安重根(アン・ジュングン)と伊藤博文の作品情報・感想・評価

安重根(アン・ジュングン)と伊藤博文1979年製作の映画)

製作国:

上映時間:120分

3.2

「安重根(アン・ジュングン)と伊藤博文」に投稿された感想・評価

ぶぶこ

ぶぶこの感想・評価

4.5
北朝鮮の映画。原題は「安重根、伊藤博文を撃つ」。ストーリーは、安重根が愛国心に目覚め、艱難辛苦の果てに、ハルビンで伊藤博文を射殺するところまでを描いた伝記映画だが、衝撃のラストシーンがあるので、最後までみること。
北朝鮮の映画と言うことで恐る恐る観たのだが、映画的なセオリーを軽く満たす撮影・編集の充実ぶり。監督の高い力量が感じられる。
大して意味のないシーンまでセットを作り込んだり、エキストラを導入したロケ戦闘シーンをきっちり撮り切っていたり、ロングショットと手持ちカメラの映像をつないだりと、見どころはいっぱいで飽きさせない。俳優陣(特に男優)も美しく、演技達者。
元は舞台劇であることをぼんやり感じさせる脚本だが、安重根を闇雲に英雄扱いしていない結末も大人だ。
東京のシーンまで朝鮮/韓国語(アメリカや日本映画にもよくあることだが)なのと、朝鮮人エキストラがロシア人の仮装をしているところだけ、クスッと笑える。

このレビューはネタバレを含みます

安重根は本当に実在した人間で、伊藤博文を射殺した犯人である。
歴史的に見て行くと日本からすれば嫌なお話だが、世界史を学ぶ上では申し分ない映画だ。
ハルビンで射殺された瞬間の伊藤博文はちゃんと日本語が使われています。1979年制作でありながら、安重根を知るためには必要な資料とも言えます。

一つ思いましたが…日本って戦争したことに対して後ろめたいことばかりですね。
この北朝鮮の映画が正しいとは言いませんが、安重根が伊藤博文を射殺しようとした原因の一つだとこの映画のストーリーは思います。