クールなバイオレンス。
人が死ぬけど誰も悲鳴をあげない。
思ったよりのどかで笑える。(ヤクザ映画の見過ぎで耐性ができた?)
菊次郎の夏とアウトレイジを先に見てしまったからどうしても既視感があり、期待…
たけしは真っ昼間に感じる底知れない虚無と恐怖を表現に落とし込めるところがめちゃくちゃ好き。当時のたけしに希死念慮があったか分からないけど、死を連想させる言動が散りばめられてて、たけしの不安定さを連想…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
死が怖かったら死にたくなっちゃう
村川が死に向かうまでの異様なまでに明るい日常。ヤクザ映画らしく組織抗争の程をなしているが実際は個人的な人生の問題
人が撃たれるシーンが大体目の前からの切り返しなのが…
たけし映画4作目。
数年振りに見直した。
緊迫した状況のはずなのに
沖縄の美しい海の浜辺で無邪気にたわむれるヤクザ達。
いつまでも続いて欲しい、なんの負の要素もない平和でゆったり流れていく時間が…
主人公の狂気を見せる浜辺のシーンはほんとに手に汗握るし、相撲をするシーンは映像的にも構成的にも面白い。
静と動の、間の取り方に監督の作家性がでていて、彼の死生観が、彼だけのやり方で映画という媒体を…
北野武の監督4作目。「 あの夏、いちばん静かな海。」は速攻で良さが分かるが、本作や「3-4X10月」は数日考え込んでしまう。人間の生き方としてのけじめ、価値観というところまで追求しているように思える…
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