悪ガキ2人の成長とすれ違い。
『月光の囁き』では息もつかせぬ台詞の応酬が目を引いたが、今作では余計な台詞を削ぎ落とし、ソリッドに仕上げている。大人になりきれない子どもたちの鬱屈とした閉塞感が団地とい…
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とにかく子供たちが走る、それ以上に映画のキャメラ自体が走る。まるで子供たちを精一杯に走らせる為には先ずキャメラ自体が走らねばならないとでもいうように。と同時に、固定されたキャメラの前で子供たちは右へ…
>>続きを読む最初のヤクルト泥棒のときのように、
人物が画面から消える/再び現れるのリズムが屋外ではよく効いてる。
団地ってとことん映画的な空間。坂はあるし、丘はあるし、階段はあるし、家の窓から好きな子と目が合う…
このレビューはネタバレを含みます
ヤクルト奪取から中学生にちょっかい出すところまでは目にも止まらぬ速さのアクションの連続で素晴らしかった。鈴木優也との交流での紙飛行機や海、花火銃などはちょっとさりげなさが無いというか、子供二人で海…
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