ミディアンの作品情報・感想・評価

「ミディアン」に投稿された感想・評価

praline

pralineの感想・評価

3.6
クローネンバーグがカッコ良すぎる。

社会に適合出来ないはみ出し者と一般社会代表を謳うモラル振りかざしマン達の戦い。
クリーチャー的な風貌に限ったことではなく、それは現代にも通ずる問題だと思う…
けどそんな堅いことは抜きにして恐ろしくワクワクするしカッコいい。
ダニー・エルフマンの曲も素晴らしい!
不可思議な悪夢に悩まされている青年が、精神科医の謀略に嵌められたことにより、闇の住人として地下死都へと転移させられてしまう。クライブ・バーカーの作家性が大爆発している、不条理悪魔大戦。音楽を担当しているのは、映画音楽家としての才覚を発揮し始めた頃のダニー・エルフマン。

「社会不適合者にされた人々=闇落ちした人々=地下に生息する夜族」というモチーフを取り上げている内容。地下死都のビザールな雰囲気作りが絶品であり、魑魅魍魎、異類異形、怨霊怪異のフルコースを味わうことができる。精神科医&殺人鬼を熱演する、デヴィッド・クローネンバーグの佇まいもまた素晴らしい。

何よりも、現実世界から排除された除け者たちが、夜族という名の運命共同体になるところが魅力的。はっきり言うと「悪魔」なのだが、そこをストレートに表現しないのがクライブ・バーカー流映画術。

今回は海外盤DVD(非ディレクターズ・カット)での再鑑賞となったのだが、なんと過去に鑑賞した日本のVHS版とはラストが異なっていることが判明。ディレクターズ・カット版も違うはずだから、一体いくつのバージョンがあることやら。
ヘルレイザーシリーズで有名な
クライヴバーカーの
ダークファンタジー…

怪物たちがぞろぞろと登場しますが
彼らはいわゆる「社会不適合者」であり
医者や警察と戦う…
単純なモンスター映画ではなく
奇形のような怪物たちは
住処を人間に追われるなど
悲哀を感じさせます。

「ザ・フライ」などで有名な
デヴィッドクローネンバーグの扮する
Dr.デッカーが怪物たちを上回るほどに
強烈なインパクトを与えています。
ある意味、1番恐ろしいのは人間なのかもしれないと思わせられる程です…

怪物たちや墓場のセット、
終盤の人間と怪物の戦いシーンなど
迫力ある映像が目白押しで
怪物たちの哀しさをも描く
見ごたえ抜群の作品です。

日本語字幕版VHSと
ディレクターズカット版では
やや内容が異なっており
その違いを楽しむのも良いと思います。
かず

かずの感想・評価

4.0
ビデオ版だとどうしても展開がガチャガチャしてる印象だったんだけど、40分追加されたディレクターズカット版で納得。クライブバーカーのダークファンタジー。こんなに楽しく泣ける映画は無い!
murade

muradeの感想・評価

2.8
クライヴパーカー監督、クローネンバーグ出演!!!というホラー巨頭二大タッグの映画。
クリーチャーの造形はヘルレイザーに通じるパーカーっぽいグロ造形で良い。
観客を怪物側に感情移入させるような造りになっていて面白かった。
ここまできたら、俳優としてのクローネンバーグの怪演も観てみたくなるというものだ。
これが見事にハマっていて、素晴らしかった。♪
うん、魔族よりも恐ろしかった。(笑)

しかしそれに負けないくらいに印象的なのが、主人公の彼女の、半端ないメンタルの強さ。
あんな世界に踏み込んだら、キャーキャー喚き散らして何もできず足手まといになるのが普通なのにね。

ドバドバ流れる血糊や残酷描写だけでなく、どんだけ火薬使うねん!というほどやたら景気よくドッカンボッカン爆発しまくったり、オドロオドロしい造形の魔族の暴れっぷりも見事で、とにかく派手派手な展開だった。☆

正直、観終わってもワケ解らん所が色々あるんだけど。(笑)
ノッチ

ノッチの感想・評価

2.5
ブーンが毎晩、人殺しするへんてこな夢を見ていいかげんうんざりしてきたので、近所のにこにこクリニックみたいなとこにいったら、なんとそこの先生こそ人殺しでした。

そしてこれまでに犯した連続殺人をブーンの罪にしようとしていた。

英国の血まみれベストセラー作家:クライブ・バーカー(『ヘル・レイザー』の原作者)が自著『死者の都』を自ら監督。

クローネンバーグ御大がその独特なオーラを役者として存分に発揮している事で有名なとんでもない映画。

フリークスたちが入り乱れるB級ホラーなのだが、キャスティングの大成功によって、記憶に留めるべき怪作となった。

内容としては、死都ミディアンをめぐる人間と夜族の戦い、というほど大げさなものではないのですがまあそんな感じです。

何て言うか、自分たちと違う者がいると攻撃せずにはいられない人間の残虐性を描いた、クリーチャーの側から見た「いじめ、よくない」みたいな映画。

クローネンバーグ、本業が監督とは思えないほどの大怪演。

「夜族」と名乗る残念なメイクを施された方々のその不気味さ加減が映画の肝を握るはずであったろうに、どんなグロい化け物よりも、そのストーリー展開よりも、クローネンバーグ御大扮するデッカード医師の邪悪なキャラクターのオーラが映画を支配しており、完全に破綻。

特殊メイクよりも異様なオーラが出る素の顔って一体。

流石、作っても映っても一流の変態なクローネンバーグ氏。

ストーリーにはまぁまぁのめり込んでいく。

「残念ながらあなたが殺人鬼です」って、目覚めたら医者に言われるのはとても怖い。

だんだんB級映画っぽくなるけど、そこがまた魅力の一つ。

映画全体としては微妙だけど、クローネンバークファンやクリーチャー系が好きなら楽しめるかも。
クローネンバーグ声がいいな!精神科医的な聞いてて落ち着く声だ。殺人鬼だけど。XMEN的であった。そういやブライアンシンガーもゲイだった。憎めないモンスター達もキモカワでなんとなくティムバートン感もある。世のはみ出し者という自覚のある人間には刺さると思う
紫色部

紫色部の感想・評価

2.5
2017.3.31 CS

何か決定的にドラマが欠けてる気がしてならないが(ディレクターズ・カット版は159分!)、ティム・バートンやデル・トロが描いているようなマイノリティー的モンスターの造形をシュールでカルトチックな方向へ増長させたようなクライヴ・バーカーの世界観は堪らなく良いし、スケアクロウみたいなマスクを被りつつ刃物で人を殺しまくるクローネンバーグの佇まいも強烈。
tmadd

tmaddの感想・評価

3.5
バケモンキモすぎ。ごちゃごちゃしてるけどただのラブストーリー
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