ミディアンの作品情報・感想・評価

「ミディアン」に投稿された感想・評価

ここまできたら、俳優としてのクローネンバーグの怪演も観てみたくなるというものだ。
これが見事にハマっていて、素晴らしかった。♪
うん、魔族よりも恐ろしかった。(笑)

しかしそれに負けないくらいに印象的なのが、主人公の彼女の、半端ないメンタルの強さ。
あんな世界に踏み込んだら、キャーキャー喚き散らして何もできず足手まといになるのが普通なのにね。

ドバドバ流れる血糊や残酷描写だけでなく、どんだけ火薬使うねん!というほどやたら景気よくドッカンボッカン爆発しまくったり、オドロオドロしい造形の魔族の暴れっぷりも見事で、とにかく派手派手な展開だった。☆

正直、観終わってもワケ解らん所が色々あるんだけど。(笑)
ノッチ

ノッチの感想・評価

2.5
ブーンが毎晩、人殺しするへんてこな夢を見ていいかげんうんざりしてきたので、近所のにこにこクリニックみたいなとこにいったら、なんとそこの先生こそ人殺しでした。

そしてこれまでに犯した連続殺人をブーンの罪にしようとしていた。

英国の血まみれベストセラー作家:クライブ・バーカー(『ヘル・レイザー』の原作者)が自著『死者の都』を自ら監督。

クローネンバーグ御大がその独特なオーラを役者として存分に発揮している事で有名なとんでもない映画。

フリークスたちが入り乱れるB級ホラーなのだが、キャスティングの大成功によって、記憶に留めるべき怪作となった。

内容としては、死都ミディアンをめぐる人間と夜族の戦い、というほど大げさなものではないのですがまあそんな感じです。

何て言うか、自分たちと違う者がいると攻撃せずにはいられない人間の残虐性を描いた、クリーチャーの側から見た「いじめ、よくない」みたいな映画。

クローネンバーグ、本業が監督とは思えないほどの大怪演。

「夜族」と名乗る残念なメイクを施された方々のその不気味さ加減が映画の肝を握るはずであったろうに、どんなグロい化け物よりも、そのストーリー展開よりも、クローネンバーグ御大扮するデッカード医師の邪悪なキャラクターのオーラが映画を支配しており、完全に破綻。

特殊メイクよりも異様なオーラが出る素の顔って一体。

流石、作っても映っても一流の変態なクローネンバーグ氏。

ストーリーにはまぁまぁのめり込んでいく。

「残念ながらあなたが殺人鬼です」って、目覚めたら医者に言われるのはとても怖い。

だんだんB級映画っぽくなるけど、そこがまた魅力の一つ。

映画全体としては微妙だけど、クローネンバークファンやクリーチャー系が好きなら楽しめるかも。
クローネンバーグ声がいいな!精神科医的な聞いてて落ち着く声だ。殺人鬼だけど。XMEN的であった。そういやブライアンシンガーもゲイだった。憎めないモンスター達もキモカワでなんとなくティムバートン感もある。世のはみ出し者という自覚のある人間には刺さると思う
Bitdemonz

Bitdemonzの感想・評価

3.5
闇の種族の面々の造形がもう…サイコーにヤバイです。
紫色部

紫色部の感想・評価

2.5
2017.3.31 CS

何か決定的にドラマが欠けてる気がしてならないが(ディレクターズ・カット版は159分!)、ティム・バートンやデル・トロが描いているようなマイノリティー的モンスターの造形をシュールでカルトチックな方向へ増長させたようなクライヴ・バーカーの世界観は堪らなく良いし、スケアクロウみたいなマスクを被りつつ刃物で人を殺しまくるクローネンバーグの佇まいも強烈。
tmadd

tmaddの感想・評価

3.5
バケモンキモすぎ。ごちゃごちゃしてるけどただのラブストーリー
ミディアン(死都)は天国へも地獄へも行けない死者の棲む街。それは我々の世界と地続きに確かに存在するというお話。

『ヘルレイザー』シリーズでその名を轟かせるクライヴ・バーカーが監督・脚本、原作を務めたサスペンス・ホラー。製作時期としては『ヘルレイザー』と『ヘルレイザー2』の間。
レンタルDVDショップをハシゴしては漸く鑑賞に至り、その虜になってからはパンフと共に廃盤のDVDを探し回って何とか手に入れた思い出深い作品。

ミディアン(死都)の夢を見る若者がひょんなことからサイコキラーの精神科医デッカー博士(デヴィッド・クローネンバーグ)から連続殺人鬼に仕立てられ殺害される。しかし彼は闇の種族として蘇る。
彼はその直前、精神病患者から聞き出したミディアンを訪れていた。そこで出会った闇の種族(ナイトブリード)から噛まれた事で不思議な力を得ていたのだ。死体安置所から抜け出した彼は再びミディアンを訪れ、キリスト教における悪魔バホメットを神と崇める闇の種族達の審査を受けて正式に闇の種族の一員となる。恋人の導きにより人間としての心に従い一時はミディアンから抜け出すが、同時にデッカーの陰謀によりミディアンの壊滅を目論む武装した地元警察の一団が彼らに迫り、彼は自らの宿命に目覚める事となる。

闇の種族(ナイトブリード)は社会不適合者とも障害者とも言えるマイノリティのメタファーとして描かれる。
本作において理解の及ばない人々に対する弾圧は不寛容を極め、容赦の無い残虐性は歯止めを失い暴走する。
公的承認を得た暴力に人間的感情は存在せず、自らを正義と信じて疑わない人々は容赦の無い盲目の悪魔として描かれており、どちらが怪物であるか極めて曖昧な表現となっている。ハンナ・アーレントがアイヒマン裁判で看破した『悪の凡庸さ』を下敷きにしたと思われる醜い大衆の姿は、我々が心の奥底に抱える弱さの象徴と言える。

信仰や正義という名の洗脳は人間の残虐性の抑制を失わせてきた。それは長年の人間の歴史が如実に証言しているし、劇中に登場する警察署長の「我々は神を味方に戦う」という台詞に全てが集約されている。人々は自らの信じる存在にだけに依っていれば理解の及ばない者には如何様にも残酷になれる。代表されるのが信仰の違いであり、信じるものが異なるだけで迫害の対象になり得るのは思考停止以外の何物でもない。

この物語で唯一信仰を超えて絶対的な価値観として存在するのが“愛”だった。
信仰や種族を超えて誰かを想う心。デヴィッド・クローネンバーグが『ザ・フライ』で描いた究極の愛。それが本作にも如実に現れる。クローネンバーグが出演を快諾したのも本作がその点に正直であったからではないかと思う。

本作で最も衝撃的な描写は主人公の恋人がミディアンに迷い込む場面。それは『スターウォーズ』における宇宙酒場から明確なインスピレーションを受けているに違いない。寧ろ我々の世界と地続きの世界なだけにその衝撃とグロテスクさは『スターウォーズ』におけるそれ以上ではないか。

続編さえ感じさせるラストの画には戦慄と共に人間と闇の種族との境界をより曖昧にさせる恐ろしさがあった。

ホラーに興味が無ければなかなか手を出さないであろう作品であるが、DVDが廃盤となっている事自体信じられない程の豊穣な寓意に満ち、加えて我々が肌感覚で知っているグロテスクな真実に対して真摯に向かい合った名作である。

それにしてもデヴィッド・クローネンバーグ演じるサイコキラーのマスクといい、異形の者の造型が完璧過ぎて溜息が出る。
デヴィッド・クローネンバーグが覆面殺人鬼役で演技をしているが、なかなかの怪演っぷり。

人間(悪)が、闇の種族(善)滅ぼそうとする話で、クリーチャーの造形がヨダレ垂れるほど見事な出来。

話はなんとなく分かるけど、最後までモヤモヤしたまま終わる。
録画初鑑賞。

最近は観た映画は何れもいまひとつ…
なかなか当たりは出てこない(´-ω-`)
いつもはタイトルだけで鑑賞を開始するんですが今回は詳細とやらを確認して観る事に…

【ミディアン】
クライヴ・パーカーの原作「死都伝説」を、自ら監督・脚本。闇の一族「ナイトブリード」と人間の抗争を描いた、知る人ぞ知る傑作SF ホラー。(1990 年/アメリカ)

知る人ぞ知る傑作とは…
なんとも怪しげな詳細だ(ー_ー;)

これは傑作ですd(⌒ー⌒)!
《支離滅裂》とはまさにこの作品の事ではないでしょうか。

ミディアンなる所の地下で暮らすデビルマンやミュータント達。
既にゴッチャの同族扱い…
こいつらの造形が素晴らしいヽ( ̄▽ ̄)ノ
能力も様々のようですが、こいつらさほど強くない(笑)
一人だけモクモクの実を食した最強と思われる女性がいました。
彼女はおっぱいを披露して下さいましたが悲しい事に見事なまでの貧乳…
有り難いのか残念なのか複雑な心境に(;´∀`)

存亡をかけた人間との最終決戦は悪も正義もありません。
ラストの「ハレルーヤ!」にワオー!です♪ヽ(´▽`)/

続編あるのかな~(*´∀`)♪

地下深くから解き放たれた悪い奴等はどうなったの?…
マエダ

マエダの感想・評価

3.6
突っ込みどころは満載だけど
訴えたい事は何となくバシバシ伝わってきた

原作の『デビルマン』にも通じる深いテーマがあると思う

クローネンバーグって演技も出来る人だったのか
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