深夜の市長の作品情報・感想・評価

深夜の市長1947年製作の映画)

製作国:

上映時間:73分

3.2

「深夜の市長」に投稿された感想・評価

川島雄三監督の初期作品

2013年11月28日、鑑賞。

戦前の銀行強盗(殺人事件)である男が冤罪で死刑となり、第二次世界大戦をはさんだ戦後、冤罪死刑となった男の弟が兄の無実を証明しようと奮闘する物語。

初期の川島雄三監督作品によく起用されていた日守新一が「特別出演」との字幕があったので、また楽しい役かと思いきや、オープニングの銀行強盗で射殺される銀行員を演じていた。あっという間に出演場面は終わり。

その後は、冤罪男の弟=黒市憲三(安部徹)の犯人追求を、「深夜の市長」と呼ばれている室戸(月形龍之介(大映))が助けて、冤罪を晴らしていく物語。

テンポ良く、アクションシーンや恋愛場面などを織り交ぜながら作られた川島雄三監督の作品であった。楽しい映画。
narry320

narry320の感想・評価

3.8
【映画】『深夜の市長』。安部徹のロマンスと月形龍之介の現代劇が観られる珍しい作品。甘いセリフの時はまだしも押し黙るとどうしても悪役オーラが出る安部徹が愛らしい。1947年作の16㎜が見られるシネマヴェーラに敬意をこめて。
無実の罪で死刑になった兄の汚名を注ぐため、主人公の安部徹が真犯人を探すという話。

「名脇役列伝II 安部徹生誕百年記念 悪い奴ら」
@シネマヴェーラ渋谷
最高でした。川島雄三がハリウッドかぶれのハードボイルドロマンを撮っていたとは!それだけで感激する。オープニングの銀行強盗シーンがサイレント映画風に簡潔に処理されてて画面に釘付け。文吉が複数人の男たちから追われる夜のシーンのロケーションが最高。あと文吉の妹の顔がやたらとハリウッドを意識した撮り方になってる。そんなに際立った顔じゃないのに執拗に魅せてくる。ひとつ屋根の下での人情劇を持ち出してくるあたりが川島雄三らしくてグッときた。