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サン・ソレイユ
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目次

サン・ソレイユの作品紹介

サン・ソレイユのあらすじ

世界を旅するカメラマンから届いた手紙を朗読する女性。日本とアフリカ、記憶や旅をテーマに、フィクションやドキュメンタリー、哲学的考察が混在したマルケルの代表作の1本。

サン・ソレイユの監督

クリス・マルケル

原題
SANS SOLEIL
製作年
1982年
製作国
フランス
上映時間
104分
ジャンル
ドラマ

『サン・ソレイユ』に投稿された感想・評価

Moomin
4.9
衝撃とはまさにこのこと
絶対自分には撮れない。

監督が日本とアフリカを旅した記録
2つの国の文化、価値観の対比から何が浮かび上がるのか

1980年代初頭の日本とアフリカの生活にカメラを向ける
映像の上に監督の記録を女性が読み上げる構造
とにかく驚きの連続。
日本人にはない視点が沢山ある
それが観ていてとにかく面白い
哲学的作品ではあるものの映像としてとにかく価値がある

もう一つは今と変わらないオーソドックスなカメラワークに構図
特に日本のお祭りのシーン
そこにはお手本のようなお祭りの撮り方があった
当たり前だけど半世紀前にはカメラの構図、ワークなどは決まっており、今の時代はドローン、空撮やレンズ、カメラの性能の違いなだけで、基本は変わらないのだと
とても痛感した

三里塚闘争辺りから映像加工が入り、特攻隊の映像などにも加工が入る
その意図まで伝えてくれる丁寧さ
とにかく映像が魅力な上にしっかりとした哲学を持つ 映画の基本を魅せてくれる

余興だが‥
もうお亡くなりになったクリスマルケル
世界のコロナ禍を撮ってほしかった
彼の目線、哲学で撮ってほしかった
こう思えるほどの魅力ある人物に作品を通して出会えて幸せでした
sonozy
3.5
『ラ・ジュテ』のクリス・マイケル作。
世界を旅するカメラマン(架空)から届いた手紙を朗読する女性の声に合わせ、
アイスランド、北海道、ギニア、東京、ヒッチコック「めまい」の舞台サンフランシスコ、沖縄、成田空港反対運動...と、様々な映像がモンタージュされていく。
フィクションとドキュメンタリー、歴史/記録と記憶が融合したような不思議な読後感の作品です。

阿波踊り、高速バス、手相占い、マンガの立ち読み、新宿のバー、お好み焼き屋、テレビCM、ホラー、時代劇、西遊記の夏目雅子、選挙のだるま、エロ深夜番組「11PM」、AV、秘宝館、渋谷ハチ公、アルタビジョン、竹の子族、カメラはヨドバシカメラ♪、上野動物園のパンダの死、改札の切符回収、電車で寝る人々、テーブルゲーム(パックマン他)、銀座ソニービルにあった音の鳴る階段、秋葉原のパーツ屋、ドヤ街の人々、どんど焼き、初詣、成人式の着物の女性たち・・・etc
クリス・マイケルの視点で、当時(1981年前後)の日本の様子が見れるのが楽しい。

中でも笑ったのが、もぐらたたきゲームなんですが、社長・専務・部長..と書かれた穴から現れるオッサン人形を叩くタイプのもので、男が思いっきり叩いてました。笑(“にっくき上役達をぶちかませ!!"「SCATTAR(スカッター)」という機種)
デパートに設置されてた動く蝋人形的なやつも当時にしてはかなりリアルっぽかった。

シンセサウンド的な音楽と、時おり挿入されるビデオ・アート的に加工された映像も印象的。
(このスペシャルエフェクトを担当したのがHayao Yamaneko(山猫駿雄)となっていますが、実は架空らしく、クリス・マイケルが担当しているようです)

ベルリン国際映画祭 OCIC特別賞受賞。
菩薩
3.6
映像の中のかつての日本はやはり今の日本とは確実に違っていて、戦後あれよあれよと右も左も分からないまま上に上に無理に伸び続けて行った挙句、あまりにもバランス感覚を失った歪な非平衡世界の様に見えた。天井知らずの成長を続けていた頃の日本はよく知らなくて、バブル以降の衰退型の世界ならそれなりに知っているつもりだけど、人々の歩き方ひとつとっても何やら違う気がした。今の日本を映してもおそらくこの雰囲気は出てこない、より画一化された姿が映しとられるだけな気がする。泪橋の交差点で交通整理に勤しむドヤ街の住人、あの街ですら今や外国人に溢れている。でも時々バッハに行く途中なんかに、道端に寝っ転がってる歯の抜けたおっさんがいたりすると安心する。社会がさながらモグラ叩きなのであれば、叩く側にはなりたくないし、故障しててもいいから、一度も頭を出さずに叩かれないでいたい。ドキュメンタリーなのになにやらSFなのは、冨田勲先生のせいか知らん。

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