雪割草の作品情報・感想・評価

雪割草1951年製作の映画)

製作国:

上映時間:100分

3.9

『雪割草』に投稿された感想・評価

冒頭マサヒコちゃんがトコトコ歩いていく後ろ姿だけでやられる。水戸光子とマサヒコちゃんがお菓子を食べる店の窓、電車や雨の演出も見事。そして三條美紀の表情のゆらぎと、素なのかなんなのかマサヒコちゃんのぎ…

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ここにも戦争の影が・・・田坂具隆監督の小さきもの弱きものへの優しい愛情が垣間みえました。
3.9

出張中の夫を待つ妻の元に、就学前の男児が手紙を携え一人訪れる。どうやらその子は夫の隠し子らしい。そしてそこに帰宅が数日遅れる旨の電報が、夫から届く。子供を望みながらも授からない悩みを持つ彼女にとって…

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4.2

夫の帰りを待つ妻の前に現れた小さな訪問者。

冒頭のとぼとぼ歩いていく坊やの背中から惹き込まれた。

奥さんがイイ人すぎて泣けてくる。たまに怖いカットがあり豹変するのではとヒヤヒヤした。 なかなか…

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3.8
生真面目な印象を受ける田坂具隆監督ですが、基本テクニックを存分に発揮してる。ミラーマンの博士も二枚目だった。

#160 田坂具隆大会
見事な映画だった。
のちの『乳母車』『陽のあたる坂道』で描かれる“血のつながらない家族”への温かい視線が、早くも溢れ返っている。
田坂作品にしては珍しく、100分の“短い尺”…

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理性ではどうにもならない現実がある、という台詞に象徴されるように、家族の綻びから生じる病の不気味さと不穏さで充満。ちょっといじればゴシックホラーになる。どんな微細な表情の揺れも見逃さんとばかりの強度…

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4.5

“インド映画祭で「羅生門」とともに、日本映画の傑作として賞賛され、多くの模倣作を生むなど東南アジア映画に大きな影響を与えた”(DVDの解説文より)らしい、昭和26年の田坂具隆監督作。結婚7年目で絵に…

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