カンヌ国際映画祭の"ある視点"部門で絶賛された、北野武の監督第4作。
「あんまり死ぬの怖がるとな、死にたくなっちゃうんだよ。」
『仁義なき戦い』のようなヴァイオレンス・ヤクザ映画を予想していたが…
きわめて独特なアート系映画だが、長回しが多いにも関わらず、そこに確かな意味と緊張感が感じられ、退屈しないのが非常に優れている。
また、静と動、生と死のコントラストが鮮やかで、久石譲の音楽がシンプル…
そこまではまらなかったのは、これをやったら喜ぶだろという媚びを感じてしまったから。この辺り、作品を見れば見るほどわかってきてしまう弊害。
脱構築的な展開も、もはやそれがデフォルトになるとマンネリ化…
とにかくカッコいい。
主人公は人の生死にも女の裸にも過剰に反応しないし、演出としてもバイオレンスなシーンと仲間とふざけ合うシーンが同じ温度感で淡々と進んでいく。そういった温度の無さがカッコよさである…
北野武監督作品初鑑賞。
ヤクザのイメージが強かったけど想像していたよりもずっと人間の内面を映したものだった。
こんな映画を撮る人だったのか。
説明しきらない表現や同じBGMを使い回すところがなんとな…
綺麗な色彩。色が映えて絵になる。
不穏な緊張感、心の底から楽しめない不安感、何にも知らずに見たけど絶対幸せにならないんだろうなってのがひしひしと忍び寄る。
死が近い、すぐ撃つんすよ、それ人死ぬやつで…
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