アラスカ珍道中の作品情報・感想・評価

「アラスカ珍道中」に投稿された感想・評価

shatoshan

shatoshanの感想・評価

3.7
動物の使い方が最高。
「魚には喋らせといて俺はセリフ無しか」
松の内なのでちょっとオメデタイ映画を。

縁起がいいというより内容がおめでたい珍道中シリーズ(笑)

ビング・クロスビー&ボブ・ホープ&ドロシー・ラムーアによるパラマウント社のドル箱喜劇映画である。

私は本作と「バリ島珍道中」しか観たことないんだけど、世間の評価では本作と「モロッコへの道」が高いようですナ。

実はこの珍道中シリーズ、英語でいうと"Road to"シリーズはロードムービーの語源になった作品で、本シリーズが無ければ「イージー・ライダー」も「パリ、テキサス」もロードムービーと呼ばれなかったのである。

別の呼び方になってだけだろうけど。

この「アラスカ珍道中」は始まりからヒジョーにふざけてる。

いきなりロバート・ベンチュリーが登場して、「この映画はアカデミー賞を獲らないようにあえて難解に作ってます(大嘘)。なので観客向けに私がナレーション解説を入れます」(笑)

「このシーンは試写の時にはありませんでしたね」とか、そんな情報いらんがな。

さて、あらすじ。

時は黄金狂時代。詐欺みたいなやり方で糊口をしのいでいたクロスビーとホープの芸人コンビは一攫千金を狙ってアラスカの地に降り立つ。

ひょんなことから金鉱の地図を手に入れた二人は意気揚々と採掘に出掛けるが、彼らの地図をお尋ね者や町の顔役がつけ狙う……。

平気でこの映画は第四の壁をぶち破ってくるので対処に困る。おまけに隣の撮影現場のキャストが前をスタスタ横切るし(笑)

この映画の評価が高いのはギャグの多さだと思う。細かい内容をばらしちゃうと野暮なので、あとは自分の眼で確認すべし。

それにしてもボブ・ホープが観客に平気で語りかけるギャグを見ると、やっぱり森繁久彌は相当この人に影響を受けたんだろうなぁと思う。

ちなみにボブ・ホープは僕が高校生の頃まで生きていたのだが、2003年に亡くなった時のニュースはよぉく覚えている。

朝方だったかな。何しろニュースを見た父親が起きたばかりの僕に「ボブ・ホープが亡くなったぞ」……と言おうとしたんだろうね。言い間違えて、

「おい、ボブ・サップが亡くなったぞ」

そりゃ聞いて驚いたよ、あたしゃ。

■映画 DATA==========================
監督:ハル・ウォーカー
脚本:ノーマン・パナマ/メルヴィン・フランク
製作:ポール・ジョーンズ
音楽:リー・ハーライン
撮影:ライオネル・リンドン
公開:1946年2月27日(米)/1949年2月17日(日)
授業で鑑賞。Road to ~シリーズらしい。どたばた珍道中。