死霊伝説の作品情報・感想・評価

「死霊伝説」に投稿された感想・評価

長尺だがすげえ面白い。的確なショットの積み重ね。会話してるだけとか、ただのシーンも魅力的に撮れる監督ですよほんとに。
良かったのセルフオマージュのシーンくらい。
小野不由美の「屍鬼」が好きでその流れで「呪われた街」も読んだんだけど、ほとんど記憶に残ってなかったから原作に沿った内容かどうかは不明。

Netflixで「屍鬼」ドラマ化してくんねえかな。
Sari

Sariの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

2020/12/04 シネフィルWOWOW
【完全版】

異色な吸血鬼物だが、途中退屈してしまった。3時間は長い。
2時間半過ぎあたりからようやく出てくる廃墟のような屋敷内潜入シーンが見所。
朽ちた苔色の壁に動物の剥製がゴロゴロ、カビ臭まで漂ってきそうな不気味な雰囲気にようやくテンションが上がる。
しかも更に「悪魔のいけにえ」セルフ・オマージュ的なシーンも有り。フーパー監督は人間をぶっ刺すの好きなんだなぁ。
Yellowbird

Yellowbirdの感想・評価

3.6
原作読んでから見ました。
本の題名と全然違うくて、映像化されてるの知らなかった💦
少し登場人物の略式あったけど、特に気にならなかった。
キングの世界観に浸れました!
★★★liked it
『死霊伝説』 トビー・フーパー監督
Salem's Lot
【完全版】184分

原作 スティーヴン・キング
デヴィッド・ソウル as 小説家ベン・ミアーズ

おばけ屋敷に住みつく吸血鬼に町が蝕まれていく

3時間ジワジワ&不気味
地味やけど&おもろい

Trailer
https://youtu.be/P43PvM5a8Is
GaPTooth

GaPToothの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

こいつは面白れぇや( ノ^ω^)ノ

ニューイングランド/メーン州セイラムズ・ロットは人口2013人の小さな田舎町。
11歳までこの町で過ごしたベン・ミアーズが帰郷。
「マーステン館」を借りようとした矢先に「マーステン館」を買い取ったのがバーロウ&ストライカー骨董店の2人。が、バーロウはNY.におり、なかなか姿を見せない。
町では子供の行方不明事件を皮切りに、不穏な事件が立て続けに起きる。
それらの事件の背後にあるものは、実は...

「マーステン館」にまつわる過去の不幸な出来事などの逸話も盛り込みながら、ヤツの存在をチラ見せの連続からのーーいきなり!ドーン!とどアップで登場させるからドキワクしちゃう。

一番怖かったのは、地下室でベンがヤツの胸に杭を打ち込んでいるのをボンヤリ見ているマークの後ろから忍び寄る奴ら..
マーク!うしろ!うしろ!ヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノ

2年後。
ベンとマーク。
そして...あぁスーザン...
何という幕切れなんだ(*T^T)
🌕
奴らは種族を絶やすことなく
どこかで密かに...

興味深かったのはマークの部屋の壁に貼ってあったポスターやメイキングショット写真や机の上に鎮座していたジオラマ。
ボリス・カーロフのフランケンシュタイン
ロン・チェイニーJr.の狼男
ロン・チェイニーのジキルとハイド
ベラ・ルゴシのドラキュラ
etc...
トビー・フーパーのオタクぶりが炸裂(笑)

所有DVDのパケ裏情報によると、
2時間・3夜放映のTVムービーとして制作されながら、ホラーとしてのクオリティの高さに再編集して劇場公開された作品。
その劇場公開より約72分長いTVムービー版を、ノーカットで収録。
墓・柩・十字架と吸血鬼映画としての雰囲気も満点。数あるキング・ホラーの映画化の中でも最高峰と目されている。
だってさ(・ω・ゞ-☆
無機質な廃屋の質感に込められたトビー・フーパーの倫理性 

トビー・フーパー
「死霊伝説 完全版」

初めて190分の完全版を観た。

誰もが知るとおりトビー ・フーパー作品には廃屋をめぐる悪夢がつきまっとています。
伝説の「悪魔のいけにえ The Texas Chain Saw Massacr」はいうに及ばず「ファンハウス/惨劇の館」「悪魔の沼」さらに「ポルターガイスト」から晩年の「遺体安置室 -死霊のめざめ-」に至るまで。
あたかも登録商標のようにいたるところで無残に朽ち果てた建物の内部空間が私たちに開かれます。
錠前も建具もことごとく腐食し、壁という壁には穴がうがたれ、床には滴り落ちた水が黒々とたたえられている。
もちろんホラー映画らしい曰く付きの理由は用意されていますが、それよりもキャメラが向けられた瞬間から、(完成)とも(崩壊)とも無縁の、純粋に廃屋であるために存在する空間として、廃屋そのものが底意ある生きもののように画面を跳梁していくのです。

必須の舞台装置のように、その大袈裟な廃屋が肝心な瞬間にぬっと姿を見せた時に想起される凶々しい事態に憑りつかれてからあしかけ30年、フーパーの恐怖映画を追いかけてきました。

本作でも廃屋マースティン館の内部がまるで「エイリアン」の卵巣に通じているかのように凝った異空間情緒を醸し、無機質でありながらも生々しい質感にいつ何が起きてもおかしくない不安に絶え間なく襲われます。

この曰く付きの廃屋を管理しているジェームズ・メイソンが棺を運ばせた事を契機に、アメリカ・メイン州のセイラムズ・ロットという町がヴァンパイアに毒されていくさまが幾重もの網状組織として限りなく繁殖していくわけですが、真っ黒なスーツを身にまとう存在からしてメイスンが黒幕なんて言わずもがなの筈なのに、「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスと同じく私たちに行動体系の意味など明確にはしてくれません。

むしろ最初から社会の記号的図式への依拠を拒絶して純粋なくらい徹底的に空っぽ状態なのです。理由も動機づけもその気なればいくらでも展開に盛り込みようもあろうにその「説明」にしかならない所業一切に背を向けた中から生み出した虚構性に痺れっぱなしでした。

恐らくは原作者スティーブン・キングの分身のようなデヴィッド・ソウル演じる主人公の作家が愛するボニー・ベデリア(ダイハードのマクレーン刑事の奥さん役)を救うか、セイラムズ・ロットの町を救うか。ふたつの拮抗し合う力がせめぎあう場に身を置く過酷さこそが、このホラーに倫理性を与えています。
 
映画が単純に映画であることが益々困難になる時代、フーパーが無機質な被写体の質感に込めたような映画への飾らぬ想いにひたすら今観ても感動するばかりです。

この作品がアメリカでTV放映された1年後、同じスティーブン・キング原作の「シャイニング」が公開されました。
もしトビー・フーパーがテクニカラーで「シャイニング」を撮りあげたらどんなに面白かった事か。

だがそれを言うには及びません。その遺伝子は我が日本の誉れ黒沢清の手によって
「地獄の警備員」「CURE」「カリスマ」「回路」「叫」「LOFT ロフト」そして「クリーピー 偽りの隣人」で見事に結実しているのですから。
ついに観たぞー!集中力ないのに184分!

「死霊伝説 完全版」
SALEM'S LOT
1979年 アメリカ
原作:スティーブン・キング
監督:トビー・フーパー

これTVのミニシリーズを編集して日本では劇場公開したんですよね。公開当時めちゃくちゃ気になりながらも見逃してしまい、その後、完全版なるものが出来たけどなかなか機会がなく、CSで放映してたものを友人が録画してくれたので観てきましたー!

いいぞ、キングらしい片田舎の珍事感!
いいぞ、神が通用しない焦燥感!
いいぞ、脇役の子どもが役に立つ感!
いいぞ、吸血鬼なのに死霊と悪魔の境界をやすやすと越えていく節操ない感!

いやー、長いわ184分!
じっくり過ぎて最初の30分で友人離脱(笑)

しかもキービジュアルの死霊(ていうか吸血鬼)出てくるのだいぶ後半だから、いよっ!待ってました大統霊!なんて声掛けてしまいましたよ。しかもそんなに怖くないし活躍しないし、一番の見せ場は人間二人をごっつんこしてノックアウトするとこ…しかも噛まれもしてないのに吸血鬼になってしまうノックダウナー…設定雑!

でも、長い時間の作品が苦手な僕が退屈せずに観てられました。
原作読んでないけどいかにもキング原作な雰囲気がよく作れてるんですよ。片田舎で日常的に起きている不倫とか、嫁が不倫してるの知っててその現場に踏み込むダメ夫とか、警官のパワハラとか、片田舎の地味な恐怖やよし!キングとトビー・フーパーって組み合わせでもう一本撮ってほしい。
そうそう、「悪魔のいけにえ」セルフオマージュもあるんですよ。

ヒロインがボニー・べデリアでびっくり!
これ先に見てれば「ダイ・ハード」のホリー・ジェナロ見て「死霊伝説の人やないかい!」ってもっとダイ・ハード楽しめたのに!

人には薦めませんが、やっぱり70年代の作品好きだなー。演出とか画質とか工夫とか。
完全版見て、確かにクラシックでコテコテなのは良いけど、正直つまらんかったな。好みじゃないだけかな。
一

一の感想・評価

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観たのは2時間弱の劇場公開版ではなくて、3時間のTV放映版。尺が長いということもあって、時間の使い方がすっごく贅沢だ。ある小さな町に吸血鬼が現れて次々に人間が襲われていく、それを大したこと起きてないかんじでゆっくりなだらかに語りながら時間を引き延ばしていくフーパーの演出にウットリ。幸せだ。『悪魔のいけにえ』の暴力描写はもちろん素晴らしいけれども、こういうのもホントに好きだ。『ファンハウス 惨劇の館』の前半しかり。まあ『悪魔のいけにえ』ですらそういうシーンもあるし。吸血鬼になった子供が2階の窓の外からコンコンキイキイとガラスを叩き擦るクラシックな怪奇シーンもいい。
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