北野武には拘束された時間が必須な要素としてあると思う。
菊次郎でも、本作でも、8-10×でもそこには退屈な時間が流れていて退屈は如何に潰すか永遠に北野武は暇つぶしをしている気がする。
だからこそ…
ヤクザの組同士の抗争に巻き込まれて破滅していく男… というストーリーの骨格はあるものの、全編を覆う「もはや生きる事に価値を見出せなくなった男の死ぬまでの暇つぶし」にしか見えない映像の羅列は、当時の北…
>>続きを読むビートたけし大好きヤクザ映画。
リアリティのあるヤクザ,マフィア映画とは違い、芸術構成で魅せる狂気のエンタメヤクザ映画です。
北野武監督は相変わらず「間」「静」「動」の美学が凄まじい。
映像的に…
このレビューはネタバレを含みます
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