冒頭マサヒコちゃんがトコトコ歩いていく後ろ姿だけでやられる。水戸光子とマサヒコちゃんがお菓子を食べる店の窓、電車や雨の演出も見事。そして三條美紀の表情のゆらぎと、素なのかなんなのかマサヒコちゃんのぎ…
>>続きを読む出張中の夫を待つ妻の元に、就学前の男児が手紙を携え一人訪れる。どうやらその子は夫の隠し子らしい。そしてそこに帰宅が数日遅れる旨の電報が、夫から届く。子供を望みながらも授からない悩みを持つ彼女にとって…
>>続きを読む夫の帰りを待つ妻の前に現れた小さな訪問者。
冒頭のとぼとぼ歩いていく坊やの背中から惹き込まれた。
奥さんがイイ人すぎて泣けてくる。たまに怖いカットがあり豹変するのではとヒヤヒヤした。 なかなか…
#160 田坂具隆大会
見事な映画だった。
のちの『乳母車』『陽のあたる坂道』で描かれる“血のつながらない家族”への温かい視線が、早くも溢れ返っている。
田坂作品にしては珍しく、100分の“短い尺”…
理性ではどうにもならない現実がある、という台詞に象徴されるように、家族の綻びから生じる病の不気味さと不穏さで充満。ちょっといじればゴシックホラーになる。どんな微細な表情の揺れも見逃さんとばかりの強度…
>>続きを読む“インド映画祭で「羅生門」とともに、日本映画の傑作として賞賛され、多くの模倣作を生むなど東南アジア映画に大きな影響を与えた”(DVDの解説文より)らしい、昭和26年の田坂具隆監督作。結婚7年目で絵に…
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