仕事と家庭内の不和でてんてこ舞いの刑事。
捜査の過程で自身の振る舞いについても顧みる水谷豊の姿に感情移入。
過去の経験から外食=父親までがいなくなってしまう。と頭にインプットされている子ども…
80年代も前半はバブル経済の匂いもなく、まだまだ昭和の名残りが溢れている街並みが原風景を見るようで感慨深い。
登場する子供達と私は恐らく同世代。
その一方で、原作の緻密さと市川崑のモダンなカメラワー…
昨日、感想を書いた「野獣刑事」と同時期の刑事物。
「幸福」というタイトルが反語かのような物語。登場人物に向けられた眼差しが非情なまでにドライ。「銀残し」の効果もあって、余計にそれを感じる。
市…