片岡義男の原作を、東陽一が脚色・監督した傑作。東の一連の「女性映画」と違い、男の側から描いたことが成功の要因。樋口を単純に悪妻として描かなかったことで、感情移入しやすくなった。草刈も「汚れた英雄」の…
>>続きを読むスポーツインストラクターとOL兼娼婦の夫婦によるアンニュイな会話と、バブル前トキオのハイセンスな生活を楽しくみてたら、後半は一転して女性の自立とは何かをみせる東陽一流フェミニズム映画に。草刈正雄と樋…
>>続きを読む樋口可南子の絵画のような佇まいと美しさばかりじゃなく、草刈正雄のカリスマ性無くして成立しないかと…
夫婦の自立なんだけど、誰一人駄々をこねないし涙を流さない。他人には見せないけど泣きたくなる感じ。大…
草刈正雄が去っても映画は終わらず、ひとり残された樋口可南子がそれまで依存してきた男性(世界)との関係を断ち切るかのように大型バイクに乗りはじめる終盤、もちろんそれは草刈正雄を追いかけるという目的があ…
>>続きを読む樋口可南子は並べられた31枚のクレジットカードを見て「きれい」とうそぶく、それならと始めた副業は一晩15万。胸騒ぎを抑え込もうと筋トレに励む草刈正雄のベランダにはカラス。手製のパスタを旨そうにズルズ…
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