【1960年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
木下惠介中期の作品。深沢七郎の同名小説を映画化した時代劇。白黒の画面に部分的に彩色するという技法をとった実験作。戦国時代の笛吹川近くに立つ家を主な…
救いのない物語。戦国時代は、歴史物では人気の題材で、大名や家来の活躍が多く描かれているが、それを最底辺の貧農の眼から捉えた異色の話。人物関係が複雑で、特に前半は流れがよくつかめなかった。また、著名な…
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モノクロに着色した画像が気になって気になって、
途中やめようかと思うくらい。木下恵介って「楢山」しかり
「野菊」しかりチャレンジグな映像、やりたい人だったんだな?
中身はまあ庶民の戦国史といったとこ…
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深沢七郎の同名小説を木下恵介が脚色し監督した時代劇。戦国時代を舞台にしているものの、武将や合戦が中心ではなく、市井の人々を取り上げた異色作となっている。
モノクロ映像に着色したパートカラーについては…
1960年公開。
1400〜1500年頃の農民たちは、このような暮らしだったのかなあと思いを馳せながら鑑賞。
掘立小屋に住み、囲炉裏を囲んでご飯を食べ、
ゴザで寝る生活。
若者たちはこのような暮…
戦国時代、笛吹川の側に暮らす百姓一家
一旗揚げようと、戦に出る息子たち
武田は負けるが、その敗軍に、子ども達は4人とも付き従う
母親は敗軍を追いかけ、子ども達に、家に帰るよう必死に説得するが、全員が…
戦国時代は武田領 甲斐国。笛吹川のほとりで暮らす貧しい百姓一族の生き様を、武田信玄誕生から武田家滅亡までの約60年余かけて描く。
武田家という領主に振り回される庶民たち。気に入らなければ殺され、家…