成瀬巳喜男監督の1939年作品、戦時中のトーキー映画。(日本映画専門チャンネル録画)
序盤は、女子生徒どうしの「通信簿の差」によって、成績が落ちて来た娘の母親が教師の所に行って文句を言うなど「たか…
小学生六年生の仲良しの女の子ふたり、加藤照子と悦ちゃん、このふたりの可愛らしさを愛でる、そして昭和14年の甲府市ののんびりした風景を楽しむ。
それで十分な価値のある作品。
同時期に作られた吉田民三…
時局を反映した戦争賛歌の側面は否めない
しかし底に流れる主題は極めて普遍的なヒューマニズムあり、親の子への想いや、子どもたちのしなやかでしたたかな友情は色褪せない
汚れること、引き受けることを辞さ…
成瀬はスモールパッケージであってもものともせず、その映画作りの手腕に驚くばかり。
終盤にかけては戦時中の時代感がより前面に顔を出してくるが、ただし、それを物語の展開のてこ、とはせず、あくまで子供たち…
傑作
子どもを通して見る大人の世界。
子どもの動きがいい。
丸太のベンチに座る、乗る、縦列泣き。
2人の横顔をアップにするのも珍しいけど効果的。
子どもにジャブを入れられるとすぐに下を向いちゃ…
紛れもない成瀬の子ども映画の大傑作。夏の田舎の風景の中で子どもが走っている。ただそれだけで素晴らしい。信子の成績が落ちたということをきっかけにここまで話を広げられる成瀬の力が凄まじい。信子も富子も親…
>>続きを読む傑作。成瀬は小津より前から、人物が立ち上がる瞬間の(外からの俯瞰に切り替わる)アクション繋ぎを意図的にやっている事に気付かされた。
時間感覚を失墜させるソクーロフのようなディゾルブや、その場から動…
細やかな心模様が描かれれば描かれるほど、この後にやってくる戦渦のことが思われて、切ないことこの上ない。
夫の出征に際して妻や家人が涙を流す描写が難しくなってきていたであろう中にあって、さまざまな感…
貧しい母子家庭の少女富子と裕福な家庭の少女信子の友情を軸に、かつて恋仲だった富子の母と信子の父との過去の因縁が子供たちに及ぼす影響を描く。
学校の成績や草むしりなどを通じて描かれる繊細な富子と快活…