フランスの新鋭ファブリス・ゴベールが、登場人物ごとの視点や時間軸、時系列の違いを巧みに生かした物語構造で描いた新感覚ミステリーサスペンス。
『桐島、部活やめるってよ』に似た構成で、5人の主人公の目…
かなり好きな映画だった。携帯やスマホがない時代の学校生活。噂がウワサを呼び、話が大袈裟に尾ひれがついて、でも真実は全く違うところにあったというような話。
視点が違えば同じ出来事でも全く違う意味をもっ…
視点を変えながら、
核心に迫っていく映画。
過程と結末の話なんだけど、
登場人物がヘッドホンで聴いたりDJで流したりしている曲がBGMになっていることで、
観る側も彼らと同じ視点になってしまうのが…
ガス•ヴァン•サントってよりは桐島だなぁ。制作年は今作が先な上にタイトルばれの大事件だけど。全体的にポートランドっぽい感じではありつつだが、やっぱりフランスでソニック•ユースがいささか違和感がある.…
>>続きを読むシモン・ヴェルネールの失踪というただひとつの事実が、学校という集団の塊によって噂や幻想と混じり合っていく様はまさしく自分が学生時代に体験したものと同じような気がした。
ひとつ上の先輩が妊娠したらし…
普遍のなかに狂気があり、人はそれを妄想する。現実と妄想は入り乱れ、やがて人びとの想いは一人歩きをする。現実はもっとも思わぬところにあり、それこそ狂気なのだが、いやむしろその狂気はなによりも普遍的なの…
>>続きを読むドライでクールな描き方がとてもいい。
時系列に沿う描き方をせず、登場人物それぞれの視点で描いてあるために、あ、これはここからあの時のあれに繋がるのか、あの裏にはこういうことがあったのか、そういったこ…
各視点を順々になぞって行く。
それぞれの視点には
それまで分からなかった
要素も散りばめられ
少しずつ真相に必要なモノが揃って行くが
ラストはそれを軽くポイと投げる展開。
高校が舞台と言うこともあり…