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ポーラX
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『ポーラX』に投稿された感想・評価

「ポーラX」

「白鯨」で知られるハーマン・メルヴィルの「ピエール」をレオス・カラックスが脚色した作品。レンタルや配信がなくセル版のDVDも廃盤になっているため現在鑑賞が困難な作品となっているがユーロスペースにて開催されている特集上映「WE MEET LEOS CARAX !」にてなんとか鑑賞することができた。

「アレックス三部作」がカラックスの代表だとすると「本当にカラックスが撮ったのか?」と疑いたくなるような映画である。ドニ・ラヴァンが出ていないのはその理由の一つと考えて差し支えないが、撮影の方法も違うように思えるしどことなくカラックス味を感じないようなというのが序盤までの感想である。

中盤まで話が進んでいくと明らかに自身の経験を投影した物語になっていることに気づき「やっぱりカラックスだ…」と誰もが思うだろう。人を愛し崩壊していく男の生き様、なんとも美しい。

カラックスはどの映画においても「男が崩壊していく様」を描いていると思う。「アレックス三部作」もそうだし「アネット」も本作も… 「ホーリー・モーターズ」を除けば全てが一貫した題材の元造られていることに気づける。

なぜそのような映画を作り続けるのか。カラックスという男の人生とは?監督作品を全て観ても謎の多い男である。

余談ではあるが今回の上映は35mmフィルム上映だったようだ。今後劇場公開がなされるかが微妙な作品なのでこの貴重な機会を逃さなかったことは非常に幸いだった。
菩薩
4.1
官能的で性的な序盤から狂気的で陰鬱な後半へとただ堕ちていく、破綻と破滅にひたすら流されていく、しかしピエールにとってそれが「真実」なのだとしたら、その不安定な世界に投げ出された彼の姿を最後まで見届ける義理が我々にはある。粉々に砕け散った扉の先にあったのはがらんどうの空間、この世を飛び越えた先にあったのはただの虚しさ、彼の内面世界も結局はただのからっぽの世界でしか無かった。光があれば闇があり、生があれば死があるのがこの世界の真実なのであれば、妄想と混乱、そしてただの模倣を越えた先にあるものは一体何か、その二つの魂の行き着く先は。「光の中へ」、そして「森の外へ」、片割れ同士の魂が暗がりの世界で身体を交わし、そして世界は砕け散る。


Einstürzende Neubauten/Halber Mensch(半分人間)
neroli
4.0
◼️久しぶりのカラックス監督作品鑑賞〜✨◼️
 
 
レオス・カラックス監督作品鑑賞は久しぶり〜🎬
 
本作は「白鯨」で知られるアメリカ人作家ハーマン・メルビルの「ピエール」を映画化。
 
ハーマン・メルビルの作風は難解で陰鬱。
 
よって、本作『ポーラX』も難解な作品と言えるかもしれない。 
 
 
前半部のノルマンディのお城で暮らしていた時の小説家ピエールは健康的で明るい。
 
婚約者がいて、情景的にも美しい〜✨
 
ピエールの母親役はなんと、カトリーヌ・ドヌーブだった〜
 
カトリーヌ・ドヌーブが出てきたのが、この映画の救いの部分だったかも〜笑
 
それと共に、ピエールのバイク疾走シーンが好き〜
カラックス監督と言えば、”バイク”や”疾走”シーン〜✨
 
 
ある日、異母姉と名乗る長い黒髪のジプシー女、イザベルと出会ったピエール。
 
彼女に惹かれた彼は、すべてを失っていく〜
 
 
暗ーいお話であるにも関わらず、なぜか最後まで見れた映画〜
 
意外と鬱映画、好きなのかもな〜
最近、自分の好みがよくわからない〜笑

 

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