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クレマスター3
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『クレマスター3』に投稿された感想・評価

moon
4.0
マシュー・バーニーの伝説的映像作品『クレマスター』シリーズ東京上映@写真美術館

3が1番長く、グロテスクで、かわいくて、衝撃的だった。有象無象をこれでもかと詰め込んだ180分

舞台はNY。クライスラービルディングの上層階で行われた儀式はかわいいビジュアルなのにオペシーンのグロさは容赦ないし、バーのシーンはもはやコント。後半のグッゲンハイム美術館のシーンからは完全に思考がストップした。言葉で説明不可能です笑

見たことない映像を6時間見続けるという貴重な経験ができて良かった。イメージの洪水に溺れて脳が疲れたので寝ます
ririco
-
こちらも、思い出したので記録。昔大学の授業で観賞。『クレマスター』シリーズは、この3しか観ていない。が、とても好きだったのを覚えている。不思議な造形のマシューバーニーが、ニューヨークグッゲンハイム美術館内をクライミングするというシュール、が、とにかくカッコいい。人生で一度は行ってみたい場所のひとつになったもの。

また、特筆すべき点は、義足のアスリート、エミーマランスの美しさ!!ガラスの義足に、動物風の義足。彼女だから出来る、完璧なアートの姿に、惚れ惚れしてしまった。

当時、マシューバーニーのアートブックを買い漁ったんだよね。また眺めて楽しむことにする。
3.8
【摩天楼でシステムの奴隷になる】
東京都写真美術館で開催しているマシュー・バーニー特集に行ってきた。3時間に及ぶゾンビ映画と聞いて観に行ったのだが、これが奇妙な作品であった。

ジャイアンツ・コーズウェイで巨人が生肉を食べる場面から始まる。シーンは一転してクライスラー・ビルとなる。高層階に黒塗りの車がある。そこに目掛けて周囲のクラシックカーが激突。粉々になるまで潰し合う。その横で、職人がエレベーターに侵入して高層階を目指す冒険が繰り広げられる。エレベーターに侵入するとスプリンクラーから水を出し、セメントを作りエレベーターを埋めていく。やがて、フロアに入り込んだ彼はバーでビールを注文しようとする。しかし、紐で繋がれたマスターは連鎖的に破壊をもたらす。グラスは粉砕し、樽からは泡が噴射し、混沌としていく。

二つの破壊が荒れ狂う末に、舞台はグッゲンハイム美術館へと移る。各フロアで、パフォーマンスが行われていく中、姿が変わった職人は壁を伝って上を目指す。

正直、背景が分からないので延々とシュールな光景で殴りつけられる印象を受けた。一応解釈すると、資本主義における欲望の具現化といえよう。資本主義の中で人は高みを目指す。高みを目指す中で、破壊がもたらされる。作った車は無意味に破壊される。バーのシーンでは男に紐が取り付けられている。これはシステムの奴隷の比喩であろう。システムの奴隷になった男は無意味な動作を行う。ビールを置いてはこぼしを繰り返す。2回目で学習するものだが、システム上「置く」行為しかインプットされていないので失敗を繰り返し、無駄がたくさん生まれた末に改善される。

主人公の職人は正攻法ではない登り方をしている。彼は資本主義の高みを目指し破壊をもたらす行為に反発しているようだ。彼はセメントを作る。グッゲンハイム美術館を横から登ることで、新たな出会いをしていく。破壊に対して創造を行う存在として職人が配置されているように見える。ゾンビが、システムに操られ中抜きされている存在であるとするならば、職人はそれに抗う存在であろう。

日本では絶対に作れない表象に衝撃を受けながら3時間体感した映画であった。

『クレマスター3』に似ている作品

村田朋泰特集ー夢の記憶装置

上映日:

2018年03月17日

製作国:

上映時間:

80分
3.9

あらすじ

本特集では、“記憶”や“祈り”をテーマに、“生と死のあいだの世界”を描いた最新作『松が枝を結び』を初公開。さらにGalileo Galilei「サークルゲーム」のMVに使われた『木ノ花ノ咲…

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