人生はビギナーズの作品情報・感想・評価・動画配信

読後感がすごくいい。映画を形作ってるものがことごとくいい。見ていて気持ちいい。

母親が死去して数年、父親も癌にかかり余命幾ばくとなってしまう。こうした設定は今の自分に恐ろしく酷似している。

一見、ものすごい悲劇な物語に思えるが実はやたらとハッピーな話である。
父親は突然ゲイということをカミングアウトし、年下の彼氏募集で若い男をゲット。ゲイで高齢で末期癌という逆境をなんと跳ね返してしまうというね。

主人公も38歳独身で天涯孤独になりかけてるのに、いきなり女優の彼女が出来ると言うね。

これ悲劇でもなんでもなく、これほど人生うまく行けば楽しかろうよ。って話。

ただ日本での現実はこんなこと起きないだろ？アメリカだから為せる技なのか？
そうした意味では日本って本当に息苦しい社会ではある。

そして映画に対して思う。せいぜい余生を楽しみやがれ。と。

「人生はビギナーズ」

本作はマイク・ミルズが2010年に制作して監督務め、主演のクリストファー・プラマーが確か当時最年長でアカデミー賞助演男優賞受賞した作品である。2018年あたりに映画天国でも地上波されていた。どうやら本作は、ミルズの父が75歳で亡くなるまでの5年間の出来事に基づいているようだ。主演のユアン・マクレガーが良かった。それにしても歳をとって自分はゲイであるとカミングアウトされた息子の気持ちとカミングアウトした側の気持ちと言うのはどういったものなのだろうか。そういえばプラマーも亡くなられてしまった。残念である。

全体的に気軽な感じのリズムでピアノが奏でてるから、そういう気持ちになる。
けれども父の老いや同性愛、不思議な女性との出会いがちょっとだけ曲がったストーリーに仕立ててる

描かれるペン絵が可愛らしいものも妙にリアリティ溢れるものもあって、世界観が歪んでる。図、写真、絵とか無生物が多く出てくるのが、人生を客観的に表現してるような。

愛犬との会話がほっこりした
ソフィア・コッポラ作品っぽい、孤独や喪失感、家族との距離感、人との繋がり、私生活の一部始終を細かく描く感じもいいな。ホテル生活ってのもあるかも

出会いが恋愛映画の中で、トップクラスに好きです。ユーモアもありつつ、登場人物全員を好きになる映画です。時折、ひまな休日に流し見したい映画です。

あなたも私もビギナー、その瞬間瞬間に

映画の内容と全く関係ないが、いつものバーで飲んでたとき。
知り合いの常連さんが婚約したのだが、直後に彼女と音信不通になってしまったという。
どうにか連絡をとったところ、入院したので全てキャンセルで、と言われ・・・
そんなことあるか！？
と仰天していた翌日、その彼女がYoutuberデビューしたという。。

理解不能な行動で、嘘のようなホントの話。

なぜこんな事を書いたかというと、映画の内容で書くことが思いつかなかったから。

アーティスティックで、アンニュイで、メランコリックな雰囲気がただただ続く、情景映画。
感性の鋭いお方なら、何かしらビビビとあるのかもしれないが、ワタクシは凡人のため、ずーっと心は凪。
あ、犬がめっちゃ可愛かった。


彼女のYoutubeチャンネルには、とりあえず低評価入れておいた。

やる前から諦めてしまうことに対して前向きになれる映画

何歳になっても新たな恋を始められる、その心のフレッシュさが素敵。
自分に素直になって暮らせる時代がきてるからこそ生まれ、心動かす作品になったんだろうなぁ。

いろんなパーティを楽しみ、会う人会う人に「経過良好」って言い回るハルが印象的。
その理由もまたとことん前向きで、あれくらい心に余裕があって、人に迷惑かけん程度に自分の好きなこと楽しめるおばあちゃんになりたい！

あの好きな人にべったりなジャックラッセル可愛すぎた。

途中、若干気失いかけてて話入ってこんかったんは、やらかしたな…

ふとした時に思い出し泣きしそうなぐらい良いおじいちゃんやこれ。これはオスカー

ユアンさん繊細で最高。わたし彼はこゆ役のほうが好きです！泣く顔が良い

でも花火にはファックではなくたまやと叫んで欲しい

ヒロイン役の子かわいすぎイングロリアスの子か！

でも何よりわんこの演技うますぎる可愛すぎると思ったら俳優登録してるコスモくんというわんこでした🐶

しばらくはクリストファープラマー祭りかな

P.S.子供に催眠かかるギャグ仕込むママがでも良すぎたな