本日休診の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『本日休診』に投稿された感想・評価

トモ
3.7

面白かった
コメディタッチの中にほんのり香る戦争の影

勇作の初登場シーンで、勇作がぶった次のカットで形成逆転してんのおもろかった
俊三の手紙、ローマ字。「SOSです」和文タイプライターを持ってない…

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なかなか楽しめる作品だった。
形式的というか古典的というか、よくあるコメディといった感じ。
特徴的なのは戦争の影響によりでPTSDになったキャラクターが出るところ。
あと、医者が主人公のため生死に関…

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木尾
3.9

戦後の医者が開業1周年を記念して休診日にするが、その日に限って次々と患者が訪れてくるドタバタコメディ 風俗喜劇

メインのストーリーがあるわけでは無く、色々な町の人たちを診てあげる話になっていて、段…

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なお
4.2

むちゃくちゃ面白い!
ラストが希望的でほんとにいいんだ
群像劇は最後みんな集まらないとね
不可逆性が強いからこそ幸せにならないとって言うことをずっと言ってる
蛇足かと思った賭博一掃のシークエンスも人…

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3.5

1952年製作公開。原作井伏鱒二。脚色斎藤良輔。監督渋谷実。上映館の解説には、/一人息子を戦争で亡くした老医者は、医院のドアに“本日休診”の札を掲げ、看護師たちを慰安旅行に送り出すが、次から次へと急…

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私が好きな三浦哲郎の師匠、井伏鱒二が原作の映画でした。
井伏鱒二の昨品自体が初めてなのですが、コミカルで明るく、三浦哲郎とあまりにも違っていたので、まず驚きました。


舞台化したら、面白そうです。…

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木
4.5

休診なのに、次から次へと難題が降りかかってくるシチュエーションコメディの体。笑いながらも、戦争の影がしっかり描かれてるので、陰影のある奥深さ。軽妙なタッチだからこそ、ズシンと堪えるものがある異色の反…

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4.2

休診日でも求められれば診察を行うお人好しな町医者と周囲の人々。

混沌とした時代に助け合って生きる人々を描いた喜劇。

三國連太郎演じる戦地で心を病んだ帰還兵のぶっ飛んだ演技は素直に笑えず異彩を放…

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3.8
みんなつらい体験をしたという共通認識があるからこそ、人情や思いやりがそこら中に溢れてた時代。マニアやSOSなど、カタカタ表記を嬉しそうに使っているシーンも自由の象徴のようで印象的。
煙
3.5
井伏鱒二『本日休診』の格好のなかに、傑作『遥拝隊長』を落とし込んだ反戦映画でもある。院長の一人息子は戦死している。三国連太郎の足を掴んでさめざめと泣く婆や。

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