的な逆転も約束されない。
それでも二人は、笑い、語り、時に希望を信じ、
「生きている今」を積み重ねていく。

今作は、病気を克服する物語ではない。
また、悲劇として消費する物語でもない。
生と死が同時に存在する時間がそこにあった。


「桂冠詩人(Poet Laureate)」について
作中、当たり前のように出てくる単語だが、正直に言えば私はよく知らなかった。
「桂冠詩人」とは、もともとヨーロッパ由来の、優れた詩人に与えられる称号。古代ギリシャやローマでは、詩作も体育競技と並ぶ競技であり、勝利者には、詩神アポロンゆかりの月桂樹の枝葉で編んだ月桂冠が授けられた――そこから桂冠詩人という言葉が生まれたという。

アメリカでは、この言葉は
国家公認、州・郡公認、あるいは文化を代表する存在など、やや曖昧に使われているが、今作のアンドレア・ギブソンは、コロラド州公認の Poet Laureate(桂冠詩人) を務めた人物だ。

アメリカでは「読む詩」だけでなく、ステージで語られる詩――スポークンワード詩を、聴き、体感する文化が根付いている。
特にそれは、黒人文化、クィア文化、フェミニズム、反戦・反差別運動などと強く結びつき、運動家や代表者が声を上げる場でもあるという。

日本では、詩=内省的で、紙に書かれたものを一人で読むもの、という感覚が強いので最初はわかりにくい。

その前提を知らないと、本作に流れる文化的なズレは少し掴みにくいかもしれない。
観ていれば想像はつくが、知っていると、より腑に落ちる部分は確かにある。

本作は、彼女が生きた時間を閉じ込めた、ラブレターのような作品だった。


以下内容について
ドキュメンタリーにネタバレもないとはおもいますが、、、以下内容に触れます。

note(_・ω・)_バァン…
https://note.com/chinaco_cinema/n/n917df450636d?sub_rt=share_sb



















印象に残った場面

スマートフォンの老化フィルターで、
「本来は会えないかもしれない未来の、老いた自分たち」
を二人で見る場面。

刻まれた皺を、失われた時間ではなく、
「生きて笑った結果」として受け取る二人。
未来が約束されていないからこそ、先にその未来を想像し、そこで安心する。

この映画は、希望と絶望を分けない。
生と死を分けない。
それらを同じ場所に並べる作業を、ただ静かに見せていく。


治療についても印象深い。
彼女は詩人で、思想的にも自由で、経済的にも比較的恵まれている立場にある。
これは私の偏見でもあるが、そうした人ほど、科学的根拠のある標準治療を避け、派手で魅力的に見える治療に惹かれてしまう例も少なくない。
(本当に偏見です、すみません。Apple TV配信ということもあり、スティーブ・ジョブズのことが頭をよぎってしまった。)

だがアンドレアは、恋人メーガンと少しでも長くいられるよう、「生きるためにできることはすべてやる」という、驚くほど地味で現実的な選択を重ねていく。

痛みだけでなく、副作用によって、桂冠詩人としての最大の武器である「声」を失うかもしれない恐怖とも向き合いながら。

それでも、カメラの前に映る二人には、底知れない絶望の姿はほとんどない。
冒頭の陽の光の中で子犬とじゃれ合う姿。
陽だまりの彼女達が永遠に続くと錯覚してしまう。

だが、死について話すジョークを観ると、
絶望を隠しているというより、二人のあいだで、すでにもう十分に悲しみの底を引き受けきった後なのだと感じられた。



日本から観る違和感

正直に言えば、闘病ドキュメンタリーとしては
「よく見るタイプの物語」でもある。

公的な詩人であり、クィアであること。
キリスト教が同性愛を認めていない背景のなかで、魂の救済をキリスト教に回収しない死生観。

それらがアメリカ社会では大きな意味を持つことは理解できる。

ただ、日本人の感覚では、そこまで特別ではないとも感じてしまう。
日本では、死は完全な断絶ではなく、あの世や輪廻、記憶の中で「続くもの」として、比較的自然に受け止められてきたからだ。
(日本のキリスト教の修道会は、外国に比べたらLGBTQに寛大なのも「日本化」しているからだとも思う)



そのため本作の死生観は、革新的というより、むしろ静かで、なじみ深くさえある。

この文化差も含めて、アカデミー賞ノミネートと聞き、
「そうか、世界がようやく追いついたのかもしれない」
そんな感想を抱いた。
これはきっと希望の光なんだと思う。


映画のエンドロールが終わるまで、
アンドレアは「生きたまま」そこにいた。

鑑賞後に調べて、彼女が亡くなったことを知る。
その事実を踏まえて振り返ると、この構造は、とても美しく感じられる。

この作品は、彼女の最期を記録した映画ではない。
彼女が生きていた時間そのものを、閉じ込めた作品だったのだろう。

耐えられる人と、耐えられない人がいる。
達観できる死生観と、そうではない生き方がある。

この映画は、「かくあるべし」とは言わない。
ただ、こうやって生きた人たちがいた、という事実だけを、静かに差し出している。

今作は、観る側の時間と文化に、すべてを委ねているように思う。



彼女が残した言葉
最後に、アンドレア・ギブソンが残した詩を引用したい。
この映画で描かれ、またその描かれた時間そのものを言葉にしたような詩だ。

============
every time i ever said i want to die
By Andrea Gibson

A difficult life is not less
worth living than a gentle one.
Joy is simply easier to carry
than sorrow. And your heart
could lift a city from how long
you've spent holding what's been
nearly impossible to hold.

This world needs those
who know how to do that.
Those who could find a tunnel
that has no light at the end of it,
and hold it up like a telescope
to know the darkness
also contains truths that could
bring the light to its knees.

Grief astronomer, adjust the lens,
look close, tell us what you see.
====================


「私が「死にたい」と言った時はいつでも」
        アンドレア・ギブソン


過酷な人生は、
穏やかな人生より価値が低いわけじゃない。
喜びはただ、悲しみよりも
持ち運びやすいだけ。

あなたの心は
ほとんど不可能な重さを
長いあいだ抱えてきたせいで、
ひとつの街を持ち上げられるほど
強くなった。

この世界が必要としているのは、
そんなふうに抱えられる人たちだ。

出口に光のないトンネルを見つけても、
それを望遠鏡のように掲げ、
闇の中にも
光をひざまずかせるほどの真実が
潜んでいることを知っている人たち。

悲嘆の天文学者よ、レンズを調整して、
もっと近くを見て。
そこで何が見えるのか、私たちに教えてほしい。
Omizu
3.8
【第97回ナショナル・ボード・オブ・レビュー 長編ドキュメンタリー映画賞受賞】
『おしえて!ドクター・ルース』ライアン・ホワイト監督が桂冠詩人アンドレア・ギブスンを追ったドキュメンタリー。サンダンス映画祭で受賞、アカデミー賞前哨戦でも善戦をみせている。

非常に感動的で美しいドキュメンタリー映画。ガンで余命宣告を受けたアンドレアと恋人メガンを中心に、彼らを取り巻く周囲も描いた作品。

アンドレアは2025年7月に亡くなったそうだ。自分の命が幾ばくも無いことを知りながら言葉を紡ぎ続けるアンドレア、恋人に寄り添いサポートするメガン、二人の関係が尊く美しい。

検査の数値で一喜一憂し、命の美しさをかみしめる。そんな二人の関係性がとても頼もしい。終盤ステージに立つアンドレアがみられるが、ありのままを綴る詩に感動。

これはアカデミー賞ノミネートされるといいな。Apple TV+で配信されているが、あまり注目されていないのがもどかしい。非常に感動的で美しいドキュメンタリー映画だ。
癌で余命宣告を受けた詩人のアンドレアと、その恋人メガンを追ったドキュメンタリー映画。今年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞したほか、アカデミー賞では長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。

とにかく美しいの一言に限る。映像や音楽の美しさはもちろんだが、それ以上に、二人の愛がひたすら美しい。詩人だからこそ紡がれる詩的な言葉選びにも心を掴まれた。実は台本があるんじゃないかと疑ってしまうほど、エッジとユーモアに満ちている。会話劇としても楽しめるドキュメンタリーってすごい。

特に死生観やセクシュアリティについて赤裸々に語っているところは、アンドレアの魅力が存分に発揮されている。LGBTQに関する映画としても目が離せない。個人的に「ブロークバック・マウンテン」と書かれた看板を吊り下げているところが切ないけれど好き。

既にアンドレアは亡くなってしまったみたいだが、彼女が生きた証をこのような素晴らしい作品で形として残せて本当によかったね。涙。

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