一見すると時代劇には場違いにも思える疾走感溢れる劇伴や間の抜けた遣り取りをナンセンスとして自覚的に織り込み、軽薄さを逆手に取った愉快な侍道を描いた一種のエポックメイキング的な作品だ。
実際問題この…
劇伴とのミスマッチ表現がいちいちおもしろくて、話の内容は薄味だけど映像が心地よい。
昭和映画を今の人が見た時に感じる、作り手が意識してない妙な味を、憧憬を持って人工的に作ってるような感じが危ういんだ…
このレビューはネタバレを含みます
高校時代にDVDを購入して鑑賞。
「うおおおおお!!」と駆け出すような疾走感と静かな間を使った演出の対比が心地いい。若き吹越満の全力投球感も良き。本人は真剣だが笑っちゃう「石を馬鹿にするな!!」を筆…