死霊伝説の作品情報・感想・評価

「死霊伝説」に投稿された感想・評価

チェケ

チェケの感想・評価

3.0
展開がかったるいが、吸血鬼の疾風迅雷の登場は良かった。ドラキュラよりノスフェラトゥに近いデザインも不気味で気に入った。ラスト近辺のむなしさはなかなかよくできている。
cinefils

cinefilsの感想・評価

4.0
悪役がジェームズ・メイスンというのが豪華。

他にはイライシャ・クックとかマリー・ウィンザーとか50年代のB級スターが出ているのが興味深い。フーパーが好きだったのか、他の要因なのか。

吸血鬼がノスフェラトゥ風だったり、古典的な怪奇映画を現代アメリカでどうやって再現するかというテーマをほぼ完璧にやってのけた傑作だと思う。

でも、マーク少年の両親の死に方はどうかと思うが。
【完全版(米国TV放送版): 3h04m】
●'91頃 WOWOWにて放送
〇'02 2/8 DVD発売及びレンタル
●'16 10/12 ブルーレイ発売
TVサイズ モノラル
'17 9/24 ブルーレイ観賞
HD1080p 2chモノラル


【初公開: 1h50m】
〇'82 1/23〜 地方のみ公開
配給: 日本ヘラルド
ワイド(ビスタ) モノラル
フィルム上映
ちょっと長くてだれるけど、トビーフーパーのホラー好きぶりが見えるのが良い。吸血鬼がノスフェラトゥタイプなのがこだわりを感じる。子供の頃観てたら絶対トラウマになってるであろうシーンがちょいちょいある。ツインピークスのような牧歌的な街で起こるミステリー仕立て群像劇な前半の空気もよい。
初)ヒロインの父親が主要人物である医者であったり、決闘の場所が下宿じゃなかったり、ヒロインの最期が違っていたり…少年が下僕を殺さなかったり…だいぶ原作と違う設定と展開でしたが、見応えのある吸血鬼映画でした。(ノ-_-)ノ~┻━┻傑作原作の映像化は難しいものです。

このレビューはネタバレを含みます

「完全版」を見る。いつか見なければと思いつつ先送りだったがフーパーの死に背中を足蹴りされて視聴。追悼として。

25年以上前にヨーロッパ公開版のVHSを見た。
「だいぶカットされてんだろうなぁ」という印象(110分)。正直、あまり面白いとは思わなかった。
ほぼ記憶がリセット状態、初見に近い状態で3時間版を見たが…あれ?無茶苦茶面怖いな!

小さな村の光景は、どこかほのぼのとしているが、その裏で恐怖が弱火で煮込まれてる。
画面を急かさず、じっくり見ていると怖い兆候が一つ二つと現れ、クライマックスで沸点に達する。
この尺でしか感じえない面白さだと思う。

顔色の悪い御館様に対して「ジャケになってるのだからもっと頑張ってくれ」と思うのは、初めて見たときと同じ。使用人のジェームズ・メイソンの方がラスボスだったのかも。
至らぬところも美しく切ないエンディングで相殺だが。

昔と違って現在主に出回っているのが「完全版」。劇場で上映された「未完全=劇場公開版」もリリースしてほしいところ。
スティーブン・キング原作「呪われた町」の映像化。
原作既読。
キング作品の映像化では良い部類ではないかと。

テンポゆっくりめ(そして尺が約3時間)
なんかほのぼのしてる(怖くない)
オケは壮大。
吸血鬼がやわ噛み(噛んでないのが分かる)
吸血鬼のメイクがいいんだか手抜きなんだか…金目はいい感じ。
聖水がエリクサーに激似。

窓ガラスを爪でキーキー鳴らすのが一番イヤなシーンだった。
その音いやー止めてー(;´д`ノ)ノヒィィィィイイィ!!!

アメリカでミニドラマシリーズとして放映。
日本ではそれを劇場版として公開。
矢鱈と眠くなったのも緩急がドラマ仕様になってたせいかな…笑
スティーヴン・キングの小説、「呪われた町」の映画化。

3時間と割と長いが、平穏だった町が徐々に暗部にのみこまれていく様子が上手く表現されていたと思う。
スティーブン・キング原作の映像化作品の中で、割と評価が高い部類に入るTVムービー。
ふき

ふきの感想・評価

3.5
スティーヴン・キング氏原作の『呪われた町』の実写ドラマシリーズを、映画用に再編集した作品(以下は一八四分の完全版の感想です)。

ブラム・ストーカー氏の『吸血鬼ドラキュラ』の中盤を、アメリカの田舎町「セイラムズロット」に置き換えて描いている。
三時間以上の尺があるが、元々四時間のミニシリーズを圧縮しているため、脚本と編集のテンポがよく、全体として見せ場の連続なので退屈することは少ない。
環境に放り込まれた異物で人と人との関係が揺らいでいく展開や、真っ暗な窓の向こうからスモークにまぎれて吸血鬼が飛んでくるシーンは「キング映画を見てるぞ!」感があるし、マーク少年の部屋の壁に一九三〇年代ユニバーサルホラーのポスターが張ってあったり、黒幕である吸血鬼がつるつる頭にネズミのような尖った前歯を持つ「ノスフェラトゥ系」のドイツ人だったりと、ホラー映画ファンにはニヤリとできるネタも多い。
『吸血鬼ドラキュラ』を参考にしつつも、冒頭が未来のグァテマラだったり、レンフィールド枠であるリチャード・K・ストレイカーが大きく動いていたりと、全然違うところは全然違うのも面白い。特にストレイカーを演じるジェームズ・メイソン氏はドラキュラを演じられる程の気品があり、序盤から中盤までのサスペンスを引っ張るメインヴィランとして申し分ない。デヴィッド・ソウル氏演じる主人公のベンも、終盤で見せるアクションは鬼気迫るものがあった。

ただし映画の構成的に見ると、序盤の一時間くらいは完全にいつものキング映画で、中盤の一時間くらいで吸血鬼が暗躍し始めてセイラムズロットが揺るぎ始め、終盤の一時間で人間VS吸血鬼が展開する、と少々いびつだ。
そのため、吸血鬼映画を見ようと思って手に取ると、一時間半~二時間かかるセットアップがかったるく感じてしまうだろう。かといって、原作でねっとりと描きこまれた「環境に染み込んだ悪意によって、田舎町が少しずつ闇の中に沈んでいく」という恐怖も、四時間に収めるだけでも大変だったところを三時間の尺に縮めたため、上手く描けているとはいえない。ゆえにキング作品としてもいまいち。
結果として、「キング作品って映画にするといまいちだよねー」の一作になってしまった感がある。

なお、この作品には一一〇分の日本公開版があるので、そちらを先に見ていると、完全版の評価が相対的にあがるかもしれない。一一〇分は本当に凄まじい短縮振りだから。
いずれにしても、本作の真の恐怖を体験したければ、原作を読もう。
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