真珠湾攻撃の作品情報・感想・評価

「真珠湾攻撃」に投稿された感想・評価

こりゃ相当日本人をディスってるのかと思ってたら案外勤勉だとリスペクトしている場面もあって、そんなに悪い気はしない。一度は観てほしい。大東亜戦争を語る上で、あちら側の思いを知る事も絶対不可避だ。
ほし

ほしの感想・評価

3.0
キャプラには劣るが奇襲後の米兵追悼シーンは胸に迫るものがある。『ニッポン国vs泉南石綿村』の故人/個人の写真はここからか?
aconomusi

aconomusiの感想・評価

3.3
1941年12月現地時間7日7時55分の日曜日の朝、オアフ島沖真珠湾攻撃。200機死神がきて、150機帰還していったと。詳しい死者数は、出ていなかったけど、これが開戦のきっかけになり、心が痛くなる映像だった。日系の日本人も数万人を占め、フィリピン、中国、白人など人種のるつぼだったハワイ。日本の看板も街の至る所にあったが、真珠湾攻撃とともに日本語学校も閉鎖、看板も取り替えられ、ハワイ在住のお偉いさんもノーコメント発言。日本人スパイもいたと。やや反日プロパガンダはあるかもしれないけど、自国の先祖がしてきた過ちは、正当化してもしょうがないし、アメリカで制作しているから、自国寄り思想になるのは致し方ない。ハワイは好きな国であることは変わらない現実。勉強になりました。
映画『真珠湾攻撃』を観ました!前半の1/3はハワイに於ける日系人を始めとした情勢、中間では1941年12月7日の真珠湾攻撃、後半ではその後のハワイの復興と対策についての映画でした!

当時の戦意高揚映画であり、今観ると記録として楽しめます。
真珠湾攻撃時、ハワイの日系人は他の国からの移民よりも多く、ハワイの全体の1/3程の人口比率だったことには驚きました!
中盤では飛行しているゼロ戦が見られます。また特撮と実際の記録を合わせた映像はどっちが本物と偽物なのか区別出来ませんでした。
後半1/3は既に第二次大戦後、ベトナム戦争やイラク戦争を経験した現時点から観ると非常に痛々しく思える会話が登場しました。
まる

まるの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

1943年に日本軍への士気を高めるためにアメリカでつくられた映画
当時のハワイの様子が半分ぐらい
残り半分は戦争の様子と被害をアメリカ視点で語られる
ひどいことしたんだなあと思いつつも、やっぱり日本視点でみてしまいました(^o^)汗
すべて白黒で字幕が見にくかったですが、当時の様子がよくわかり勉強になりました

すべて剣を取るものは剣に滅ぶのだ!!!
日本への恨みが伝わってきます
青二歳

青二歳の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1943年ジョンフォードによる国策映画。プロパガンダのお手本。秀逸。陸海軍共同後援。日本人である以上、反ユダヤプロパガンダと違って身に迫る辛いプロパガンダですが、自分が日本人であることを差し引いても今作はプロパガンダの傑作だと思う。やはりプロパガンダはアメリカが一枚上手。
一方この頃日本では敵の出てこない国策映画を作っていた…敵愾心を煽らないその理性は評価されるべきだが、戦争中なんだからアメリカの国策映画みたいに敵国をもっと悪し様に描きゃあいいものを…いや先人たちの理性を尊敬しますし誇りに思いますけども。

構成として、先ずハワイの歴史が語られるんですが、そこをサックリとアメリカ国土のハワイとして描きます(沖縄とハワイの違いはなんなんだろう…これ沖縄でこんな描き方したらボロクソに叩かれるでしょうね)。そしてハワイは移民国家アメリカの象徴であるように紹介されていく。
特にハワイの発展に貢献した者として挙げられる日系移民。アメリカに順応する点を評価されています。
「様々な国や言語の人が暮らし、親しい隣人として友好を築いている」
そこでハワイアン美女がいう「様々な民族が暮らし溶け合っています。ハワイ諸島の総人口は42万3000人です。」朝鮮人曰く「そのうち7000人は朝鮮系」ラテン美女曰く「ポルトガル系は8000人」中国人曰く「中国系は2万9000人」「フィリピン系は5万3000人」さらにポリネシアンな美女曰く「先住ハワイ人系は6万6000人」白人曰く「白人(コーカサイド)は10万3000人」そしてオオトリ日系人から「日系人は15万7000人」「まさに人類のるつぼ。文字通り渾然一体だ。」
前半はアメリカという国の多様性や異文化共生こそが、国としての弾力性であるとばかりに移民国家アメリカの建前が語られます。

しかし印象的な台詞からどんどん不穏になってゆく。「“戦争屋”かい?やはり君は変わってるな、平和はたやすく得られない。物事は思い通りには進まない。そこでなにか提案すれば戦争屋呼ばわり。」「いつか東洋の愚か者の誰かが君を狙うだろう。そして準備が整えばこちらに構わず仕掛けてくるだろう。我が軍の要塞を叩くだろう。君が寝ている間に。」
この辺りから日系移民がいかにアメリカにとって異質な存在かが滔々と語られます。結局彼らはよそ者で、帰属するのは大日本帝國だと。キリスト教に改宗することなく国家神道を信奉していると。…ツッコミどころ満載…まず神道と国家神道が違うことを理解していないことはどーかと思う…(けど戦後でも皇室ギライな人は区別ついてないのでアメリカどうこうではない…)
それはともかく、日系移民はアメリカに忠誠を誓う"アメリカ人"ではない、日本に忠誠を誓うスパイである、情報を日本に漏らしているのだと訴えてゆく。
美容師や理容師、タクシードライバーなど身近な日系移民労働者がアメリカ人の世間話に耳をそばだて、情報を日本に漏らしているぞというストーリーなんですが、この辺がプロパガンダとして上手いなと。実際真珠湾攻撃があったので、ユダヤ陰謀論と違い、トンデモ陰謀論じゃねーかと片付けられない。身近であるからこそ不安感をうまく煽る作りです。ユダヤ人と違って“人種”が違うから、一目ですぐ分かる他者ですもんね…。来栖大使の裏切り云々とかオイオイと思うけども。
そして後半のクドい真珠湾攻撃の再現映像。アメリカ社会の葛藤を代弁した上で、観客の心情をうまく敵味方の二項に分けていく。プロパガンダは敵愾心を煽るだけでは多分駄作で、味方同胞への共感をしっかり掴まなければならないと思いますが、その辺がとても上手いんですよね。
真珠湾後のアメリカのタフさ自慢は「よく言うよウソつけ」ってツッコミたい所もありましたが、そこはスルーするとして、復興のシーン。ここも同胞への共感を見事に掴むんじゃないかと思います。まぁその復興の片付けや土木作業、避難訓練のシーンにアメリカ人と共に働く日系移民がバッチリ映っていることは気付かないフリしてあげるとして…


もっとも感心する点は二点。役者として出てくる日系人がことごとく片言の日本語。下手したら他の東アジア人なんじゃないかと疑わしいくらい不自由な日本語の棒読み(本編でも紹介されているけど当時のハワイに中国系と朝鮮系が一定数いた)。観客のアメリカ人にとっては日本語なんて分からないから棒読みでも構わないだろうが、日本人からみるとどこの言葉だと突っ込まざるを得ません。これはすごいことで、日系二世はほとんど日本語喋れないんですね。日系一世はとにかくお金を貯めて教育費にかけていた事が知られています。劇中では日本人学校も登場しますが、大多数の日系二世は現地の学校に通っています。日系二世が欧州戦線から家族に宛てた手紙は親が読めるように日本語(主にカタカナ)ですが、滅多に書かないからすごい下手な日本語の文章なんですよね。彼らは日本人として固まることなく、現地の言葉を使い、現地の教育水準になじむ努力をしていた事が伺えます。戦後に撮影された二世部隊ドキュメンタリーでも、日本語を話せない人が多数いました。
劇中でも「彼らは伝統を持ち込んだが、それをアメリカ流に順応させた」と、「順応」という言葉が出てきましたが、ナチスの反ユダヤ映画ではユダヤ人はいつまでも“滞在国”に溶け込まない同化しない民族だと言われていたのと対照的です。とはいえ反ユダヤ映画と同じように「やはり日系移民はアメリカ人ではない、信用できない、神道を信仰してキリスト教に改宗しない」という描かれ方をするのですが、それらの映像は日本人からみると却って、日系移民がどれだけ現地に馴染もうと努力していたかが伺い知れます。

もうひとつは真珠湾攻撃の再現PV。まさにプロモーションビデオ以外の何物でもないこの再現シーン。戦中のど真ん中でこんな再現できるなんて…なんて余裕なんだ…と感心することしきり。金もモノも余りある事がよく分かります。方や日本では機密扱いで情報提供ほぼゼロの中、円谷英二が素材不足に苦労しながらせっせこミニチュアを作り、真珠湾の再現特撮を撮っていました。しかも戦後GHQがその特撮を見て日本側の真珠湾記録フィルムを見つけたぞと騒ぎ立てるオチまでつく。

日系移民については“二世部隊”('51)もよい作品ですが、真珠湾の描かれ方がまるで違いますね。“二世部隊”では真珠湾で死んだ日系人や、その後殺された日系人の苦しみにも言及しています。アメリカ史上最多の勲章を受けた二世部隊をハリウッドが悪し様に描けるわけがない。
ジョン・フォードの真珠湾攻撃はお気に入りのプロパガンダで何度も観ているので(日系人な分見るのかつらいけど)、また見直して発見があれば修正加筆するやも。
たろう

たろうの感想・評価

2.8
アメリカのプロパガンダ。
なんか複雑〜、もっと世界について知りたい。
本作はジョン・フォードのプロパガンダ作品です。当時のハワイの日系人たちの暮らしぶりが描かれています。
物語は日系人を肯定的に捉えている老人US(おそらく、アメリカの擬人化)と日系人の台頭に大して警鐘を鳴らす老人Mr.C(こちらは何を表してるのでしょう?)とが議論を繰り広げるところから始まります。そして、後半で真珠湾攻撃がおこり、USは裏切られ大きな痛手を負うのです。

プロパガンダではあるものの日本人を邪悪に描いているのではなく、ハワイにおける日系人の暮らしについてはある程度は事実に基づいているように感じました。(日本人があちらこちらでスパイをしているというのは憶測でしょうが)
自分が知らなかった、アメリカ参戦前のハワイの様子について知ることができました。
ただ、プロパガンダという側面上日本人として「あれ?」と思うこともたくさんありましたので全部が全部鵜呑みするのは注意が必要だと思います。これを観た後、日系人似たいする風当たりは強くなることが容易に想像ができます。
Maki

Makiの感想・評価

2.8
アメリカのプロパガンダ映画を見たのはこれが初めてでした。とても貴重な作品だと思います。日本人として色々突っ込みたいところもあったのですが(笑)、当時のアメリカの視点から日本を見つめることが出来て、とても貴重な経験になりました。色々考えさせられます。
珍しい映画と言える。監督はジョンフォード。当時は陸軍中佐の身ながら軍の要請により製作。真珠湾攻撃直後の国民への完全なプラパガンダ映画。内容はハワイの歴史からそこに住む日系人等が出てきて、日本の突然の真珠湾攻撃、みたいな。正直、極めて退屈で脈絡の無い内容だが、所詮アメリカもこの様な映画を作製、利用していたことが判る資料としては貴重。ジョンフォードの汚点だろうな。何故かドコモのd-videoで鑑賞出来ます。