由美香の作品情報・感想・評価

由美香1997年製作の映画)

製作国:

上映時間:135分

3.9

「由美香」に投稿された感想・評価

昔どこかの誰かが、ドキュメンタリーは撮影者と被写体の〝関係性〟を写していく媒体と言っていたが、これはそういう意味では最たる作品だと思う。
リアルな不倫相手との自転車旅行を撮るなんて 普通は企画も通らない、制作者のリスクが大きすぎるから。
相手や未来の事などのたわいのない会話、口喧嘩、そしてセックスなど おおよその恋人がする事をおおっぴらに写している。フィクションでは描けない現実味が写っている。

しかし、、、自分も大人になったなぁ、、、と思う。この作品を観ていると実は辛い。不倫相手の林由美香さんが旅中によく泣いているし、酒に酔っている。一応、理由は旅が大変だからだと語っているが、どうなんだろう。彼女は劇中の発言や行動から不倫相手の監督と絶対に一緒になれない事、本当の寂しさは不倫関係では埋められない事、自分自身がどんどん歳をとっている事、自分の価値を下げないと生きてはいけない事などを自覚しているように見てとれる。自分の人生に悩んでる。
一方 監督は、「由美香好きだ!ウォー!!」みたいな単純な感情はすごい感じとれる。ある種の無自覚で無責任、享楽的。ただ そういうストレートに好きをぶつける人だからこそ、淋しい彼女は離れられないのでは無いだろうか、、、(※全て想像)
生きるって大変だなぁとしみじみ思う。
多分この作品は、男側の視点と女側の視点とで感じ方は変わる杞憂の作品。

あと元がAVなんで規制がゆるいから、実際にうんこが映る。他人のうんこ無理って人はエンディング周辺は目を伏し目がちでお願いします。(個人的には、女もうんこモリモリ出るなぁとか。それまでは普通のか弱い女の子っぽかった彼女が そこだけ不思議と逞しさを感じるなぁとか。スカイブルー色の美しい海に浮かぶうんこが 結局この作品のテーマなんだなぁとか思ったけど。別に興奮はしない。)

時としてフィルムは道徳観の外を描いてる事がある。個人的には不倫は反対だし 別段 美化もしてないが、それに落ちてしまった人達は どう生きて どう感じてるのかなぁとはよく考えている。自分には無い価値観に触れられて 面白かったです。
り

りの感想・評価

3.8
30万のためにうんこ食べるミューズ(もちろん好き)を崇める男のナルシズムにやや引
草

草の感想・評価

4.0
監督失格を見た後これを見た。
やはり平野と由美香は魅力的な人間だ。
「ウンコを食わす」というわかりやすい最終目標があり、男達のバカな作戦会議が面白かった。
平野と由美香のプロ意識は全く違ったものだが、最終的に「プロはクソだ」と言い切っていて二人の関係性が面白い。
カメラの前でも感情を剥き出しにできる由美香には一種の羨ましさを感じる。
由美香が好き勝手にカメラを回すのも面白い。由美香が朝日を写し、平野に戻さず終わるという終わり方はとても良かった。あの朝日には感度した。
自転車三部作、二三作目も早急に見なくてはと感じた。
わや

わやの感想・評価

4.1
セックスはさんだりカメラ回ってなかったりなんていうか稚拙で雑なんだけど

ながったらしくてもずーっと楽しく見て入られて、最後は本当に笑える


まんがみたいな…がすき
牛丼狂

牛丼狂の感想・評価

4.5
自転車3部作の1作品目。
平野と由美香の関係性が面白い。たとえば旅のストレスで喧嘩が始まったりするが、どんなときでも互いにカメラは回し続けている。その点の信頼関係がすでにある。しかし平野は余裕がなかったといい一度撮るのを忘れてしまい、由美香に「監督失格だね」と言われてしまう。
「うんこ」というわかりやすい最終目標があるのが推進力となっている。散々フリを利かせておいて、みごとにオチるのだが。
由美香が勝手にカメラを持って好きなように風景を撮るのが面白い。平野が撮った画はどうしても制作者としての視点が見え透いてしまう。それは悪いことではない。止め画に平野が入りこむと画が締まるというショットがいくつかあった。だが、まだ物足りない。由美香が撮ると、混じり気のない素直な画に、ある種の感動に包まれる。特に、最終日の日の出には感動である。そのまま平野に戻さずにスパッと終えるのも見どころだ。
まる

まるの感想・評価

5.0
「監督失格」の余韻から抜け出せないので。
それと対を成すこれを観ました。
由美香さんや平野監督の魅力、また旅の魅力がたくさん詰まっていて、良かった。海にプカプカ浮かぶう○ことか、下らなくて笑った。でも切ないなー
Shocrusi

Shocrusiの感想・評価

4.7
平野勝之は置き画がすばらしい。
被写体としての魅力もあるということなのだろう。
製作者=写し手のドキュメンタリーには、被写体との関係性が写り込む。
不倫旅行といえど、由美香が撮影した平野勝之には愛みたいなものが映ってた気もする。

なにがすごいって食糞なんかより、平野ハニーよ。
全身の力が抜けました。
効いてます。
面白いドキュメンタリーは人でなしにしかとれない。
大好きな作品!
テレクラキャノンボールで覚えたav監督の名前がつらり。
レンタルdvdの新作情報で見たタイトル、監督失格。
平野勝之監督は同郷。

いずれ観たいと思っていたが、もうすこし早く手を出すべきだった。そうしたら自転車浮浪者になっていたかもしれないが。
映像よし、音楽よし。平野氏の顔はナンバーガールの向井に似て面白い。妻がいながら好きな女優と不倫旅行へ向かう男と、その女優の心情を推し量ろうとするのは辞めた。彼女はこの後亡くなるらしい。
結末に用意されたアレには、テレクラキャノンボールとの血縁を感じた。
やっぱりロードムービーはいい。
140分のAV版を買って観た。
AV版のタイトルは『東京~礼文島 41日間自転車ツーリングドキュメント わくわく不倫旅行 200発もやっちゃった!』。

平野勝之のしゃべり方の癖が良い。
TaiRa

TaiRaの感想・評価

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いま観ると意味が変わってくる。楽しそうにしてるのがなんとも切なくなる。
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