映画の主なテーマは、記憶と時間の流れ。日本、ギニアビサウ、アイスランドなど、様々な場所の映像が交錯し、異なる文化や風景を見せながら、記憶の断片をつなぎ合わせていく。とくに、日本の風景や日常生活の描写…
>>続きを読むあとで書く
【20240530】
時間、記憶、旅のテーマを根幹に据えながらカメラと語りは世界中を縦横無尽に飛び回る。日本やアフリカへ向ける眼差しからオリエンタリズムは完全には取り除けないとはいえ、…
「この町は楽譜のように読まなければならない。オーケストラのような大集合や、細部の集積に惑わされてはいけない。そうすると、人口過剰、誇大妄想、非人間的な街といった、東京の卑俗なイメージが出来上がってし…
>>続きを読む1982年の日本は、この国が最も輝いていた瞬間なのではないかと勝手なイメージを抱いている。
フランス人による日本見聞録というと、ロラン・バルトの『記号の国』を真っ先に思い出すが(さらに古くだとピエー…