ヤコペッティの大残酷の作品情報・感想・評価

「ヤコペッティの大残酷」に投稿された感想・評価

凛太朗

凛太朗の感想・評価

4.4
甲冑FU◯K!

モンド映画の先駆者であるイタリアの監督、グァルティエロ・ヤコペッティの名前こそ知っていたものの、観てみたいと思いつつもなかなか観ることができなかったところ、TSUTAYA発掘良品で転がっていたので、ヤコペッティ初鑑賞。

本作はヤコペッティが撮った最後の映画にしてモンド映画ではなく立派な劇映画で、フランスの哲学者ヴォルテールのカンディードがモチーフになっている哲学的且つ混沌としたエログロファンタジックコメディ。

完全にキワモノ的な作風で、男女の裸がバンバンに出てきて、時代も行ったり来たりしてるし、混沌としすぎて何が何だかよくわかんねー!
痛いし醜いしエンガチョ!とかなりつつも、絵の構図やら音楽やら何やらかんやらが、異様に美しかったりもする。

行き過ぎた文明の発展が何を生み、どういう結果を招くのかということを笑いと皮肉を交えつつ否定的にバカバカしく描いていると思います。

好きか嫌いか完全に別れるところだと思うけど、個人的には物凄く好き。
スゲーものを観たと思うと同時に感動すら覚えた。

常に最善であるという結果には原因が伴うとか、人生には善も悪もなく、頭に虱がたかって痒いから掻くとか、何やら哲学的なことが語られてますが、結局のところ、あっちに行ったから痛い思いをしたのではなく、痛い思いをしたいからあっちに行った。
的な、アドラー心理学の目的論的なことが描かれてんじゃねーかと思うわけですが、ただ難解で哲学的な内容に止まることもなく、結局はうだうだ考えてないで、やりたいようにやっちゃえよ!的なパワーを感じたりして、前向きにもなれてしまうという非常に不思議な作品。

ホドロフスキーのエル・トポやらホリー・マウンテンがイケる人や、モンティ・パイソンの諸作品が好きな方は是非!
悪夢のような映画。
1割も理解できない。
カオスで法則性のない映像をひたすら見せられます。
脈絡のない、強いていえばカオスという法則のみがある世界。

うーん、理解できない。
この感覚を与えられるけど、ハッキリ言って退屈でした。
こういうのを楽しめたら映画教養人っぽい。
やまう

やまうの感想・評価

4.5
無邪気なままではいられない無秩序で残酷な世界。

喘ぎ声混じりのファンクに乗せて127回犯される件が不思議とイカしてるは現代シークエンスへの移行が超楽しいはで目を背けたくなる様な残酷さではないのにただ老いだけが存在するラストがとても辛い。
初めてのヤコペッティ!


異質で
ロックで
暴力的で
エロくて
醜くて
綺麗で
悲惨で
哲学的で
難解で
そして感動的…


一つの恋が国も時代も超えて壮大な物語が繰り広げられる映画。
出会いは世界を変える!
野蛮そうなタイトルに騙されてはいけない!

ヤコペッティという人の感性に圧倒された1本。
rikako

rikakoの感想・評価

2.0
どのシーンよりも冒頭の主人公が満面の笑顔で駆け回ってるのが怖かった。タイトルえぐそうだけど全くそんなことなく、常にシュールでわけわからくてポップ。出てくる女がみんな綺麗。
顔夕

顔夕の感想・評価

3.8
完全に狂ってて訳わからんけど、見たことないような美しくカッコいいシーンばっかでおもしろい。
ラストも謎の納得感があるw
音楽がめっちゃ綺麗。
どえらいもの観てしまった。こんなにエネルギーに満ち溢れた映画はそうそう無いぞ。

「醜さは美しさよりはるかに長持ちするものだ。」
このセリフは本作のラスト10分における、パングロス博士(梅毒持ち)による怒涛の名言ラッシュの中の一つだ。
本作は人類のタブーに切り込みまくりながら、ルール無用サイテー映像がノンストップで110分も続く。いろいろ酷すぎて笑うしかない。
あまりにも衝撃的な(醜い)シーンの連続のため、生理的に受け付けない人も少なくないだろうけど、だからこそ、上のセリフのように心の中に残り続ける。

しかもこの映画、これだけ人類のクソさを語りつつ、最後はキッチリ「人間賛歌」で締めるんだから参る。ぶっ飛び円環構造にも参った。
本当にヤコペッティ監督、御見逸れしました。
kiko

kikoの感想・評価

2.9
んんー。シュールといえばシュールかもしれんが‥。1回観ればお腹いっぱい。
時空を超えて旅をした ある男性のお話しです(^-^)

タイトルがアレですが、スプラッター映画という訳ではありません。多分『人生は残酷だ』とか、そういう意味合いじゃないのかなと思います。

自分はあまり知らない監督さんでしたが、テリーギリアムやホドロフスキーの作品を見ているような気持ちで見れました。

見易さ★★★
IユRA

IユRAの感想・評価

3.8
途中から置いてきぼりくらって、集中宇宙なんのこっちゃ?ってIQ30の私には理解不能だったけど、凄みの極みの映画だった。どう生きてたらこんな破茶滅茶な作品を作れるんだろう。是非監督さんと飲み行って色々語ってほしい。友達にはなれないだろうけど。(ってお亡くなりなられてる)時代を感じるロックサウンドにエロスと死etc...刺激のオンパレードでした。
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