悲しみが美しく憤りが滑らかに孤独が鮮やかに描かれていて、そのあまりの純度に驚いた。子供が林檎を食べるシーンで『アンナと赤いオーバー』という大好きな絵本を思い出した。
青い林檎/縄跳びの影/揺蕩うテ…
戦争に対する悲哀に満ちている
部屋の奥に位置する扉
まぶしいほどの光が部屋に差す
誘われるように外に出るオオカミ
それは記憶への入り口
過去への逃走
炎が燃える
昨日タルコフスキーの「鏡」を観…
詩は、詩人を束縛する時間を離れて、砂の中に埋もれた瓶を見出す誰かを待っているものであり、名も知らぬ後世の読み手に宛てられるからこそ、有機体としてそこに生きる言葉は無限の可能性によってひらかれるのだ^…
>>続きを読む話の話なので、大枠の「話」が語られるには語られる。
さすがロシアの人なので、タルコフスキーと同様に母なる大地ロシアの歴史(というよりはソ連か)が、狼(にしては可愛すぎるのも、さすがチェブラーシュカの…
話の話
監督:ユーリ・ノルシュテイン
製作:1979年
非常に実験アニメーション的な難解さがある作品で全体としての意味を解釈するには浅学過ぎるので印象に残った場面について。
舞踏会のシーン、レコ…
ユダヤ系ロシア人アニメーション作家の代表作。モノクロームの切り絵で描かれた自身の断片的な、おそらく幼い日の記憶で構成された詩的な短編。
「ユーリー・ノルシュテイン文学と戦争を語る」を読んだ流れで、…
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