愛の地獄の作品情報・感想・評価

「愛の地獄」に投稿された感想・評価

【メンヘラ堕ちについて。その過程。】
始めは真っ直ぐ愛していた筈なのに。
いつの間にか曲がりくねった感情に支配され、妻への勘ぐりが溢れて止まらなくなる夫。
支配欲ありきの独善的な愛で占領された情念をコントロールするのは至難の業。

脚本クルーゾー✕監督シャブロルだなんて私得すぎる組み合わせ。
しかもキャストに90年代のエマニュエル・ベアールさん♡髪の毛を下ろした彼女は至高!!
ずっと観たかったのでようやく鑑賞できて本当に幸せです。
今月いっぱいご機嫌で過ごせそうです。

夫の脳内で繰り広げられる妻の浮気劇場(妄想)が具体的すぎて笑ってしまうしさり気ない鏡の使い方が素晴らしすぎて脳味噌から涎が出ました。気持ち悪くて楽しかった!
そしてシャブロル監督のベアールさんの撮り方が…女性に恨みでもあるのかなって感じます。
本当に嫌味な撮り方しますよねw大好き。
お

おの感想・評価

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かわいい小道具たちと職人たちの映画
一方でエアマニュエルヴェアールを捉えるカメラは大胆で気持ちがいい
でもこの冷静ぶり、シャブロルの性格は悪そう
しょう

しょうの感想・評価

3.5
シャンタル・アケルマンの「囚われの女」同様、妻に対する妄想に取り憑かれた男映画

気持ち悪い。実に気持ち悪い。

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螺旋状な階段を上がる時にカメラが回転するかと思いきや45°に傾き固定されるといった奇妙な演出がちらほらと見れて面白かった

そして「鏡」が登場人物の状況を表すアイテムとしてとても活きていたのが好き

鏡の大きさや位置、鏡に映る物や人など多くのシーンで活用されていた

しかし全体的にストーリーが面白いかと言われれば普通なのが勿体無い

これをシャブロルではなくクルーゾーが撮っていたらどうなったのか
wong

wongの感想・評価

3.5
面白い。シャブロルの映画は本当に面白い。
強いヒロインが抵抗するように、夫の嫉妬が過度にみえてく前半から中間。ある境をスイッチに180度立ち場を変える上手さと猛攻の瞬間。そこからはヒロインを常に我々観客もが監視しているような撮り方。そして水上スキーのロマンスの構図。

こーゆー男性を見るとおっかないなと思う反面、すぐに淘汰できるでしょと思うけど、実際はそうならないことは実生活で学んだ。

ましてそれが夫婦のパートナーときたらそれはもう恐怖でしかない。そーいえばその方の奥さんも飛び出して逃げていた。旦那は我々に何食わぬ顔で、奥さんを異常者のように話していた。奥さんを知らない我々は彼の話を鵜呑みにする。自らの眼で見つめることの物理的難しさ。もっとその視点をもてば、救える人が増えるかもしれない。
hisauk

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3.5
ポールは湖畔のリゾートホテルのオーナー。そしてネリーという美しい女性を妻とする。可愛い一人息子も出来、幸せいっだった。いつしかポールは親しげに話す相手を嫉妬心からことごとく疑うよになる。

ネリーが本当に浮気していたのかどうかは確固たる証拠もない。
本当のところどうだったんだろう。
嘘をついているところもある。
観てる私としては、ポールの病的な嫉妬心
から妄想やらもう1人の自分の声が聞こえるなど精神が完全にやられてるとしか見えない。

ネリー役のエマニュエル・べアールが美しく、「天は二物を与えず」なんて嘘嘘。
なんて思って観てたけど、実際こんな話ありそうで怖い。

美しく生まれるのも大変な時もあるんだなぁ。
何て思ったりして。

「恐怖の報酬」「悪魔のような女」で50年代フランスを代表するサスペンス映画作家、アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督が64年に中途で製作を放棄した脚本を基に、ヌーヴェルヴァーグの旗手だったベテラン、クロード・シャブロルが時代を現代に置き換えて脚色・監督した(ネットより)
フランス語の勉強のために見たら、えらい気が狂ってる夫で、イライラした。とにかく妻は美人!可愛い!でも最後の終わり方よ!あーもういいわ!はい!終わり!って感じ。
Ibuki

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このレビューはネタバレを含みます

大好きなシャブロル×アンリジョルジュクルーゾー。
オチがジワジワ系だから尚更怖さを感じる
アノ

アノの感想・評価

3.4
ホームビデオ上映会でいよいよ爆発するフランソワ・クリュゼ。完全にイカれたクリュゼが精神病院で持論をぶちあげるときのカメラワークが素晴らしい。妄想で人を殴りつける勢いが見事に画面に表れている。
しかし、こういうのは最初は理解できる範囲の暴走だったのがブチ切れてとんでもない勢いになるのが一番面白いと思うのだが、エマニュエル・ベアールがふつーに良い子で全く浮気してなさそうので嫉妬に狂うクリュゼが最初からイカレポンチに見えてしまう。ベアールにはもうちっと不謹慎な魅力が欲しかった。キーになりうる子供の存在がほぼ消えているのも勿体なく感じる。
いくら雑食とかヌーヴェルヴァーグの精神に反するとか言われててもクロード・シャブロルは大好きな監督のひとりだし今回も圧倒された。誰から見ても狂っているのが明らかな『シャイニング』のジャック・ニコルソンと比べてこのフランソワ・クリュゼはまともに振舞っているから余計怖い(世の中の大体のDV男はこんな感じなのだろうけど)現実と妄想の入り乱れる終盤も好み。あとシャブロル何のフィルム使っているのだろうかと毎回思う
なすび

なすびの感想・評価

5.0
おもしろい!でも超怖かった…嫉妬されて束縛されることがこの世で一番怖いことと言っても過言ではない…。フランス文学読んでたらほんとによくこういうヤバい男が出てくるんやけどフランス人こんな男多いんですか…?『女の一生』でも『テレーズデスケイルゥ』でも読んでてムカつきすぎてお腹痛くなるくらいだよ。でも国関係なくこんな人おりますよね、、、嫉妬束縛ゼッタイダメ。。。

シャブロルってこんな超絶速い編集する人やったんや!すき。舞台はとても美しいところなのに、主人公は毎日ごきげんになれないっていう皮肉な対比がいいね。フランソワクリュゼさん初めて見たときジョンキューザックかと思った。

息子の存在が全然問題にならんところがフランスらしいというか。アメリカの映画やったら絶対子どもが云々かんぬん関わってきそう。奥さんの方はかいがいしく子どもの世話してるのに、夫は子供に全く手も触れん。

水上スキーを陸で並行で追いかけるシーン良かったなー。林と湖がチラチラしててサスペンス高まった。
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