宝石泥棒の作品情報・感想・評価

宝石泥棒1962年製作の映画)

製作国:

上映時間:95分

3.8

「宝石泥棒」に投稿された感想・評価

ムチコ

ムチコの感想・評価

3.8
ハーァ、衣装が素敵。
富士子の美しさにうっとりだ(野添ひとみはこの映画では引き立て役に徹していてあんまりかわいくない)。ハイヒールでベランダ伝い。
お話としてはかなりたわいもなくて、菅原賢二は絶対もうひとひねりしてくると思ったんだけど。

開発途上の箱根スカイラインが見られる。
moku

mokuの感想・評価

3.5
ベタっと重い役のお富士さんはちと苦手だけどこういうコメディエンヌなお富士さんは好き。
衣装的にも見所たっぷり。お富士さんはポロシャツみたいなカジュアル路線よりやはりゴージャス衣装がお似合いよね。


<特集:美しい女優・美しい衣装>
mingo

mingoの感想・評価

4.1
「あなたはもう私の心を盗んでしまった。恋の泥棒ですよ」全員が盗人クズ野郎でベッタベタな台詞展開ながらも、めくるめく衣装の連続に、入れ替わる宝石の行方、欲望に左右される恋愛感情、随所に遊び心をキラキラ詰め込んだ戦後エンタメ最後の巨匠(今勝手に名付けました)梅次先生のサスペンス恋愛劇の傑作。川口野添船越山本(若尾)いつもの大映黄金期の豪華俳優は見飽きるどころかこいつらの作品何本あるんやと思わされるのと同時に、船越の演技の幅広さ、川口の男前さ、山本の妖艶な色気、野添のお茶目さ、ロメールのような色使いの衣装と相まって、全員が愛おしい。もちろん万能俳優菅原謙次もお忘れなく。アテネやめてこっちにして正解だった、、、これはお気に作品として家に置いておきたい。心を映画泥棒に盗られてしまった、
プロット自体は面白かった、しかし全体としてはダレを否めず、菅原のどんでん返しで終わりよければぐらいに盛り上がってくれるかと思ったが、その後またダレたな
川口は老けて見えて魅力減、同じく1962年の家庭の事情ではそんな風ではなかったのだが

船越の美声たっぷり堪能できて良かった

この野添さんも好きじゃない、やはり暖流とか親不孝通りみたいに、とにかく綺麗だったり上流だったりが好きだ

一方この山本さんは俗っぽくて新鮮で良かった
Kazuma

Kazumaの感想・評価

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こちらは梅次らしいハイテンポ。もう一捻りあっても良かったかな。脚本と、富士子さんの芝居は相変わらず甘い。
宝石専門の泥棒二人組(山本、野添)が次に狙うのはお金持ち夫人(角)の持つ20カラットのダイヤ通称ビーナスの涙
舞台は箱根のホテル、同じく宝石を狙う同業者二人組(船越、川口)や私立探偵(菅原)を含めた6人によるドタバタロマンティックコメディ

シネマヴェーラ渋谷「美しい女優 美しい衣装」特集の2本立てで鑑賞
おなじみ大映スターが適材適所に配置されていて企画通りにお洒落な作品、なんか外国映画みてるみたいな感覚、そしてカラー作品なので色の鮮やかさも良かった

単純なお話、固定されたメンバーで構成されているのでとても見やすい
なんか誰も彼もどこか抜けていたり稚拙だったりなんだけど、バカなところも楽しんでみるのがいいのかなと

この特集何が一番良いかというと野添ひとみの出演作が多い!この機会にたっぷり堪能したいと思います

この作品の野添ひとみはまあ、いつも通り、かわいくて元気でたまに口が悪くて、そして相変わらずスタイルがいい、あとは髪の毛あんなに長かったのかと
最初のほうの山本富士子と並んで赤と緑の衣装で海辺を車を走らせる、あの鮮やかなシーンが一番印象に残りました
エレガントのおサヨ
アトミックのデコ
かみそりジレットのケン
ジェントルマンのゴロー
Marrison

Marrisonの感想・評価

4.0
「お洒落映画の傑作」と聞いたから観に行かなくっちゃとなったんだが────
まずは、スタア映画でした。次に、巧い映画でした。そして一応、洗練されてる方かな。

三つ巴ストーリーがわかりやすい。ダイヤ泥棒⇔恋泥棒、のスイッチ構築もナチュラル。
屋内シーン多く、主要な六人がほぼ全人物な感じなので、TVドラマ的な気安さ。あるとするならば映画の醍醐味は、まずはスタアたちの在りように探せということかな。
台詞を言ってない時の川口浩さんと野添ひとみさんのまなざし演技が、最初からすばらしかった。外国人のようには表情が豊かじゃない日本人だって、こんなにも目線と顔の少々の振りだけでその場その場の大切なピースになれるなんて、さすがプロ。
邦画黄金期の至宝・山本富士子さんは、もういつも通りに美形です。あんな高い鼻に生まれついたら誰だって女優めざしちゃう。主役の彼女の(意外なほどの)ぽっちゃりな?魅力を捉えたアングルが本作では多い気がします。それに、ファン向けにか彼女だけはアップがたくさん。
その富士子、後半の窓辺の伝い歩きのところ、命綱もなしに頑張ったね! 見えてる以上に大変だったはず。ハイヒールであんなことナカナカできないよ。。
野添さんは、鼻が低いのでロマンス担当の一人へと祭り上げられるとちょっと苦しくなるところ、本作では“女中”扱いの犯罪方面アシストをひたすら快く引き受け実直な働きぶりです。
船越英二さんに至っては、“二枚目半こそボクぁ天職”と言わんばかりに若い皆を包むようにカンツォーネを唄いっぱなしでこれまた良きジョブ。さらに“ハッとさせる可笑しさ”をプレゼントしてくれました。鏡の割れるシーンで!
そのほか菅原謙次さん扮する“プチ探偵”がまた渋いような酸っぱいようなイイ味を出し、(これは脚本担当の教養の勝利だけど)“わがベスト探偵小説”の第7位に乱歩の知る人ぞ知る超傑作『心理試験』を挙げるなどすばらしい台詞をペラペラしていきますが、、、彼にしばしばエスコートされたイケてない盗まれ役の角梨枝子さんは、イケてない美マダム感の出し方は適切ながら、演技者としてクシャミが下手くそすぎ。

そういうわけで、お洒落意識高い映画という以前に、普通に面白い娯楽作だった。何度もの落水には笑えたし、射撃シーンは嘘っぽくも何だか新鮮に映ったし、外車やリップスティックやウィッグとかの使い方にも当時の演出家たちの精一杯が見て取れる。
でも、フランス映画の洒落感の凄さは、例えば主演らよりもむしろどうってことないエキストラたちの中に超絶的な美男美女がごろごろいるところだったりするのだけど、、、、この映画の残念なところは、スタア六人以外に一切目が向かないようにしてある点。それと、黴の生えかけた音楽&スローダンス。モダンジャズ多用で行ってたら(勝手な21世紀目線的にも)時代超越作になってたのに、あくまでも「全盛期の大映の宝物」にとどまってる、とわずかに惜しむ。
タイトルのまんま宝石泥棒の映画だけど、こういう題材をアニメっぽくなく、かわいい作品に仕上げるのはモダンな梅次先生の手腕なのかも。
出てくる人みんなクセがあり、うさんくさくて面白い。泥棒場面はローテクで、ダイヤは「ビーナスの涙」、登場人物にも「アトミックのデコ」とかそれらしいあだ名がついているのもよかった。

お富士さんは恋愛にかまけて泥棒稼業を疎かにしてしまうんだけど、野添ひとみさんがそれをバリバリ怒るのもとてもかわいかった。
終わり方もおしゃれ。
しかし、あのホテル、お金持ちが泊まるにしてはフロントに危機感がなさすぎ。

「美しい女優・美しい衣装」
@シネマヴェーラ渋谷
一

一の感想・評価

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程度の低い泥棒合戦と山本富士子&川口浩のなよなよしたロマンスにだんだんどうでもよくなってくる。船越英二が胡散臭さ全開で笑う。