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コマンダンテ
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『コマンダンテ』に投稿された感想・評価

4.2
社会派オリヴァー・ストーンがキューバの独裁者フィデル・カストロに突撃インタビューを試みた政治的タブーを突破するドキュメンタリー映画にして問題作。

如何にもストーンらしく節操のないアプローチでカストロ・マニアが喜びそうなブン屋的発想の作り。時折流れるキューバ音楽や失笑を誘う演出もまた、ストーン印と言える。

あのマイケル・ムーア以上に下世話なタイプの記録モノなのだが、知られざる政治の闇の領域に突っ込んでいく貴重な映像的資料としては一見に値するドキュメンタリー映画。

正直フィデル・カストロよりも取材してるオリヴァー・ストーンの方が遥かに面の皮が厚くてインパクトのあるキャラだと思うのだが気のせいかなぁ?😆
イグナシオ・ラモネがカストロにインタビューした著書に「フィデル・カストロ みずから語る革命人生」があるが、私は、本作を同書の読後に鑑賞した。感想は、同書のダイジェストのような印象であり、カストロの入門としては、本作を見て、もっと詳細にカストロのことを知りたい人にはラモネの著書を薦めたい。キューバ史の背景知識があると、本作の内容の理解は深まるが、本作は100分しかないのでカバーされる範囲は狭く浅くならざるを得ない。

本作のイントロでキューバ革命は、「暗殺と破壊工作」が使われたと日本語字幕にはあるが、言語では「sniping and sabotage」であり、後者は適当だが、前者は「狙撃」とするべきで、「暗殺」は誤訳。カストロが大事にしている点としては、暗殺・拷問をしないという点である。カストロはバティスタの暗殺は可能であったが、手段として行わなかったとしている。カストロの戦略は、反動政府に対する戦闘・戦争としてゲリラ戦をとるが、非戦闘員に対しての攻撃や暗殺を行いわないのがキューバのルールであることが、ラモネの著書でカストロが繰り返し述べているところである。

映画ならではものは、過去の歴史映像の挿入や、キューバの一般市民のカストロ人気を示すインタビュー映像など。本作がカストロ批判が少ないとのことで、米HBOが放映を拒否したことはラモネの著書に書かれている。この批判を受けて、ストーンは続編「Looking for Fidel フィデルを探して」を製作した。同作品は、カストロの批判も「コマンダンテ」より厳しく、キューバが、2003年4月のキューバでの乗っ取り事件に際して、犯人に処刑を含めた厳罰に処したことを問題視して、犯人とストーン、カストロの対面インタビューも収録。これが、犯人側もカストロも極めて冷静に意見を交わしているのが印象的である(この作品はDVD化されていないが、YouTubeで全編が視聴できる)。
odyss
3.2
【カストロにインタヴューして作られたドキュメンタリー】

オリヴァー・ストーン監督によるドキュメンタリー映画。
キューバのカストロにインタヴューして作られている。 

カストロのある種の人間的魅力だとかカリスマ性はよく伝わってきて、その意味では面白いと思った。 

ただしカストロの話の内容は、政治家として当然ながら自分に都合のいいことしかしゃべってはいないわけだから、この映画での彼の発言を聞いて「なるほど、そうだったのか」と思い込むのはナイーヴにすぎる。

その点での用心も必要な作品。

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